2018/11/02

リフレッシュ休暇でロンドンへ:DAY-6 ロンドンからウィーン編

2度目のガトウィック空港
2時間前にはガトウィック空港には着いておきたい、3時間前でもいい。
というところから逆算して、9時にはホテルを出発する。
アールズコート駅からディストリクト線でビクトリア駅で下車、ガトウィック・エクスプレスのホームへ向かう。
ガトウィック・エクスプレスのチケットは初日に往復チケットを購入済み。
30日以内ならいつ乗ってもいいようだ。
ガトウィック空港には10時前に到着。
出発2時間半前だ。

ウィーンでの2泊3日は身軽に行きたいので、キャリーが付いている大きい方の荷物を預けることにした。
帰りの便もガトウィック空港だし。
ウィーンに持っていくのはデイパックとユニクロ・ジャケット。
あと、友人へのお土産もバックから出して潰れないように、でも、汚れないように。
荷物を「Left Luggege」の店内でバッグをX線に通して有料で預ける。
受け取りは明後日だから、3千円くらいか。
もし、預り証を失くすと別途費用がかかるよ、と係の人に念押しされたので、ねんのため、スマホで預り証を画像にも収めておく。

LCCでウィーンへ
飛行機はLEVELというLCC、ウィーンまで2時間で往復1万3千円。
チェックインはスマホから3日前に行っているので、 出発前の手荷物検査を受けるだけ。
ここも無事通過。

閑話休題。
一連の記事に「無事」って言葉が多いけど、なにせ外国でなにもかもが初物で、うまくいくかどうかわからないから不安なのよね。

しかし、電光掲示板を確認するもまだ搭乗ゲートが決まらない。
出発45分前にINFOするという。
出発まで時間もあるので、搭乗前にランチにする。
いくつもある飲食店のうちオーダーしやすい店にする。
しかも、ハンバーガー。
でもお店のイチオシ。

ランチも無事済ませて電光掲示板の前でずーっと立っていると、出発30分前になってようやく決まる。
10番ゲートだ。
何人かが一斉に動き出す。
同じ便かな。
搭乗ゲートでは、チケットとパスポートのチェックがある。
EU圏外の僕は他の乗客より少しだけチェックの手間が増えるようだ。
チケットにはグループの番号が振られていて、グループ毎に搭乗して機内の混乱をさけるしくみだ。
日本だと搭乗は「何列目以降のお客様」とボードをかざしたりアナウンスしたりするが、予めグループ分けされているとお互い楽ですね。

出発は15分ほど遅れる。
でも機長のアナウンスでは、ウィーンには時間通りに着くんだとさ。
機内では前の夫婦の旦那のほうが、きゅうりだかピクルスだかをかじってる、自然にかじってる。
ヨーロッパだねぇ。
機内でスマホの時計を1時間進める。

機長の言うとおり、時間通りにウィーンに着く。
出発遅れも織り込み済みってやつだ。

ウィーン国際空港のイミグレは、非EU圏の列に並び、入国審査では特に質問もなく、パスポートを見せるだけで無事通過。

ウィーン市内のウィーン・ミッテ駅までCATという特急に乗る。
自動販売機で往復チケットを購入。カード払い。
駅に改札はないが、車内で検札があった。
ウィーンミッテ駅には17時に到着。
ここから宿まで15分のはず。
友人との夕食の時間は18時。
結構な綱渡り。
Google Mapsを相棒に駅を出る。
最初は駅の反対側に出てしまったのに気づいて、駅を横断して逆の出口から出る。

貸し部屋
17時13分には貸し部屋のビル前に無事到着。
ストリートビューで見たとおりだ。
前日にメールでお知らせされた、建物への入り方の手順に沿って鍵を受け取って中に入ることにする。
  1. 建物入り口横にある左から5番目のボックスを開ける、ダイヤルの暗証番号はXXXX。
  2. フタを開けると鍵が入っているので取り出す。
  3. ボックスのダイヤルを回して番号をランダムにする。
  4. 小さい方の鍵でドアを開ける。
  5. 廊下を真っすぐ行って、突き当りを右へ行き、リフトに乗って5階へ行く。
  6. 貸し部屋のサインがある方のドアの鍵を大きい方の鍵で開ける。
  7. 5番の部屋が私の部屋なので、大きい方の鍵を2回左に回して開ける。
  8. 開いた!
広くて清潔で白い素敵な部屋。
バス・トイレも広くオイルヒータ付き。
洗濯物もすぐ乾きそう。
独り占めにするのはもったいないですね。
荷持を置いてしばらく部屋を詮索して約束の時間の20分前に部屋を出る。
レストラン「Restaurant Meissl & Schadn Vienna」までは10分で到着する見込みだ。



貸し部屋から出られない
部屋を出てさっき通った廊下を逆に進む。
扉を開け5階の廊下に出る。
リフトに乗ってグランドフロアに向かう。
リフトを降り、右に出て、突き当りを左に進む。
その先が外界への扉。

ドアに小さい方の鍵を回してドアを押す。
開かない。
鍵を回す方向が逆だったかな?
逆向きに回す。
ドアを押す。
開かない。
何度か繰り返しても開かない。
力づくで押して見る。
ドアに体重をかけてみる。ドーン。
開かない。
まずい、まずい。
約束の時間が迫ってる。
というか、そもそもどうやってこの建物から出ればいいのだ?
表を歩く人に助けてもらおうか? (その人は鍵も持ってないのにどうやって?)
オーナーに電話する?
トラブルの切り分けを行うには、原点回帰、もう一度最初からやってみるんだよ。
鍵をニュートラルの位置に戻す。
そしてドアを引いてみる。
開きました!
ええ、開きましたよ。
ドアノブに手をかけて、ドアを「引いて」開けるまでに5分はかかったかな。
血の気も引いた長い長い5分だった。

ウィーンの友人とシュニッツェル
約束の時間に間に合って、テーブルに案内される。
友人を待ってると、程なくやってきた。
とりあえずは名物だという顔より大きい牛肉のカツレツ「シュニッツェル」(Schnitzerl)と美味しいウィーンのワインをいただく。
お店も、観光客があまり来ない、でも、美味しい店を職場で聞いて予約してもらったらしい。
2時間ほど話をする。



食事がおわり、ウィーンの街を30分ほど案内を兼ねて散策してくれる。
ウィーンフィルの本拠地、楽友協会、オペラハウス、シュテファン大聖堂などなど。



JAZZLAND
お薦めされたジャズのライブハウス「JAZZLAND」まで連れて行ってもらう。
ここが今日の終点だ。
ウィーンは現金払いが多いと友人から聞いていたので、受付で入場料の支払いがカードが可能かどうか確認する。
すると、現金払いだという。
入場料20ユーロ、ドリンクは別払い。
あいにく、私は現金を持っていない。 友人から40ユーロをお借りする。
感謝です。
明日の待ち合わせを確認して友人とはここでお別れ。

受付で20ユーロ払って、カウンターで無事ビールを頼んでライブの開始を待つ。
ライブは年配の女性ボーカル、Marianne Mendt という方で、声に力強さと張りがあって、かといって歌に酔ってることもなく、要するに歌がべらぼうにうまい。
曲間に隣で飲んでたオーストリア人おじさんに聞くと、とても有名な人で今は後輩の指導にあたっているんでライブにはめったに出てないんだ、とのこと。
どうりで客席は年齢層が高くて、しかもほぼ満員だ。

1セット終わって22時を過ぎていたので退散する。

友人に借りた40ユーロが僕を助けてくれるのを知るのは明日の朝だ。

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