2015/03/15

成年後見人申立 (04) - 申立当日のその後

成年後見人の申立が完了して、私の素敵な奥様にミッション・コンプリートの連絡を入れ、実家へ向かう。
母親がいれば、申立完了の報告と昼ごはんを一緒に食べながら生活の様子を伺う算段だ。

実際のところ、母親は実家にいたので、甥っ子がアルバイトをしているという食堂へ足を運ぶ(車で移動したのだ)。
甥っ子はいなかったが、注文の品が来るまでの間に、母親が「運転免許証を返納してきた。代わりにこれをもらった」と言う。高齢者の免許返納者にバスなどの割引インセンティブがある「運転経歴証明書」だ。見た目は運転免許証そっくりだし、免許番号は引き継がれている。

彼女は覚えていたよ、運転免許証の返納を促したことを。
彼女は自分で考えて行動したよ、自分でよく知っている地域まではバスに乗れたよ。
そのあとはタクシー任せだったらしいけど、帰りのバス代が半額になっていたのにびっくりしていたけど。

いやいや、これを見た時、落涙しそうになったよ。
表情をごまかすために、自分を育ててくれた親なんだけど、褒めてあげた。

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画像は再三登場の猫(♀8才)。
妙齢の気品が漂っているようにみえるのは親バカだからだろうか。

2015/03/14

成年後見人申立 (03) - 申立の実際

申立の資料を集めるにあたっては、家庭的にも親戚づきあいでもいろいろあった。まぁ、何かと大変だった。

ネットワークビジネスと車の運転禁止
申立の資料を集めているさなか、実家に見慣れない箱を私の素敵な奥様が見つける。
通帳には覚えのない引き落としがある。
この2つの点ををつなぎ合わせる線は、母親宛の通信販売、というよりネットワークビジネスのようだ。
ということで奥様が早速、コールセンターに電話をして、事情を把握し、事実確認のため紹介者も教えてもらう。
母親に契約の事実や紹介者を問いただしても全く埒が明かない。隠しているのではなく本当に知らないようだ。もう、後見人のような仕事をするはめになった(実際にやったのは奥様だが)。
本人の同意を得て、奥様が解約の手続きを行った。

また、車の運転も禁止するよう説得した。そもそも「認知症」と診断された暁には免許を取り上げられる。
公安に行けば「運転経歴証明書」なるものと引き換えてくれて、バスなどが割引になるよ、近所の先輩にそうしている人がいると諭したのだ。
本人は、移動の自由は確保したかったらしいが、先日の父親の自損事故を目にした時から、態度が軟化し始めた。

申立(受付)
さて、成年後見人の申し立ては、家庭裁判所に日時を予約しなければならなかった。那覇家庭裁判所沖縄支部では毎週金曜日の午前9時と午後1時の2回と決められている。

3月初旬予約をとって、揃えた資料と前日の仕事から帰宅後の夜に3時間かけて手書きした資料を抱えて伺った。
時間は9時。
まずは、受付は、前回の担当者。2名で回しているっぽい。
資料を受け付けてもらった後、専門の担当で審査するので待つようにとのこと。
手続きにかかる費用は5,320円。
事前に用意したその5千円分の切手や収入印紙等指定されたものを受付時に他の資料と一緒に提出する。

申立(書類審査とDVD鑑賞)
しばらくすると、その専門の担当者からインタビューを受ける。
このインタビューはあとで手引書を確認すると「書類審査」とあった。
資料が揃っているか、資料の中身に不備がないかを確かめるのが、 彼の仕事だろうけど、母親と私は同居ではないので、毎日の世話や保護、いわゆる「身上監護」ができるのかどうかが気になるようであった。
 この時点で、私が提出した資料は、ファイリングされ、審査人はそれを見ながらインタビューするので、A4統一、綴じ代余白確保の指定は理解できる。理由を明記すれば、もっと協力しやすいと思う。
この書類審査は30分で終了。
次は、DVD第2弾。これも裁判所のサイトにある(こちら)。
親族や弁護士などでない市民の後見人がいることを知る。
これは35分。

申立(事情聴取)
しばらく待った後に、同じ建物内でフロアを変えて個室で2回めのインタビュー(事情聴取)となる。
二人目の担当者(たぶん何か資格があると思うのだけれど)は、ファイリングされた資料を見ながら、チェックシートに沿ってインタビューが続く。
私の年収など突っ込んだ質問もあった。
精神科医による鑑定を行うことになるとのことで、別途連絡があるとのことだった。
最後に、「財産管理」と「後見監督」の内容を理解し、約束を守るとという「成年後見人候補者確認書」に署名して、そのコピーをもらって終了。
時間にして、インタービューで45分、コピーの待ち時間含めて最終的に12時過ぎに終了した。

家庭裁判所では、体にやや不自由を持つ人が何人かいた。
頭脳で勝負しているのだな。

これで、後は裁判所の審判を待つばかり。
1ヶ月以上はかかる見込み。

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画像は我家の猫。
性格は至って穏やかで、人間どもの悪気のないイタズラを咎めることもなく、いろいろ我慢していることがあるように思える。
しかし、時々気に入らないことがあると、人間から見えるように聞こえるように爪とぎを始める。あてつけである。
本音隠して意志隠さずの諺の通り、彼女は気に入らないことに対して容赦はしないのだ。
そしてそれが、精神のバランスを保ち、自分の身を守る方法でもあるのだ。

2015/03/13

成年後見人申立 (02) - 申立の準備

前回の続き。

成年後見における財産管理も身上監護も、ペットの猫の面倒を見るのと同じではないか?
ほんとうか?

申立準備開始 (家庭裁判所訪問)
もの忘れ外来での診察の翌日には、私の素敵な奥様が最寄りの家庭裁判所を訪れて、事情を説明した上で成年後見人を立てるための手続きはどうしたら良いのか伺う。
候補となる人(私)を連れてもう一度来てくださいということで、年末年始の期間を挟んで受診から1か月後の1月中旬に仕事を休んで奥様と2人で伺う。
認知症の診断は出ているのかなどを聞かれて、「成年後見人とは」というようなDVDを見る。裁判所のサイトに動画が置いてあった(こちら)。
その後、これから必要となる書類の説明があり、申立までに揃えておくようにとのこと。
説明を聞き逃さないよう集中しつつも、家庭裁判所って、毎日代わる代わる異なるトラブルを抱えた人たちを扱うのだから、その中で自分を見失わずに人間性をキープするのは大変だろうなぁ、という感慨に浸る。

申立準備 (資料集め)
さて、用意しなければならない資料は次の表の通りで、番号を振って、チェックリストとして機能させた。
項目の中には、本人に該当しないものも含まれているし(3-3の精神障害者保健福祉手帳)、同時に成り立たないものもある(6aの不動産(全部事項証明書)と6b不動産(無資産証明書)など)。そういうのは揃える必要はない。

6の財産目録と7の収支表は、申立の必須資料ではないはずだが、那覇家庭裁判所では求められる。
これは、財産目録と収支表の作成能力を計ることで、候補者の適性を見る、無駄な申立を削減する、などの効果を見込んでいるからと思うが、どうか。
資料を集める中で、年金証書が見つからないとか、いろいろ証拠書類が母親の手元からは見つからず、なかなか時間がかかる。そもそも証拠書類をきちんと管理できているのなら、 後見の必要はないので、これから資料を揃えようとする皆さんは心してかかるべし。

私の素敵な奥様の活躍もあって、手元にない資料(年金証書とか)を再発行させたりして、1ヶ月かけて、総数40枚位の資料になった。
しかも、その書類のサイズ指定(A4縦)やコピーの余白などの指定がうるさい。でもそれには事情があるようだ。次の記事で述べる。
ちょっと苦言を呈したいのは、基本的に手書きを想定しているところ。
今回は、手書きするネタは事前にPCに書いておいて、清書はそれを見ながら手書きしたので、その手書きに全部で3時間ほどかかった。
手書きでなく、PCのフォントで印刷されたものを使えば、スキャンしてOCR機能を使ってテキストに起こすことも難しくはなく、保存に際しての電子化も容易である。
ここはなんとかしてほしい。

書類対象取得先、記入者
1-1.後見開始申立書申立人(私)記入する
1-2.戸籍謄本本人(母親)市役所
1-3.住民票または戸籍附票本人市役所
1-4.登記されていないことの証明書本人法務局
1-4a↑ 戸籍謄抄本等親族を関係を証する書面後見人候補者(私)市役所
1-5.住民票または戸籍附票後見人候補者市役所
2-1.申立書附票申立人記入する
3-1.診断書(成年後見用、家裁提出用)本人病院
3-2.鑑定に関する連絡表本人病院
3-3.精神障害者保健福祉手帳他本人市役所
4後見人候補者事情説明書後見人候補者記入する
5親族同意書

5a親族同意書1配偶者(父親)配偶者(父親)
5b親族同意書2親、子、兄弟親、子、兄弟
5c親族同意書3親、子、兄弟親、子、兄弟
5d親族同意書4親、子、兄弟親、子、兄弟
5e親族同意書5親、子、兄弟親、子、兄弟
5f親族同意書6親、子、兄弟親、子、兄弟
5g親族同意書7親、子、兄弟親、子、兄弟
5h親族同意書8親、子、兄弟親、子、兄弟
6財産目録後見人候補者
6a不動産(全部事項証明書)本人管轄の法務局
6b不動産(無資産証明書)本人管轄の法務局
6c預貯金(通帳の写し)本人
6d生命保険(保険証書の写し)本人
6e有価証券(取引残高報告書)本人
6f有価証券(お預かり残高等明細)本人
6g消費財産(借金:ローン契約書又は借用書)本人
6h消費財産(支払明細書)本人
7収支表後見人候補者

収入内容を証明する資料

7a年金証書の写し本人
7b年金振込口座通帳の写し本人
7c恩給等の支給に関する写し本人
7d軍用地代に関する書類本人
7e確定申告及び収支内訳書(不動産収入ありの場合)本人
7f給与証明書本人
7g特別弔慰金の支給に関する書類本人
7h生活保護に関する保護決定通知書本人

支出内容を証明する資料

7i施設利用料、入院等の領収書本人
7j健康保険料納付書本人市役所
7k介護保険料納付書本人市役所
7L固定資産税納付書、県市民税の通知書(公租公課)本人市役所
7m地代・家賃等の領収書本人大家
8親族関係図後見人候補者作成する


(参考) 成年後見人制度の考え方
冒頭の問いかけの正解は、人には権利があるが、猫には権利がないので、同じではない。
次の資料には、裁判所の手引書等では分かり得ない、後見人制度に関する周囲の情報について肉付けされていて、とても参考になる。
例えば、35ページには以下のようにある。
[3]成年後見制度
(1)成年後見人等の役割と職務
新しい成年後見制度には、3つの理念がある。1つは自己決定の尊重。基本的に自分のことはなるべくその人の意思に任せて、その決定したとおりに実現させてあげようということ。2番目は残存能力の活用で、もしその人にまだ判断能力が少しでも残っていたら、その能力をできるだけ活用して、できることは本人にさせようということ。そして3番目はノーマライゼーション。これは、 意思能力に問題があるからといって施設等へ入れて社会から隔離しておこうということではなく、 なるべくそれまで生活してきた環境の中で、今までどおりの生活をさせてあげるという考え方である。
「新しい成年後見制度」とは2000年4月から施行した現行制度のこと。

続く。

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画像は我が家の猫。
彼女には財産と呼べるものが、美貌と愛嬌と家来(人間ども)くらいしか無いのだよね(十分だね)。


2015/03/11

成年後見人申立 (01) - そもそも

実家の母親が、昨年12月に認知症(アルツハイマー型と血管性)と診断されたのをきっかけとして、このたび彼女の「成年後見人」の申立を行った。
私がその後見人の「候補者」(=後見人になろうとする人)である。
つまり、私が、彼女に成り代わって財産を管理し(財産管理)、彼女の世話(後見=身上監護)をすることを法律で認めてもらおうということだ。
まだ、家庭裁判所から後見人として認められてはいないが、いつかどこかの誰かの役には立つと思うので、以下は成年後見人申立までの備忘録として記す。
もっとも、「いつかどこかの誰か」というのは大概の場合は未来の自分だったりするのだけれど。

「?」な行為のはじまり
昨年のお正月、母親の実家(僕のオジーとオバーの家)の訪問と初詣の帰り道、車の後部座席の母親から「ここどこね?」と辺りをキョロキョロしながら、私は宇宙人にさらわれた人類、のような態度を取ったのが僕にとって初めての「?」であった。
続いて、昨年夏ごろの叔父の葬儀の時、叔母に呼ばれて「あなたのお母さん、XXXでXXXということがあって、それにXXXもあったし、XXXでおかしいから、一度医者に脳を診せなさい」と言われたのが後押しの一打。
脳を診せる?
叔母の話を具体的に要約すると、母親は、何度も来たことがあるはずの叔母の店がわからなくて店の前を車で行ったり来たりしたり、店に財布を置きっぱなしにしたり、赤信号を無視したり、友人を車で轢きそうになったり、がここ1年位連発しているので、しかるべき専門医に診断してもらうべきだ、ということだった。
その後も、日常生活を送るのは問題なさそうだけれど、しばらく行っていない場所へ車で行き迷子になったり、孫の名前と歳が一致しなくなったり、実家から帰るときにおみやげを自分で包んでくれたのに、その包を指して「これ何?」(今さっきあなたが包んでくれたものなんだが…)、などなど「?」と思う行為が続く。
受け答えはしっかりしているから、なんか変だな、という違和感を感じながら相対していた。
ああ、思い出した。一番びっくりしたのは年金収入月額12万円のところ、合計月額8万円の模合に複数入っていたことだ。当然、食費やら、光熱費やら、ガソリン代やら、交際費やらで手持ちの現金が足りなくなって、ついには私に何度か借金の申し込みがあったのでこの多重模合参加が発覚したのだった。収支計算ができていないのではないか?
彼女のお金の管理能力が非常に心配である。

医師の診断
叔母の強力なプッシュも有り、早速、専門家に診てもらうべく調査開始。
母親の住んでいる市では特定健診の一部として「脳ドック」に補助金が出るので、それを利用して受診してもらった。
手続き、付き添いは私の素敵な奥様に全部やってもらった。
「脳ドック」は人気があるのか、補助対象医院の「もの忘れ外来」の予約がとれたのが、昨年の12月中旬。
受診の結果は、長谷川スケール(長谷川式認知症スケール)で13点で中程度からやや高度の認知症とのことであった。(30点満点で20点以下が認知症の可能性が高いと判断される)
私の奥様いわく、脳のMRIも撮ったらしく、脳に隙間がハッキリあったそうだ。
最終的にアルツハイマー型と血管性の認知症と診断結果が出た。
診てもらった医師から「成年後見人」を立てることを強く推奨される(奥様談)。

うーむ、認知症か、しかもアルツハイマーか、と少々ショックを受けながら、これまでの「?」的行動に解を得られた気がして、前を向くことにした。
つまり、この診断をきっかけに、財産管理能力への疑いもあって、成年後見人について調べることになる。
続く。

(追記 2015/3/11)
脳ドック補助金は私の勘違いで、「脳ドック補助金」は、今年度はすでに定員オーバーとのことで、機転を利かせた私の素敵な奥様が「もの忘れ外来」に誘導した、というのが真相であるとの指摘が奥様方面からありました。訂正します。

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画像は実家の母親に餌をねだりに来るイソヒヨドリのオス。メスも来るがオスのほうが積極的で距離が近い。
子育ても軒下でしたそうだ。
このイソヒヨドリ夫婦にパンくずを与えることが母親の癒しになっている。

2015/03/07

テーブルの修理 (KVIST社のJIVE)

我が家のテーブルは結婚の記念に購入した "Kvist" というメーカーの "JIVE" というもの。
ボートのように両端が細くなった形をしている。
以前にちょこっと紹介したことがある(過去記事)。

このテーブルの上でノートPCを常用していたところ、集成材に隙間ができ始めて、その度に家具屋(ROBOTZ)さんに修理してもらっていた。
実は、今回が3回目の修理。
ROBOTZさんは、以前に2号(♀10才)の小学校就学祝いとして姿見を作ってもらったことがある(過去記事)。

1枚目、工房にて修理完了の様子。
蝶ちぎりが多数埋め込まれている。
でも表からは見えないように工夫してもらっている。
明るい色の蝶ちぎりが今回埋め込んでもらったところ。
一気に倍増、うーむ、満身創痍だなぁ。
前回の修理の時に両端に真っ直ぐな板も埋め込んでもらっている。これはよく効いているとのこと。
次に修理が必要になった暁には、より抜本的な外科手術を施すこととなった。


2枚目、工房の「木曜日」という名のワンコちゃん。
木曜日に木工所に現れたから名付けました、とのこと。
モクちゃんと呼ばれていて、人懐っこい。
子どもたちは、この犬に会いに一緒に来たようなもんだった。

3枚目、天板裏のシール。
"Kvist Mobler A/S - Siggardsvej 2" と読める。
"Kvist Mobler A/S" が会社名で、"Siggardsvej 2..." 以降は住所のようだ。
Kvist社は、今では業態を変えてしまって小売はしていないようだ(Kvist.com)。

ちなみに、デンマーク語で "kvist" は屋根裏部屋のことらしい。
4枚目、工房から引き取って、無事家に迎え入れ、子どもたちに脚を取付てもらっているところ。
木組みにこだわらずに、要所要所でボルトやナット、ネジも使っていて、こういう風に分解、組み立てができるので、大人の男性1人だけでも持ち運びができる。天板はさすがに重いけど。

この "JIVE" のオリジナルは、海外のオークションサイトにあった(こちら)。
ウチのは、オリジナルより幅、長さ、高さともに、一回りサイズを小さくして、足の位置も変えられている。日本用にアレンジしたのかな。


5枚目、無事帰宅の図。
2週間ぶり、やっとだぜ。
裏とはだいぶ板色の趣が違う天板表面は、オイル仕上げ。
我が家では、入手のし易さ、安全性、揮発性あり、ということで。ジョンソンのベビーオイルを常用していたのだけど、ロボッツさんではリボスのオイルで仕上げていて、仕上げの際に今まで見たことのない色が浮き上がってきて心配になったらしい。
ベビーオイルを使っていると話したら、種類の違うオイルの反応でしょうか、ということだった。


このテーブルに限らず、修理できるものは修理して長く使えるようにしたい。
もちろん、自分で修理できるものは自分でやりたいのだけど、手に負えないものは今回のようにプロの力を借りるのである。
メンテナンスしたり、修理したりっていうのは、文化の一部だし、趣味としてもいいものだと思うのだよね。

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画像はiPhone6で撮影。

2015/03/06

エディックス 3回目の車検

つまり、7年目に突入。
早いな。

走行距離は8万km。
これまで1年1万kmのペースでメータを刻んできたのだけど、半年ほど前から実家の両親の透析と介護に私の素敵な奥様があたってくれていて、自宅と実家の往復で距離が伸びた。

車検による実施項目は次のとおり。
破損による交換
  • ロアー・ボール・ダスト・ブーツ (前回も交換しているが、場所が同じかどうかは不明)
定期交換 (参考:ホンダの交換部品サイト)
  • エンジンオイル (1年毎)
  • オイルフィルター (車検毎)
  • ドレンプラグ、ワッシャー
  • ブレーキオイル (車検毎)
点検
  • ブレーキパッド残量
  • タイヤの溝の深さ
  • その他
期限前の早めの車検したことへのサービスということでボディーコーティングとオゾン脱臭が無料で追加され、自動車重量税、自賠責保険料等諸経費含め合計10万円弱。

自家用車の減価償却期間は6年というけれど、昨今の品質を見ると短すぎる。
こちらとしては15年は乗るつもりなので、折り返し地点に来たか、というところ。


2015/03/02

ホシザキの食洗機JW-12Aのドアシール交換(水漏れ修理)

我が家の食洗機はホシザキ電機のJW-12Aというものである。
2005年12月に家庭用機器から撤退(プレスリリース)したので 、今となっては貴重な存在とも言える。
(過去の製品はHPに載せていないようだ)
というか、導入後1年持た立たないウチに製造中止で後継機もないので、ちょっとがっかりしたことを覚えている。

その食洗機が、しばらく前から水漏れが発生するようになって、友人がホシザキに勤めていることもあって、彼を経由して修理をお願いした。
ちなみに
補修用性能部品の最低保有期間は、当製品製造打切り後9年です  (2005年12月製造打ち切り)
とのこと。

1枚目、本体正面。
購入から10年になる。
給湯器からの熱々のお湯(我が家では60℃)でお湯を直接中に取り込んで洗浄、すすぎをするのが一番の特徴。
乾きが早いので洗浄開始から5,6分で皿などを食器棚へしまうことが出来る。
2枚目、中を開けたところ。
中に見えるラックはもうひとつあって、交互に使うことができる。
1回めのすすぎの残り湯を2回目の洗いに使うことで、お湯の節約と連続運転が可能になる。合理的である。
3枚目は、本体側の展開図?
41番の部品が劣化していたらしい。
中に入り組んだところにあるので、通常は目視できない。
保守の方も、あまり経験がないためか、原因究明には少し時間を要していた。
都合2回来ていただき、1回目は原因究明、その後部品発注ののち、2回目で交換となった。
4枚目、補修部品のドアシール(交換後、劣化して形が潰れている)。
2個とも交換してもらった。
保守の方に「これは消耗品だから、(補修部品があれば)次は10年後ですね」と言うと、笑って「僕はいないかも!」と明るく答えてくれた。
修理中も説明は明るく丁寧で総じて気持ちのよい方だった。

食洗機もガンガン動いてくれて、一安心。

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