2011/08/27

今年最初できっと最後のゴーヤー

画像は今年最初のゴーヤー。
撮影は2週間近く前の8/14。
5月の終わりに来襲した台風2号で今年植えた苗が全滅し、これは、去年のこぼれ種から芽を出してきたもの。
立派に育った。この他にも三つほどあるが全然大きくならない。
去年は毎日食べても食べられないほど豊作だったのだな。
農業の大変さを思い知る。

2011/08/24

嘉手納基地の1周は18km


大きな地図で見る

以前、嘉手納基地の周囲はどのくらいの長さなんだろう、ふと疑問に思って試算したことがあった。
嘉手納基地を円に見立てて、半径を適当にとって円周を計算する。
その時の推測値は大体20km。

さて、Google Mapsのルート・ 乗り換え案内から、A地点とB地点の距離と所要時間が見積もれる。手段は車、バス、徒歩。
国道58号線と国体道路(県道23号線)の交差点付近をA地点としてその近傍をB地点、それだけだと最短ルート(数m)でつながってしまうので、ルート変更を行う。
結果、周囲の距離と所要時間は、車で18.4 kmと42分、徒歩で17.5 kmと3時間37分であった。

車と徒歩の距離差は何か?
ルートは左回り(反時計回り)に設定、車は左側通行なので、歩道と左側車線との距離の差かなと推測した。車線の方が外側なので距離が伸びる。
もう一度その周囲の距離を円に見立てると、半径(=円周/2π)はそれぞれ2.93kmと2.79kmとなった。
その差は143mで、思いの外大きい。
Googleの算定方法の違いがちょっと思いつかない。

次に、面積(πr^2)は、徒歩の2.79kmを半径とすると、24.4km^2。
これは、沖縄県の市町村のなかでは中位(42番中23番目)に位置する。平成の市町村合併が無ければ更に上位に位置する。
比較資料はWikipediaからひっぱてきた(沖縄県市町村の面積と人口)
県内人口第4位の浦添市(19.70km^2)より広い。
と思ったら、Wikipedeiaの嘉手納飛行場に「総面積は約19.95km²」 とあった。
円周にでこぼこを作ると、周囲長は大きくなるが、面積が小さくなることになるので、その通り。
いずれにせよ、結構贅沢ですね。

2011/08/16

夏休みの朝はラジオ体操で始まる 2011

朝、6時半からの自治会の子ども会主催のラジオ体操が行われている。
もう4回目の記事となった。
夏休みの朝はラジオ体操で始まる
夏休みの朝はラジオ体操で始まる 2009
夏休みの朝はラジオ体操で始まる 2010

今年は2号(♀6才)だけが結果的に参加。
1号(♂11才)も3号(♀3才)も起きられない、というか起こしていない。
1号は自主性にまかせ(早起きする約束なのだが、親が起こすのはどうか)、3号は家庭の平和のため(嘘ですが、本当です)。
そういう2号はというと、なかなか起きられなかったりするので出席率は50%程度。

画像は、夏休み初期の7/26で、いまではその時の2/3程度に減っているが、特にご褒美もないのに、まだまだみんな頑張っている。
体操のお手本となっている子ども会の父兄や、横断歩道で黄色い旗を持ってい車を制止してくれる大人たちの支援があってこそ、いやいや、子どもたちは子どもたちで、友達と会うのがなんか楽しいのだろう。
子どもたちの朝の社交場。

猫、暑いので

うちの猫(♀5才)は、こちらでもちょこっと書いたように、私の素敵な奥様が大好き。
夏の昼間の居場所はキッチン横と決まっている。それにここは南風が通るのだ。

猫は通常の口呼吸に加えて、足の裏で汗かいて暑さをしのぐらしい。
そこで、猫なりの暑さ対策は、画像のような寝相の工夫。
そもそも体が小さいので(表面積に比べ体積が小さい)、体温調節するまでの機能はないという意見もあるが、この画像見ると風の通り道に足の裏を向けて汗を蒸発させているのではないか?と思う。

この寝相、独身Ladyとしてはどうかと思うが、毛皮をまとっているわけだし、この姿もしょうがないか。

2011/08/09

台風9号(MUIFA)、去る

台風9号(201109号:MUIFA)は、沖縄本島付近を46時間もゆっくりと暴風域に巻き込みながら去っていた。
台風2号(201102号:SONGDA) に比べると、瞬発的な威力はそうでもなかったが、時間が長がった。
横軸を時間、縦軸を風速や雨量や被害額として積分すると9号のほうが大きいのでは。

仕事も総力戦で16時間が2回、一度は深夜~明けまでで、まだ後遺症で眠い。
仕事が絡むと台風は大変厄介だが、個人的には実はわくわく。島に水も補充されるし。

ところで、前ポストの気象庁とJTWCの予想はどうだっただろうか。
結果(1枚目)として全体的に北より(というか進行方向向かって右側)のコースをとっていて、最接近は沖縄本島の南の海上を約150km沖かな(被害が大きいのは台風が沖縄本島西側、久米島に来た時)。
ということであれば沖縄本島と宮古島の間を通過する気象庁の予想(2枚目)よりは、沖縄本島南端直撃予想のJWTC(3枚目)に沖縄本島生活者としては軍配を上げたい。

気象庁だけでなくJTWCのようなセカンドオピニオンは大事。


一番下の画像は2011/8/5 21:05のレーダ画像(気象庁)。雨の塊がすごい(怖いのは風ですが)。

台風が去った8/7(日)の夜から8/8(月)の朝、自宅周辺は霧が立ち込め(海抜高めなので雲かも、といっても115m)、今日は涼しい風が吹いていた。

(2011/8/13追記)
一番下の画像は気象庁への直リンクだったが、リンク先が消えたようだ。とっておいた画像(2011/8/5 6:55)と差し替える。

2011/08/03

台風9号(MUIFA)、絶賛大接近中

台風9号(201109号:MUIFA)が沖縄本島めがけて接近中。
デジタル台風台風なう!から:
直進直撃と想定すると、時速15km/hとして、37時間(1.5日)、10km/hとすると57時間(2.5日) で最接近。

気象庁本島と宮古島の間を通過と予想。
一方、米軍合同台風警報センター(JTWC)本島南端を直撃と予想している。
予想と実績の比較評価は双方とも行われていない、少なくとも公開されていないので(あれば教えて下さい)、証拠として残しておく。
ちなみにJTWCの時間表示は"Z"であるが、これはUTC と同じなので日本時間(JST)への変換は+9時間する必要がある("04/06Z"は8/4 15:00JSTと同じ)。詳細はデジタル台風のこちら

台風といえば、CIMSSのサイトも面白い。全世界の台風、ハリケーン、サイクロンの情報を収集している。
ここを見ると気象庁は遅れているなと思う。
太平洋の予想はJTWCと同じであった。

仕事は待機要員含め部署内ほぼ全員出動決定!(orz...)
家を建ててからこのかた、台風の時にまともに家にいたことがない(一度だけ)。

2011/08/01

1年遅れの夏休み読書感想文

夏休みの宿題の定番といえば読書感想文。

書こうと思って、書いていない本がいくつもあり、その後もたまり続けているので、1年前以前分を一気に放出。
新たに読み返すこと無く記憶だけで書いているが、記憶に残っているということはそれだけインパクトがあったということ。
他にも色々読んでいるが心に引っかからない本はここにあげない。

「沖縄 シュガーローフの戦い―米海兵隊地獄の7日間」ジェームス・H. ハラス著(猿渡青児訳)

あわせて読みたい「ペリリュー・沖縄戦記」ユージン・b・スレッジ著

シュガーローフの戦いに焦点を合わせ、作戦に参加した米軍人達へのインタビューからこのこの戦いを再構成してみた本。
著者の取材力にモノを言わせているが、膨大なインタビューを力づくでまとめた感あり。アメリカのジャーナリストが書く本にはこういうものが多い気がするのは気のせいか。
ユージンスレッジの著書の方が戦争の何たるかを浮かび上がらせていて、はるかに価値が高いように思うが、補完する意義は高い。そのユージンスレッジもインタビューされている。
いずれの著書もカテゴリー的には最大の死者を出した沖縄住民の姿は希薄である。艦砲射撃にやられたのが多かったのかな。
今、シュガーローフは巨大な水タンクが設置され(という形で保存された)、ハーフムーンヒルは道路構築で切削された。

「勝負師の妻、―囲碁棋士・藤沢秀行との五十年」藤沢モト著

無頼の囲碁棋士、やりたいことやった藤沢。その破天荒さに耐えたというか真っ向から立ち向かったの妻の回想記。
男尊女卑の名残り、昭和始めの時代の人、文化を思わせる。
人生、時間は限られている。何かを突出させたければ(藤沢の場合は囲碁)、 何かが犠牲になる(家族と自分の健康)。
藤沢の無頼ぶりは、その奥に潜む弱さを隠すためのカモフラージュだったのかもしれない。

「人間集団における人望の研究―二人以上の部下を持つ人のために」山本七平著

集団や組織の長は最終的に人望で選択される(ようになる)、という主張。
学歴や役職などと人格の間に相関はないはずなのだが、偉くなった、と勘違いする人が多い。
集団や組織で長として立つ人、「人望」がある人は相反することを両立できる人と説く。
言い換えれば状況判断に優れ、その対処法を持ち合わせ、他人に知らしめることが出来る人、ということか。
サブタイトルはビジネス書みたいでイマイチ、社会全般に対象範囲を広げている。

「那覇軍港に沈んだふるさと」上原成信著

反基地運動の人、と書くとちょっと嘘。巨大組織(某NTTと国とか)の理不尽な行動、対応に対して怒りを行動に変える事が出来る人の半生記である。
余り文筆は得意ではない、と思われたが、やはりこの方は信念と行動の人と感じた。
実は私の東京時代の知り合いであり、家も近かった。
面白かったのは、別の方の寄稿で、戦前の具志川のある地域の集まりでは全員完全一致が原則で、採決のたびに反対意見がでると双方とことん語り合い、また採決、話し合い、の繰り返しを結論が出るまで、果ては朝まで続ける仕組みがあったと紹介されていた。多数決で能率的に意思決定するのではなく、時間をかけてまでもマイノリティの意見を尊重し、同調圧力ではなく、意見を調整する精神があったことがオモシロイと思った。


「日本の弓術」オイゲン・ヘリゲル著

戦前、ドイツ人哲学者が日本へ引越し、ひょんなことから弓術を学び、「道」とスポーツの違いを肌身で感じたことを記述した本。「道」というのは人生というか生き方に近く、スポーツとは一線を画する。
ただ最近のいろんな「道」は、当初の一子相伝のセキュリティー上の問題が、いつの間にか、経済的な「家元」免許のファミリービジネスに堕落してしまっているかのようである。
ここ沖縄は近代空手発祥の地で、最近のスポーツ空手なんか、空手本来の意義からするとちょっとオカシイのではないかと思う今日この頃。
最終的には狙わずとも体が勝手に動き矢は的に当たるようになる境地にまで達する。
著者は死地にいたり、著作を全部燃やしてしまったそうだが、この世での悪あがきには意味が無いと悟ったのか?

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