2015/05/31

ネット方丈記

新陳代謝の流れは絶えずして、しかも、もとの人にあらず。
ニューロンに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しく肉体にとどまるためしなし。
世中にある、人とネットと、又かくのごとし。

たましきのネットのうちに、ブログを並べ、ビューを争へる、高き、いやしき人のサイトは、世々を経て、尽きせぬ物なれど、
是をまことかと尋れば、昔しありしページは稀なり。
或は去年閉じて今年つくれり。
或はブログほろびてSNSとなる。

書く人も是に同じ。
所もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。
朝に閉鎖し、夕に復活するならひ、たゞ水の泡にぞ似りける。

不知、通りすがりの人、何方より来たりて、何方へか去る。
又不知、書捨てアカウント、誰が為にか心を悩まし、何によりてか目を喜ばしむる。
その、主と罵倒する人とと、無常を争ふさま、いはゞ炎に注ぐ油に異ならず。
或はサーバー落ちてキャッシュ残れり。
残るといへども、魚拓も落ちぬ。
或は書く気しぼみてもアーカイブなほ消えず。
消えずといへども、PRISMを待つ事なし。

(inspired by 「方丈記」鴨長明)

2015/05/13

父親が明日退院する。

去年は2回、今年に入り、自損事故も含めて4回目の入院&退院になる。

ま、今回はこれまでと違い、まだ歩けない状態での特別待遇で、本人の退院への強い意志と、病院のどちらかというと積極的な勧めもあり、自宅(実家)における看取りを目的としたものだけど。

これまで、母親が父親の退院について難色を示していたのが、先日、主治医から看取りが近いとの話を受けてその対応法についての家族会議で態度が軟化し、今日の主治医と緩和ケアの先生・看護師方との話し合いで自宅に受け入れることになった。
病院から在宅緩和ケアのサポートを付けていただける。

参考資料

もっとも、緩和ケア体制の確立と、自宅にベッドと酸素ボンベの用意ができなければ退院は明後日になるかもしれない。

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画像は2ヶ月前に病室の窓から覗けた景色。

2015/05/06

GWは沖縄県総合運動公園で締め

今年のゴールデンウィークは、エアコンを取り付けたり、親戚の法事があったり、入退院を繰り返す父親を見舞ったり、成年後見人の申立中の母親の様子を見たりで他に何も出来なかったので、せめて最終日は休日らしく、沖縄県総合運動公園のリクリエーションプールに2号(♀10才)と3号(♀7才)を連れて私の素敵な奥様と共に行ってきた。
1号は(♂15才)は、やーぐまい (家にこもるの沖縄語) で猫(♀8才)とともに留守番。

プールは屋外で、水はそれなりに冷たく2号がギブアップしたので2時間ほどで切り上げた。3号からは大ブーイング。
天気が良かったせいか、お客さんは結構いた。

1枚目の画像はプール施設の吹き抜け。
木は椰子であるが、よく見ると格子状の天井を突き抜けている。
同じアングルで以前にも撮った気がするが、陰影が面白いので再度撮影。
2枚目は吹き抜け上部にある天井の格子部分。
屋根は無く、空に通じている。

陸上競技場では、サッカーJ3リーグに所属しているFC琉球の試合が行われていたようで、こちらは勝ったようだ。
3枚目は、吹き抜けの椰子の木に絡まって成長を続ける山芋科の何か。

沖縄県総合運動公園 (略して県総と呼ばれている) は案外広くて、70ha (=700,000m^2 = 0.7km^2) もあるらしいので、沖縄県にある公園と名のつくものの中では一番広いのでは?


4枚目は、太陽に被せて逆光で撮影した太陽の塔のような何か。

1号がお年ごろのせいか留守番になったので家族全員で行動というわけにも行かず、親戚は亡くなり、実家の両親の衰えも加速するなか、家族の変遷について考えてみた最終日となった。
5枚目は順光で撮影。
よく見ると太陽の塔のような何かは、椰子の木の幹のようだ。
鳳凰もいた。

家に帰ったのは17時過ぎで、留守番隊長の猫と弟子の1号の生存を確認したのち、すぐに晩ご飯の支度にとりかかる。
圧力鍋でご飯を炊きつつ、オーブンでポテトフライを作り、いんげんを炒め、ステーキを焼く。
このくらいは出来るようになったのが個人的なゴールデンウィークの収穫であった。

2015/05/04

義務教育終了記念のふくろうと額

この3月、1号(♂15才)が首尾よく中学校を卒業して、親として義務教育を終了することができた。
彼が中学校から持って返ってきた私物や作品などに混じって、 ふくろうのガラス版画というかエッチングがあった(何て言うんでしょう?)。
この絵を見て、私の素敵な奥様と二人して「この手先がブッキー(不器用)な子が、こんな丁寧に!」とびっくりしたので、早速額に入れることで意見の一致をみた。
が、市販のものでは厚みのせいで入らない。
ちょうど、テーブルをROBOTZ DESIGNさんへ修理に出していたところだったので、引取の際に、デザインはお任せで額の制作をお願いした。

で、1か月後に出来上がったのが1枚目。
材料を吟味していただいて、技術料に足りないんじゃないかと思うくらい、とても安くしてもらった。
1号からの反応はないが、思春期の男子だもの、仕方がない。

これで2号(♀10才)、3号(♀7才)にも作ってやらないといけなくなったが、彼女らは手先は器用なので、作品を選ぶときに悩みそうである。

2枚目はROBOTZさんの工房の看板。
 エイジングを楽しんでいるようだ。

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