2013/07/31

i am sam (サントラ盤)

映画"i am sam"のサントラ盤。2002年発売。

DVDで映画を見て、音楽がよかったのでCDを手に入れた。
国内盤はボーナストラックがついてそのボーナストラックもいいとのレビューもあったが、すでに廃盤なのか値段が高いので、輸入盤を購入。画像をクリックするとアマゾン(jp)の輸入盤のサイトへ飛ぶ。

いろんなミュージシャンが演奏するビートルズのカバー集だが、どれもアコースティックな曲風をベースに音楽的にも音質的にも音色のトーンが揃えられていて曲による違和感は少ない(12. "Julia"だけは別かな)。中で頑張っている人がいる。

どの曲もとてもいいし、アマゾンのレビューでも好きな曲が皆テンでバラバラなのが、このアルバムの良さを表しているかもしれない。
私が特に好きなのは1曲目の"Two Of Us"と最後の"Let It Be"。

エイミー・マン&マイケル・ペンの歌う"Two Of Us"は、オリジナルにない丁寧さ、音の強弱、特に無音部分を上手に使って、歌詞にピッタリなアレンジで、楽曲の魅力を引き出している。これは、2曲目のサラ・マクラクランが歌う"Blackbird"も同様な丁寧さ。
ちなみにマイケル・ペンは、主役のショーン・ペンの兄である。
そして、ニック・ケイブの歌う"Let It Be"は、この名曲をこういう風に歌うのか!とびっくりさせられる。歌を自分のものにしていてうらやましい。

とにかく、ミュージシャンたちがビートルズに敬意を表しつつ、オリジナルの魅力を引き出すようにさらに現代的に研ぎ澄ませているかのようだ。
このCDを聞くとビートルズの演奏は古く荒っぽいと感じるが、逆に、カバーによって原曲の魅力は輝きを増し、これだけの曲を作り、アレンジのアイディアを出していた彼らはすごいのだと再認識した。

"Two Of Us"も"Let It Be"もどちらもCDと一緒にそらで歌えるまでちょっと頑張ってみる。

2013/07/30

1号、明日、ジャンボリーに出発

画像は1号(♂15才13才)が通う中学校の運動会のお昼休みの余興("の"が多い)。
地域の旗頭が応援に来てくれたらしい中学校の有志による旗頭が演舞された。
中学校の運動会なので、観客もまったり。
(気づいたらミニチュア風モードにセットされていた)
実は、この運動会が開催されたのは、ちょうど1か月前。
今頃アップしているのは、スマホに慣れて、デジカメからPCへのアップ作業が億劫になり、おろそかになったため。これはいけない。

さて、その1号も明日から10日間のボーイスカウトのキャンプ、通称、日本ジャンボリーで山口県のきらら浜へ行く。
1万4千人が参加するらしい。9日間も!(残りの1日は観光)。
ここのところの豪雨で地元は大変ではないかと遠いところで心配。
1号は、物の管理がイマイチできないなので、現地でいろいろ無くしてこないか、私は不安である(本人は楽しいだろうけどね)。

(2013/7/31 いくつか訂正)

2013/07/29

大角座の斜塔@首里赤田町

首里赤田町にある五差路の赤田交差点、またの名を大角座(うふかくじゃ)交差点に面して三角の形をした建物がある。
右の画像中央右の黒っぽいコンクリート打ち放しの建物がそれである。
数年前までは、1Fがバーだったり整体院だったり、2Fから4Fにも人が住んでいた様子があったのだが、今はもぬけの殻である。
なぜか。
見てわかるかな、この建物は左側に傾いている。

分かりやすいように基準線を入れてみた。
そのうち左側の住宅にもたれかかるのではないかと、しなくてもよい想像をしてしまう。


大きな地図で見る

2013/07/26

ミッションビーチ

3週間ほど前になるが、3号(♀5才)の通う幼稚園の海水浴に家族そろって行ってきた。1号(♂13才)、2号(♀8才)も通っていたので足かけ9回目だが、3号が今年度で卒園予定なので、これが最後かな。
以前に海! という記事も書いた。

場所は恩納村にあるミッションビーチ
カトリック教会の黙想の家に隣接している。
キャンプもできるらしい。
ビーチは天然。砂の大きさで層が分かれているので天然ということがよくわかる。人工ビーチでは砂の粒度がどこでも一律である。
海の中には一応魚もいる。
遊泳区域が制限されている(あまり面白くないですね)以外は、適度な囲まれ感もあり、静かだし、砂浜と陸の間の斜面の芝生が寝転がって遠くを見るのに適しているし、まぁ、いいビーチ。
午後には雲が出てきた。
遠くにスコールが見える。

その日、ヘリが南側の万座ビーチ方面(画像の左側)を何度か旋回していたが、後でおぼれた人がいたことがニュースになっていた。


2013/07/24

ガールスカウトキャンプ

つい先日、我が家の女子部隊が所属するガールスカウト玉城少年自然の家でキャンプを行ったのでその付き添いで行ってきた。
2号(♀8才)と私の素敵な奥様は1泊、私と3号(♀5才)は日帰り&翌日お迎え。
えーっと、1号(♂15才)は両日ともに自主的に行動してもらっている(成長したもんだなぁと遠くを見る)。

対象は幼稚園児から小学生低学年であるが、彼女たちが自力でできるわけもないので大人の方たちの後方支援が大変重要である。
彼女たち(大人の方)は役割分担を見事にやり切っていた。

私は木陰で避難しつつ、時々雑用を手伝う(ピザ作りとIT関係のサポート)。

1日目の夜は期待のキャンプファイヤー。
画像は薪が落ちて火の粉が上がったところ。
この後いったん解散して3号と私は帰宅する。

1号は市販のお弁当を夕食にしていた。しかし、腹が減ったというのでホットケーキを作り出す(成長したなぁ)。火加減を間違えてフライパンを焦がしてしまっていた(まだまだ成長の余地があるなぁ)。

ところで最後の写真、LX5が人間の目には暗闇と炎しか見えない空間をより明るく捉えている。
猫並みの目を持つカメラ。

2013/07/23

夏休みの朝はラジオ体操で始まる 2013

今年も始まったラジオ体操。
 2号(♀8才)は昨日の初日から、3号(♀5才)は2日目の今日から参加。

初日はなんと130名もの子供たちが参加したとのこと。
今朝もそのくらいはいたような気がする。
画像には半分くらいしか映っていない。
もっとも、夏休みの終盤には1/4に減っているが。

ちなみにうちなーぐち朝のラジオ体操はこちら↓

2013/07/22

ニーチェアXのシート交換

ニーチェアXのシートを交換した。
購入から14年ほど、自宅に持ってきて毎日酷使するようになって6-7年てところか。シートがひざ裏が当たる部分からほつれてきたので、さすがに交換と相成った(この部分がほつれるということは家族の体格と座り方を考慮すると私が主な原因かな)。

購入したところを思い出せなかったので(メールボックスを探したが見つからなかったので)、ニーチェアを推している丸正家具さんから通販でお願いした。
ただ、宅配業者が西濃運輸で、7/12発送7/18到着(1日は不在)で1週間かかってしまった。沖縄であってもヤマトや佐川なら2日では届く。

古いシートは端が破れたとはいえ生地はとても丈夫なので、何かに再利用できないかと、私の素敵な奥様に相談中。

シートだけでなく、エンドキャップとネジも同包されている。
ありがたく、全部交換する。
交換のコツは、「畳んだ状態」でネジを緩めたり締めたりすること。
作業の終わりころに気が付いた。

張り替えたシートに座ってみると張りがあって、心持ち座面が高くなったような印象を受けた。

私の場合、この椅子に長時間座るのは全然苦ではない。
今のところ一番相性がいい椅子である。

2013参院選比例区の個人名(候補者)記入と党名記入の割合

Twitterに
参院選比例区の
 最少得票当選: 26,044(新妻秀規 /公明党)、
 最大得票落選:176,970(三宅洋平/緑の党)、
 その差:151,926。
仕組み上仕方ないとはいえ直観に反するな。
書いた
ドント方式なので、各党の総得票数を1で割り、2で割り、…、を定数(今回は48)まで割っていき、答えの大きい順に並べ、定数の順位までで各党の獲得議席数が確定する。党内では個人名での得票が多い順に順位が決まる。割り当てられた人数分の順位の人が当選となる。
なので、個人での得票が少ない(多いに)かかわらず、党名での得票が多い(少ない)と、上位に残れない場合がある。
党への投票では知名度のある党に有利ではある。

せっかくなので、各政党別の個人票(候補者の得票数)、 党名票(党の得票数)の分布を調べてみた。
ついでに、(日本のマスコミってグラフ化に熱心ではないので)グラフにしてみた。
x軸に党名での得票数、y軸に個人名での得票数、バブルの面積を総得票数とするバブルチャートが以下の図である(クリックで拡大)。
全得票数において、党名での得票数を1としたときの個人名での得票数の割合が0.363であったので、これを平均とし、直線を引っ張った。
この直線を境に、グラフの右下が党名の割合が多く、左上が個人名での割合が多い、という分布になる。

以下はいずれも数学的ではなく感覚的な感想である。
このグラフを眺めてみると、一目、公明党が個人名での得票が多いことがわかる(個人名/党名=1.271、以下同じ)。
グラフから読み取ることが難しいが、緑の党(0.888)が最も公明党に近い。
民主党(0.478)も全体の中では公明党と同じ傾向がある言えそうだ。
公明党と民主党は、支持母体の組織(創価学会、労組)が選挙運動をするにあたって、比例区では候補者名での記入を強く推薦していることを反映しているを思われる。
緑の党は、一人だけ(三宅洋平)に得票がダントツで集まっているので組織的展開があったと思われる。
共産党(0.109)、みんなの党(0.126)は似たような分布で、党の公約に共感したのだろうか。
自民党(0.311)については得票数が全得票数の34.8%で影響力が大きい。試しに自民党を除いた党名と個人名の割合は0.392となり、平均の直線は若干左上に振れる。
維新の会(0.224)は自民党と以下の3党の中間に位置する。
残り4党の社民党(0.338)、生活の党(0.304)、大地の党(0.312)、みどりの風(0.347)はほとんど同じ。
いずれにせよ、個人名も党名もダントツの自民党の圧勝であることが分かる。

参院選比例区はまず、個人(候補者)に投票するか、党に投票するかを選択し、ついで、個人名を記入ないし党名を記入する。個人名ではなく党名を書いたということは、投票したい候補者はいないが、党には期待しているとの表れということでよいだろうか。


2013/07/16

映画「人生、ここにあり!」

2008年のイタリア映画。
原題は"Si può fare"で「やればできる(You can do)」の意のようで、全くその通りなのだが、一方の邦題はいまいちインパクトが無い。少なくとも私の記憶に残りにくい。たとえば「ここに人生あれ!」「人生はここに!」「これこそ人生!」などと混乱しがち。

期待していた以上に面白かった。
3号(♀5才)も含め、家族全員で楽しめた。

エンディングで分かったが、実話をベースにしたものらしい(ノンチェッロ協同組合)。
背景には1978年にできたバザリア法により、イタリアでは精神病院が廃止され、治療は患者の自由意思に委ねられていることがある。
人には必ず個性があって、一人ひとり違うものだが、「一般」からかけ離れると、何かとラベルを貼って、「社会」から隔離するようになる。その象徴が精神科の隔離病棟になるのだが、イタリアにはない。彼らを受け入れている、ある協同組合が今回の舞台。




過激だ、時代遅れだ、と労組をクビになった男が派遣されたのは元精神病患者で構成される協同組合のマネージャ。
元患者に与えられた仕事は、市から委託された切手貼りと宛名書きの非常に安価な単純作業。元患者たちには精神科医のコントロールの元、毎日多量の投薬が行われており、いくらかボーっとしている。ただし、協同組合の運営はマネージャに責任があり、精神科医にはない。ある日、男は、患者の切手貼りがでたらめではなく、封筒をパラパラマンガのように並べてみるとちゃんと意図があることを理解する。そこから、男は患者にはそれぞれ固有の才能が有り、患者を人として扱わないやり方に反発して、一念発起する。これまでに組合で積み上げてきた合議の手法を使って、何かみんなできることで、給料を得て、自立できることを考え、理解を持った別の精神科医とともに寄木の床張り業者として市場に参入いく。男は元患者にそれぞれその特性を生かした役職をつけ、個性を最大限尊重する。精神科医(2番目)により投薬量も抑えられ、次第に元患者やたちはイキイキし始めていく。
その過程でドタバタや色恋に伴う悲喜劇を織り交ぜながら、人とは、社会とは、障害とは何かを考えさせる。

映画を見ながら、患者たちが、男の話を聞く耳を持っているというのが幸運だな、と思った。聞く耳を持たない人では、こうはうまくいかないだろうと。
もっとも聞くことはできるが、それを受け止めてからの反応が人それぞれで過激なので精神病として扱われる。しかし、それは個性であり、暴発を人間的にコントロールすることでうまくいくのでは、と考えさせられる。

悲劇を迎える場面で男が追いつめられるが、悲劇は何時誰にでもあるさ的な周囲の解決方法はイタリア映画だからか知らないけれど、男のチャレンジとこれまでのみんなの努力の成果を反映していて好ましく思った。

ちなみに、イタリアの協同組合に関してはこちらが詳しい。
イタリアの社会連帯協同組合 - 総研いのちとくらし
共同組合とはいっても、相互扶助だけでなく外部に開かれているのが特色。利潤追求ではないため、社会的弱者に焦点を当てた運営ができるとある。

2013/07/11

台風201307号(SOULIK)

台風201307号(SOULIK)が、2013/7/8に発生した。
 himawariCANAさんがISSからの動画をYouTubeにアップしたあったのでご紹介。


現時点(2013/7/10 17時)で沖縄本島への直撃の恐れはほぼないが、八重山、宮古、台湾、中国沿岸部への影響はものすごそう。

2013/07/05

通信と日米地位協定

仕事で、米軍基地内における通信の扱いに関して、外務省の地位協定Q&Aを持ち出して、 日本の法律が適用されると主張する人がいた。(↓引用部太字は私が強調)
問5:在日米軍の基地はアメリカの領土で治外法権なのですか。
(答) 米軍の施設・区域は、日本の領域であり、日本政府が米国に対しその使用を許しているものですので、アメリカの領域ではありません。したがって、米軍の施設・区域内でも日本の法令は適用されています。その結果、例えば米軍施設・区域内で日本の業者が建設工事等を行う場合には、国内法に基づいた届出、許可等が必要となります。なお、米軍自体には、特別の取決めがない限り日本の法令は適用されないことは、先に説明したとおりです(問4参照
これを読むと、確かに、
米軍施設・区域であっても日本の法律が適用される。米軍自体についてはちょっと別で問4の回答で一般国際法上では駐留軍には日本の法律は適用されないが、特別の取り決めがあれば適用されることもある
と読める。
しかし、通信に関しては以下の二つの特例を定めた法律がある。
電波法の特例
本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う電波法の特例に関する法律
http://hourei.hounavi.jp/hourei/S27/S27HO108.php
電気通信事業法の特例
日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定等の実施に伴う電気通信事業法等の特例に関する法律
http://hourei.hounavi.jp/hourei/S27/S27HO107.php
ここで言う「日本国とアメリカ合衆国との間の…合衆国軍隊の地位に関する協定」とはいわゆる日米地位協定のこと。
以前に「米軍基地内における通信の扱い」にまとめていて、米軍施設内では通信は日本側の自由がきかない。

まとめると、外務省のQ&Aでは日本の法律が有効なように読めるけれども、実は、電波法の特例、電気通信業法の特例、およびその特例の参照先である日米地位協定によって、かなりの制限がかかっている。

実例では、Mediatti Broadband Communications(メディアッティ)というCATV会社が米軍基地内でケーブルテレビサービスおよびインターネット接続サービスを展開しているのだが、総務省への電気通信事業者としての登録は無いようだ。
つまり、メディアッティのサービスエリアである嘉手納基地は、嘉手納町・沖縄市・北谷町にまたがる。そもそもサービスエリアは嘉手納基地以外にも普天間基地、トリイ通信施設、キャンプ瑞慶覧、キャンプ・シールズ、キャンプ・ハンセン、牧港補給地区、キャンプ・シュワブと広範囲である。より簡易な届出事業者の要件「端末系伝送路設備が一の市町村の区域に留まること」に合致しない。
そのため、自動的に登録事業者になるはずだが、総務省の「登録事業者一覧」で見ると見つからない。
日本の電気通信事業者として登録されていないので、電気通信事業法に違反しているか、または、そもそも電気通信事業法に該当しないのどちらかであり、後者であると推測するのが妥当だと思う。

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画像は、ウチの猫の左目のアップ。
こう間近で見るといつもの怠惰な態度とは違って肉食獣の目だな。

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