2012/12/24

プロジェクター(KG-PL021X) 故障中その2(色異常)

「プロジェクター(KG-PL021X)  修理完了」で修理完了したPL021Xだが、12/21(金)から画像のとおり赤色100%で不調。
これは調整ではいかんともしがたいので修理に出さなければならないが、
TAXAN プロジェクター カスタマーセンター
フリーダイヤル 0120-331-059 | TAXANプロジェクター(月〜金 9:00〜12:00 / 13:00〜17:00)
年末年始、祝祭日、および当社指定の休日を除きます。携帯電話・PHSからもご利用いただけます。
平日日勤帯のみ対応ということなので連休明けか。土日祝祭日も受け付けてくれると嬉しいんだが。年末年始は間に合わないかもね。

(追記: 2012/12/2526)
私の素敵な奥様がTAXAN プロジェクター カスタマーセンターへ連絡したところ
修理(見積もり)にかかる最低費用は
  送料¥3,000(往復)+検証料¥6,500
修理となれば
  送料¥3,000(往復)+修理作業料¥13,000+部品代実費
がかかり、なおかつ、今回は保障期間外なので代替機の貸し出し不可、年内営業は12/28まで、年明け営業開始は1/7。
微妙な回答なので(部品とかあるのかよ、前は1ヶ月かかったし、送料は折半のところが多いんだが)、修理依頼はよくて年明け。でも、その間に対策を練ることとする。
前回担当の方はよい仕事をしていたと思うが、メーカの姿勢はそれなりなのでメーカに対するロイヤルティーは発生しないな。

(追記2:2013/1/18)
修理完了しました。

2012/12/21

「 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎」ジャレド ダイアモンド著, 倉骨彰訳

翻訳の初版は2000年なので今更感だが、また最近売れ始めているらしい。
タイトルの「銃・病原菌・鉄」(Guns, Germs, and Steel)はそれぞれ人類の文明を隔てた要因の一部なのだが、本文を読んでいくと最後の「鉄」だけは「農耕」が適切かと思う。
農耕により、余剰食料が生まれ、非生産者を養う事が可能になり、 人口が増大、社会が拡大、国家の生成にまで至り、異民族が持ち込んだ病原菌により耐性のない民族が激減するか滅び、銃などの武器により他民族を征服したりされたりが繰り返されてきた。
より言うと、大陸の東西南北の広がりの違い(ユーラシア大陸が有利でアフリカ大陸、南北アメリカ大陸は不利、オーストラリアは気候的に厳しい)という地政学的要因により、農耕、ひいては文明の進み方が異なり、現在に至る、という。
要因は他に、農耕に適した植物の有無、家畜化に適した動物の有無、気候、地形など。
遠まわしにはっきりと人種間による優劣の差は無く、むしろ、現代主流の農耕民族ではなく例えばパプアニューギニアの狩猟民族のように日々の研ぎ澄まされた感覚で生き残ってきた人が知能が高いと感じるという。

下巻になると、論理展開にあまり変わり映えがしなくてややダレルが、いい本であると思う。ただ、ひらがなもカタカナも持っている日本人が漢字を使うのは社会的地位のせいだ、というのは頭で考えて実地で確認していないのではないか。思い込みに当たる事実があれば即採用!みたいな。かなは表音文字に対し漢字は表意文字としてハイブリッド活用で判読性をアップさせ効率化しているだけではないか。

あと、日本=農耕民族、欧米=狩猟民族というステレオタイプも払拭される。個人的には大陸と島国の違いが大きいと思う。と思うだけで根拠はない。

2012/12/17

ThinkPad X100eのキーボード交換(英語版に)

1. そもそも
ThinkPad Edge E135を導入で1号(♂12才)にドナドナされたThinkPad X100eだが、早速1号にアイスティーを立て続けに2回もこぼされて起動不能になってしまった。信じられん…。
で、結果が1枚目の画像。
ThinkPad X100e 保守マニュアル - Lenovo(pdf)のp.61「表 2. 数値エラー・コード (続き)」によると、
症状またはエラー (ある場合はビープ音):0210 Stuck Key (短いビープ音が 2 回鳴る)
FRU または処置 (原因順):キーボードを変えて、ThinkPad を再起動す る。
とある。キーボード交換をご推奨。試しに開腹してキーボードを覗いてみると、キーボード裏一面にシールが貼ってあり、基板に液体が流れ出さない構造となっている。シールを剥がして洗浄するのも手だが一度剥がしたシールは元の粘着力が無さそうで、今度こぼしたら基板までやられそうな気がして、ネットでX100e用キーボードを検索すると5千円ほどで購入できるのがわかったので交換にトライすることとした。
費用はお年玉から徴収されるのは云うまでもない。

2. 英語版到着
2枚目の画像が到着したキーボードは英語版。
昔は英語版を使っていた時代もあって個人的にはこちらが見た目(印字、キーの少なさ、スペースキーの大きさ)すっきりして好きである。
発送は上海から大阪経由で沖縄で通関を通って6日間で配送された。梱包は丁寧でキーボードに特に異常は無し。

3. 交換開始
3枚目、 X100eを開腹する。手順はこちら↓を参照。
キーボードの取り付け、取り外し - Thinkpad X100e, X120e
または、1枚目の画像のマニュアル(pdf)のp.92「1080 キーボート」を参照すること。
ThinkPadは保守資料が充実しているなぁ。開腹の容易さと相まって、また惚れなおしてしまった。
4. キーボード比較
4枚目、交換前のキーボード裏面。
P/NO : 45N2967
FRU NO : 60Y9327
MODEL : MK88  (MK-JP)
とある。
5枚目、交換後のキーボード裏面。
P/NO : 60Y9851
FRU NO : 60Y9886
MODEL : MK83 (DBLH-US)
とある。
6枚目、交換前と交換後のキーボード裏面の比較。
交換前のキーボードに埃等が蓄積されているのが分かるだろうか。
日常的なメンテとして、これはブラシでは取れないのでブロワーが必要だな。
(画像はどれもクリックすると大きくなります)
5. レジストリ変更
7枚目、交換完了。でもこれでは終わらず。
元々日本語キーボードだったものを、英語版キーボードに変更すると、記号などのキーアサインに違いが出る。
ネットで調べて、OS(Winsows7)のレジストリを変更する必要がある。
参考にしたのは↓のサイト(ありがとうございます)。
バイナリアンを目指して
Windows 7 で英語キーボードを使って日本語を入力する
要は
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layouts\00000411 にある Layout file を KBDJPN.DLL から KBDUS.DLL に書き換えて再起動します。
である。ただし、うちの環境では、Google日本語入力も入れているので、以下も変更(修正)した。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layouts\E0220411
Layout File : kbdjpn.dll → kbdus.dll
(追記:2013/2/1)
変換キーがないので、これだけだと、日本語⇔直接入力の切り替えがワンタッチでできないので、Google日本語入力のキー設定を編集する。このマシンには、Ctrl-Spaceに「キャンセル後IMEを有効化」「キャンセル後IMEを無効化」をモード毎に設定した。
このキー設定の変更はMS-IMEなどを使っている場合も同様である。 


6. ファンクションキー
8枚目。
しかし、よく見るとファンクションキーの裏表が入れ替わっている。新し方が奥で、Edge135と同じく、ファンクションキーはFnキーを押す必要がない。見た目と逆になってしまっている。
怪しそうなのは、上の同じレジストリの
Layout Display Name : @%SystemRoot%¥system32¥input.dll, -5061
で、Edge135のinput.dllと比較すると、案の定、Edge135の方が日付が新しい。これを入れ替えればよさそうだが、教育上、1号にはこのままで疑問を持ってくれたほうがよさそうな気もしたので(という言い訳を考えついたし、面倒くさいので)そのままにする。

もう、PCの上に液体はこぼさないでほしい。君のお年玉が合法的に差し押さえされるばかりだ。>1号

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