2017/02/26

水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で排水パイプの掃除、一部成功、一部失敗

台所と風呂場の排水の詰まりに水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を以前に使って、上手く行ったことから今回も台所に使用してみました。
前回から5年ぶりくらい。その前も5年位あるのでそのくらいの間隔で詰まるっぽいです。

今回のメンテナンスの概要を列挙します。
  • 症状 : 大量の排水時に流れが悪く水が溜まる。排水後に排水管の奥から「ポコ、ポコ」という音が聞こえる。
  • 対策 : 水酸化ナトリウムをお湯とともに流し込む。
  • 結果 : 2日間にかけて対策を行ったところ、排水がスムーズになった。症状は明らかに改善された。ただし、排水パイプが変形した。
  • 原因1 : 詰まりに関して:苛性ソーダで解決できたことからパイプ内部への脂分の付着と蓄積と思われます。
  • 原因2 : 排水パイプの変形に関して:塩ビパイプの耐熱温度60℃に対し熱湯を使用したため。
  • 反省 : 熱湯は使わない。
画像の「キケン」のテープは私の素敵な奥様が警告のために貼ったもの。

念の為に言うと、苛性ソーダは危険物扱いなので、薬剤師の元、印鑑と身分証明書が無いと買えません。
そういう手間を惜しむことと販売の責任を回避するためか、扱いがない薬局もあるのでm購入したい場合は事前に確認したほうがいいと思います。
また、苛性ソーダを扱うときにはゴムの長手袋を使用しています。 

さて、排水パイプに熱湯を流し、苛性ソーダを徐々に入れ、熱湯を流し、を数回繰り返し、ボトル半分の苛性ソーダのと鍋いっぱいの熱湯を使い、一晩様子を見たところ、まだ改善されませんでした。
この時排水パイプに異常は見られませんでした。

1回目だけでは改善されなかったのは前回と同じなので、慌てず、2日目には、苛性ソーダの残りの半分を使用しました。この時は1日目より熱湯を温度の高さをキープしたまま使いました。
苛性ソーダを使い切り、U字パイプを確認したところ、どうでしょう、U字部分の底の丸い形をしているはずのパイプの中央が凹んでしまったではないですか。
2枚目の画像中央下の部分なんですが、わかりますか?

塩ビパイプの耐熱性についてよくよく調べてみると、種類にもよりますが60℃くらいだということがわかりました。
あー、知らなかった!
塩ビパイプ同士の接続には接着剤が使われているそうで、これも耐熱温度は高くないとのことです。

今のところ、U字部分は断面積が減って、大きなものは詰まりやすくなりましたが、これまでの運用で大きなものを流すことはないので、今すぐ支障が出ることはなさそうです。
いずれにせよベストではないですね。
当面様子見となります。

詰まりはどうなったかというと、水を流してみると、水の流れが速いような軽い豪快な音を立てていたので詰まりは解消されたと判断しました。
次からは熱湯はダメ、ある程度の温度に抑えながら流しこもうっと。

一部成功(詰まり除去)、一部失敗(パイプ変形)という排水パイプの掃除の顛末でした。

2017/02/07

TOTO製トイレタンク(SH110BA)のタンク内水漏れの修理

トイレから水漏れがしているようなピチャピチャと音がするので、修理に乗り出しました。
結果はタンク内の排水弁のパッキンでした。
設置してもう12年になりますからね。
以下はその顛末。

当初、1枚目の画像左にあるネジ止めされている金属の部品の下にあるダイヤフラム(圧力弁、SH11033R)から水が漏れているので、ここが悪いと早合点してしまいました。 同じような人がアマゾンにもいました。 仕組みをよく理解していないとこうなりますね。 
  
TOTOによると、このダイヤフラムの交換は業者に連絡することになっているのですが、改良型はネジではなくキャップのようなものになっていて一般の方も交換可能とされています。ネジをタンク内に落とすことを恐れたのかなと思います。

TOTOのCOM-ETで検索すると、該当する部品にたどり着くまでが深いんです。
  1. COM-ET TOPページ
  2. 検索 → 品番・商品名検索結果 (SH110BA)
  3. 分解図 → 商品情報詳細(◆SH110BA)
  4. 内部樹脂タンク一式(止水栓含む) → 商品情報詳細(HH11019Z)
  5. 排水弁 → 商品情報詳細(HH07021N)
  6. 排水弁パッキン部 → 商品情報詳細(HH11027)
当初アマゾンで購入しようとしましたが、納期が一向に決まらないので、休日にDIYセンターへ行ってみると、ドンピシャ! 同じ部品が売っているではありませんか。しかも安い。
(アマゾンでは1,100円、TOTOのサイトでは630円の値付け、アマゾンの業者さんボッタクリ。) 

ついに約束の地へ到着。 大用と小用の2つの排水弁があり、それぞれ外すことが出来るので、外した後にパッキンを交換します。
排水弁を外さないまま、パッキンだけを無理矢理はめようとするとちゃんと取り付けが出来なくて失敗することがあります。はい、失敗しました。 

排水弁を取り外して、パッキンを交換します。
画像の上2つが取り出したパッキン、下が新品のパッキン。
周囲が劣化して潰れています。
劣化具合が分かるでしょうか。

丁寧に交換したあとは、水漏れもなくなり、何が問題だったけ? という日常に戻りました。

2017/02/01

Ayre、V-3の唸り音対策と内部清掃

パワーアンプAyreのV-3から唸り(unari)音がひどくなってきたので、対策を行いました
結論から言うと完璧には取れませんでした。
以下、顛末。

まず、画像1枚目、底板にある3つのネジを締めます。
六角レンチとスパナ(モンキースパナで代用)が必要です。
このネジは後でわかりますが、3つの大きなトランスの中央に突き出ていて、そのトランスを固定するものです。
一つだけ空回りするネジがあって、一抹の不安がありましたが、一旦これで完了。
スイッチを入れると唸り音は軽減されていました。
しかし、数日経つとやはり唸り音は聞こえます。
意を決して、開腹することにしました。
天板のネジは6本、六角でインチ規格で5/64というサイズ。
これはサイズをちゃんと合わせないとネジ穴をなめそうです。
ちなみに私は "BONDHUS(ボンダス) ナイフ型六角レンチセット9本組 インチタイプ HF9S" を持っていて、なんとかなっています。
いざ、天板を開けてみると、野原一面の雪景色を彷彿とさせる、内部一面埃だらけ。
製造から20年以上経ってるし、中古で購入したので以前の所有者の方がどうしたかわかりませんが、ネジの締め具合から開けたことは一度もなかったのではないかな。
唸り音対策は後回しにして、内部清掃に勤しむことにします。
と、その前に、天板裏には回路図と測定結果が手書きされていました。
メンテする人にはこれは嬉しいに違いない。
右上の部分、「サービス・インフォメーション」のアップ。
手持ちの道具を使って、ホコリを取り除いた結果。
完璧には程遠いですが、3枚前の画像と見比べてみてくださいね。
外さないよう、折らないよう、抜かないように気をつけました。
底板のネジは中央のトランス3個の中央に突き抜けて、茶色の板で押さえつけるような構造であることがわかりました。
もう一度、トランスのネジを締めて、天板を元に戻してみます。
頭を近づけると、かすかにうなり音が聞こえます。
でかい電解コンデンサも唸りの原因にも鳴るケースもあるようで、あと、今の家に引っ越す前は聞こえていなかったので、電源環境のせいかもしれず、よくわからないので、もう少し時間をかけて唸り音の発信源を追い込んでみたいと思います。

追記(2018/1/22)
続きがあります。V-3 の唸り音を解消

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