2008/09/08

多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない

画像はWikimedia Commonsからユリウス・カエサルの横顔をかたどった紀元前44年頃、ローマ時代の銀貨。

先日読んだ、塩野七生の「ルネッサンスとは何であったのか」にあるマキアベッリが紹介したというユリウス・カエサルの言葉:
人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。
多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない
そうなんだろうな、と思うことしばしば。
塩野七生はその著書で二つの解釈を与えていて、大まかに述べると、一つは(p.76)、
  • 多くの人は見たいと思うものだけしか見えていない
もう一つは(p.176)、
  • 多くの人は見たいと欲すれば見えるようになる
である。
見えるようになるために「見たいと欲する」ことができるか。

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