2013/05/24

TW-741EXの引退とNA-VX3101Lの登場

先のポスト「TW-741EX 乾燥機能停止」で引退を宣告されたTW-741EXであるが、洗濯機の「法定耐用年数は6年だが、家庭での平均的な使用年数は8.4年」(Wikipedia)のところ、741EXは12年も働いてくれたので、十分元は取った、ご苦労さんである。
1枚目の画像は在りし日のTW-741EX。
(2013/05/26追記) TW-741EXのトラブルをまとめました。

選択から購入まで
善は急げ悪は延べよ、ということで、翌日の5/18(土)の午前に一早く家族総出で電器屋さんへ駆け込む。
洗濯基準、もとい、選択基準は次の通り。
  • 価格 (~12万円、使用予定年数x1万円)
  • サイズ (幅600mm以下、現環境に設置できること、水栓位置も変更した)
  • 消費電力 (低いに越したことはないが、価格による)
  • メンテ性 (良好なもの、でも店頭ではよくわからない)
さて、候補のメーカは、パナソニック、シャープ、AQUA(旧サンヨー)、日立、東芝となる。
東芝は本体幅が軒並み610mmで設置できないので全機種落選。サヨナラ、東芝さん。
日立の風アイロンはとても魅力的でスリムタイプなら置けるし、ドラム径も大きく、ヒートサイクルも省電力でいいのだが、価格が10万円台中盤から後半と高いので落選。
残るは、ヒートポンプとそのメンテ性が改良されたパナ(NA-VX3101と上位機種)、低価格でも最近評判がいいシャープ(ES-V530)、オゾンと低価格と奥行き最薄のAQUA(AQW-DJ6000)である。
シャープはパナに対して価格以外に優位性に乏しく、AQUAはオゾンが非常に魅力的だが付加機能を重視していたわけではなく、それに最近太陽光発電も入れたことだし、ヒートポンプにより省電力で乾燥時に罪悪感を感じないで済むわ、ということでNA-VX3101とした。
さっそく店員と掛け合うと、すでに電器屋には在庫はなく、展示品のみであるが電源を入れたことはない、と言うので、その展示品を購入する前提でで交渉開始、展示品なのでその分の値引きを引き出し、その浮いた分を電器屋有料4年間保障に回した。コミコミで9万円ほどで購入できたので御の字である。
しかし、配達は「展示品なので」とどうしても短縮できず、4日後の5/22(水)となった。

TW741EXとNA-VX3101の比較
配達されるまでの間、ボーっとしているのも芸がないので、TW-741EXとNA-VX3101のスペックを比較してみる。下の表である。
サイズは幅以外はVX3101が大きい。もう少し背を低くできないものかな。斜めドラムでなければ奥行きも小さくできると思うのだが、これは斜めドラムで売り出したパナには困難かな。
重量はVX3101が大きくなっているが、洗濯容量もサイズも大きくなっているのでこれは仕方ない。
節水、省電力などの省エネ性能はVX3101が上回る。

比較表 単位 TW-741EX NA-VX3101L
幅(排水ホース含む) mm 645 639 -6
幅(本体) mm 600 592 -8
高さ(給水ホース含む) mm 850 1021 +171
高さ(本体) mm 850 998 +148
奥行き mm 636 716 +80
重量 kg 67 77 +10
標準使用水量(洗濯) L 90 82 -8
標準使用水量(乾燥) L 56 0 -56
洗濯容量 kg 7 9 +2
乾燥容量 kg 4 6 +2
消費電力(乾燥) W 1,445 850 -595
消費電力量(乾燥) Wh - 840 ?
消費電力(洗濯) W 130 230 +100
消費電力量(洗濯) Wh 110 86 -24
運転音 dB - 42 ?

NA-VX3101
表を作ってもまだ到着しないので、購入前にVX3101とその周辺について調べたことを書いてみる。
パナの一番の売りであるヒートポンプにはパナに限らず構造上の問題点として、フィンに埃がたまりやすくそのメンテ性に疑問があったのだが、パナソニックはヒートポンプを上部に持ってきてメンテ性を改善、しかも上位機種(VX5200, VX7200, VX8200)には自動洗浄機能がついて、最終解に近い対策を提示してきた。
ということでVX5200、VX7200を狙っていたのだが、VX3101との価格差がVX3101がもう1台買えるほど大きく、それなら741EXで鍛えたメンテ力を生かして、フィンのメンテは自前で頑張ることで妥協した。
本命だったVX5200は発売時期が新しいためか、VX7200より機能は制限されているのに(ナノイーがない)、高いという摩訶不思議な価格構成になっていた。きっと半年から1年後が狙い時なのだろう。
それに他のメーカのヒートポンプも同じように問題は抱えているので、メンテ性に優れるVX3101でもその点では優位であると考えた。
フィンの埃以外に不安があるとすれば、ドラムの駆動方式がダイレクトドライブではなくベルトドライブである、ということくらいか(ベルトはいつか交換するはめになるので)。
VX3101は風呂水ポンプもついていないので残り湯を再利用できない。もっともウチはシャワーの利用が95%以上なのでそれほど困らない。
洗濯と乾燥だけで付加機能は何もないドラム式である。 よく考えたらこれでいいのであった。

VX3101到着
とうとう5/22(水)、配達の日が来た。
仕事も1日休むという気合の入れようである。
741EXの引き取りからVX3101の設置まで、2名の作業員が手際よく行い、最後に冷たいお茶を出して1時間弱で完了。
計算上で置けることは分かっていたが、実際置くことができて安堵したのは内緒である。
1枚目の画像の741EXと比較すると、あきらかにVX3101の本体の高さと奥行きが大きいことがわかる。また、ドラム径も見た目だけでなく大きい。
取説を読むと、2枚目画像右下の排水パイプは本体内部に隠せることが分かったのでそのうち隠してすっきりさせる。


3枚目の画像は下から見上げた画。
操作パネルのごちゃごちゃ感が見えなくてすっきりしていて気持ちがよい。
なぜこのアングルに気付いたかというと、仕事も休みだし、始動一発目なので、洗濯機の前に陣取り、ドラムの中の私の衣服が回るのを眺めて観察していたわけだが。
パナの輸出用のドラム式は結構デザインがいいので(4枚目の画像)、その方向で国内もデザインしてもらえるといいのだが。というか、設置環境で悩まなくて済んだのでそのまま売ってほしかった(もっとも洗濯と乾燥は機体が別)。
Products - Laundry - Washing Machine - Panasonic UK and Ireland
始動
そして、準備は整った、鷲は舞い降りた、猫はふんじゃった。
始動してみると、ちゃんと動くことに感動。冷静に考えてみると設置の時試運転してるし新品だし当たり前だが。
音はそれなりにするが、うるさいというわけでもない。
5枚目の画像は、6kgほどの衣類を2時間半乾燥させた後の乾燥フィルター内部である。埃がみっちり。
乾燥のたびに、毎回埃を取り除く必要があるが、これは気持ちよく取れるのであまり苦にはならないだろう。
今までの741EXでもこれだけの綿埃が出ていて、それを排水に流していたのかと思うと、乾燥ルートの埃の集積も、排水のつまりも合点な訳である。

とりあえず、あと1か月続く沖縄の梅雨を乗り切ることができそうだ。

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