本来は「いきち」と読むはずが「しきいち」と呼ばれている。
これを超えると状態が変化する限界値のことを言う。英語の"threshold"(スレッショゥルド)には閾の意味の他に出発点や入口、境界、戸口、敷居の意味もあるから敷居を跨ぐ(超える)からの連想からきているのか。
ところで、4日前から熱はそんなにないのに(当初37℃弱その後平熱)、頭が痛い、重い、体がだるい、悪寒がするという症状が出ていたのだが、そういえば、しばらく前に同様ないわゆる微熱でベッドに横になりたい、無理するよりは治すべきだと思い、子供のお手伝いに同行しなかったところ、私のすてきな奥さんはその程度の熱はたいしたことがないような面持ちでその後黙って怒って1週間も口をきいてもらえなかったことがある(奥さんは奥さんで妊娠できつかったのは知っている)。
その1週間何で怒っているか理解できなかったので、狼狽したのだが、刑期が終わり、理由を聞かされたときはこちらは怒りよりがっかり感が強かった。
体調の良不良が必ずしも体温に出るわけではないし(逆はある程度真です)、そもそも体温の閾値は人によって違うし、同じ人でも昔と未来は違う人である。
固定されない浮動する閾値もあるのである。
最近では義弟嫁との情報交換で義弟も熱がないのに横になったりするらしいので、男の人は熱もないのに調子が悪いことがあるらしい、と認識しているようだし、いやそれは人によるだけだと思ったりするけれど、いつもの私のコミュニケーション能力の低さが起因しているような気がする。
ATOK2007では「いきち」は生き血、閾値で2番目、「しきいち」は閾値で一発変換。
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