2008/03/14

目の前のにあるものの存在理由

先日の風邪は鼻風邪であった。

扁桃腺が比較的弱いせいか、子ども時代から風邪と言えば喉からが多かったが、この冬は喉からくる風邪はひいていない。

ここ2年ほど、やばいかな、やっぱりやばそうと思うときに、風邪予防のために喉スプレーを口をあんぐり開けて扁桃腺方面を狙って噴射してヒリヒリ具合で軽い炎症が起きつつあるのか分かったものだが、やっぱり喉風邪を引いたりして確実に風邪を予防できるものではなかった。喉スプレーも容量の割に高価な気がしたので使用量を遠慮しつつ、でもあった。

その喉スプレーの成分をよくよく確かめてみると、ポビドンヨードのみで濃度が示されているだけだった。

そんなことは忘れていたある日、ふと洗面台を見ると、子どものうがい用に私のすてきな奥様が買ってあったイソジンも使用に当たっての濃度は若干低くなるものの同じポビドンヨードである。

そこで閃いた。

今までのようにやばそう!なときに噴射!をやっても、ウィルスの勢力拡大を食い止めるには濃度の高い喉スプレーを投入しても実は手遅れで、ヒリヒリ感などの体の異常を検知する前に、すなわち敵が勢力拡大する前にしつこく叩けば効果抜群ではないかと思いついた。何しろ安いし、どの薬局でも手に入る。

そのためには、イソジンでうがいをするという行為の習慣化が必要である。うがいだけを朝夕の習慣として毎日の所作に追加するのは面倒だ。逡巡したあげく妥協点として朝晩の歯磨きの後、水を入れたコップにイソジンを垂らして、口を濯ぐついでに、うがいを行うことにした。

歯ブラシに歯磨きを少量つけ、歯を磨いて、コップに水を入れ、次いでイソジンを入れる。水が独特の茶色に煙のように広がっていくのを眺めつつ、おもむろに口を濯ぎ(ついでに口内消毒!)、残った水でうがいをする。

うがいのためのうがいではなく歯磨きのついでにうがいをすることで、「めんどくさーい」という意識の負担を減らす作戦。

これを数ヶ月欠かさず続けたおかげか、喉からくる風邪予防に効果が出ている気がするが、風邪の流行り廃りもあるし、ただの偶然かもしれないので結論はあと数年待ちたい。

イソジンは昔からある定番のうがい用薬品。

とすると、ここまで生き残っているのはそれを買ってくれる人々がいるからであり、手に入れやすい安価な製品であるせいかもしれないが、世間にはよく理解されている人が多いのだと、大変遅まきながら気がついた。

自分の弱点(たとえば扁桃腺)に早く意識を持ってくればよかったのだと気づくと同時に目の前にあるのに存在理由に気がつかないことがまだきっとあるに違いない、と。

さて、喉はイソジン様のご加護が期待できるとして、鼻風邪予防にはどうしたらいいものか(鼻うがい?)。

こちらの方は風邪の撃退方法(2003.1.19の記事)。

私や弟が子どもの頃風邪をひくと両親は大量の塩を炒めて熱々にして、その塩をタオルでくるんで首に巻いてくれたのと狙いや効果は同じでしょうか。

参考になります。

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