2010/12/14

有朋自遠方来、不亦楽乎

先週の土曜日(12/11)、前の職場の同期がウチを訪ねに来てくれた。
彼とは、同期の中では歳が近いのと、前職の最後の4年間は同じ部署にいたこともあり、比較的話しやすい間柄だ。

彼は2度も骨髄移植手術を受けている。
最初の治療の後、職場復帰直前に沖縄を訪れときには、記憶にある面影からすっかり変わっていて、治療の後遺症も生々しいものであったが、かえって彼の戦いの痕跡を示す勲章のようにも思えた。
しかもその後、ご子息誕生となったようで、主治医から、これまで行った治療からはありえない、きわめて珍しい、学会ものだとびっくりされたらしい。
その後再発したようだが、運良くドナーが見つかって骨髄移植手術も成功し、そして2度目も生き延びた。

今回の旅行は、彼の奥様が仕事(出張)で沖縄は本島北部のヤンバルで1泊することになり、一粒種のご子息と便乗旅行と相成ったようだ。
残念ながら奥様とご子息は通っている保育園の行事が重なり、先に帰ってしまったのでお会いできなかった、というか彼が居残った。
昼間は徒歩で那覇周辺を散策した彼を首里駅まで子供連れで迎えに行き、改札で待つ。そして現れた。
仕事でニューヨーク在住経験のある彼は開口一番「この季節の沖縄はカルフォルニアの春みたいやな、気に入った」と言った。
前職場に居る彼とは積もる話も山ほどあり、夕飯時のほんのひとときではお互いの話したいことも十分には話せなかったと思うが、それでも、今の仕事、昔の同僚の様子、家族、治療と話題が尽きることはなかった。子供たちの相手もしてくれた。

次会えるのはいつのことだろう。

写真はその翌日、彼が東京へと帰る頃の雲と夕景。

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