2009/06/01

アイロンの修理

DBKのアイロンを家では愛用しているのだが、朝起きると、アイロンがけ途中の状態。次いで起き出した私の素敵な奥様より、アイロンがけの途中から熱くならなくなった、断線ではないか、との申告。
表から見えるねじ穴は尻尾(電源コード)の付け根の部分にあるトルクスだけ。
HPプリンタの解体で購入したトルクスT-10がぴったりだったので、いそいそとトルクスネジを外すと、接続端子が見えた。テスタを使ってその端子板で導通を確認すると、片方の線の断が確定。
アイロン本体は丸形端子のネジ止めであったので、電源コードの断線部分でいったん切り取り手持ちの丸形端子をつなげれば復旧可能ということで文字通り朝飯前に確認作業は終了。後は教育的効果を狙って帰宅後にわざわざ子供たちの前で修理することとする。

修理は端子板のプラスネジが案外固くて外れにくかったとか、丸形端子と銅のより線の径が合わなくて圧着に苦労したとか、端子板に付け替えた丸形端子を止めようとプラスネジを内部に落としてなかなか出てこなくてチョー焦った、ことなどを除けば(え、そんなにたくさん)、まぁ、なんとか終了。テスタでの導通確認後、実際の電源を入れてみて熱くなるのを念押し確認して、奥様に復旧宣言。
断線はというと、確かに電源コードの片方が被覆部分に小さな穴があいているところでニッパーを使って切断してみると、銅線はその部分で既に断線、酸化し黒くなっていた。収納時に電源コードを折り曲げるストレスに耐えられなかったようだ。
ところで、当の子供たちはすぐ飽きたのか興味を示さなかった、というか、丸形端子とか圧着工具とか周辺の道具に興味は持ったものの、修理作業自体はどうでもよかったようだ。当の本人はそう思ってしまうが、物は壊れるものだし、自分で修理できる物でもあることを見せないよりはマシか。
落ち着いて写真を撮るどころではなかったのは残念。

ところで、このDBKのアイロンは、電源コードの付け根の折り曲げの耐性はさほどでもないところと、底面のテフロン加工の剥げが気になるくらいで、重さでしわを伸ばしてくれるので重宝しているが、奥様的にはもう少し軽い方がいいようだ。
また、アイロンという単純な構造の機械にも関わらず、ネジはトルクスT-10と、端子板のプラスネジ、本体と取っ手部分をつなぐ六角ボルト(中央のパネルを外せば現れる)の3種を使っているので、トルクスT-10を多用するHPプリンタのような経済合理性はない。適材適所。

そういえば、このポストの時点では自分のものは自分でアイロンがけしていたのだが、最近は奥様が深夜にやってくださる。ありがたいことである。

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