2014/04/07

ソーラーWEBモニタリングサービス(SHARP)で三角関係

ソーラーWEBモニタリングサービス
太陽光発電を導入してから1年半が経つ。
これまで実績データをPCに取り込むには電力モニタで目視確認した後、手打ちするしかなかった。
シャープのソーラーWEBモニタリングサービスを使えばその辺りは解決できそうだったが、ウチの電力モニタは有線LANオンリーで、LANケーブルを家中で引き回すのもイヤだったので申し込みは行わずにいた。
そうこうしている内に、実家で不要となった有線LAN〜無線LANコンバータの回収に成功し、インターネットに接続することができたので、ソーラーWEBモニタリングサービス申し込むことにした。 

ソーラーWEBモニタリングサービスの利点は次のとおり。
  • 数値データの取得ができる
  • データのバックアップが取れる
  • インターネット接続可であれば、どこからでも実績データを確認可能
  • 家庭内LANであれば、電力モニタへWEBアクセスが可能
  • 電気料金のきめ細かい設定が可能 (シャープが電力会社ごとに料金計算式を用意)
以下は無線LAN接続設定の備忘録。

無線LANの接続
ウチの電力モニタは JH-RWL2 といって有線LANしかインターフェースを有していない。
取扱説明書(PDF) 使い方ガイド(PDF)

有線LANのインターフェースは電力モニタの付近にはないので、無線LANを使うこととし、電力モニタの接続には有線LAN〜無線LANコンバータを使うことにした。
コンバータは新規購入を検討していたが、最近は無線LAN付きのPCが増えて、そういうコンバータの需要はあまりないのか製品の種類は少なめで、価格も高めであり、購入を逡巡しているところ、実家のPC更新の際に不要となっていた奴があったことを思い出した。
バッファローのWLI3-TX1-G54である。

実家からの回収に成功したので、まずは、PC側の設定を行う。
私が使っているのはMacなので、バッファローの↓のページを参照した。
MacintoshでIPアドレス設定していないLAN端子用 無線子機のWEB設定画面を表示する方法
つまり、以下の手順を踏む。
  1. WLI3-TX1-G54の工場出荷時のIPアドレスが "1.1.1.1" なので、PCから接続できるようPCのIPアドレスを "1.1.1.2" などに変更する
  2. ブラウザで "http://1.1.1.1/" にアクセスする
  3. 接続画面でユーザ名:root / パスワード: (なし) を入力する
  4. SSID欄に家庭内無線LANで使用しているSSIDを入力する
  5. 無線チャネルは無線ルータ側で指定しているものを選択する
  6. データ暗号化で "TKIP" を選択する
これでつながるはず…、が、ここで問題発生。
WLI3-TX1-G54のWIRELESSランプが点灯/点滅しているので、信号のやりとりを行っていて、電波レイヤーではつながっているように見える。しかし、電力モニタからシャープのサイトにアクセスできない。
困って、ググって、問題点を発見した。
AirMac Expressの暗号化の設定が、"WPA2パーソナル" だったものを、WPAも含むように "WPA/WPA2パーソナル" に変更することで上手く行った。
コンバータ側で暗号化方式を "TKIP" に設定してあるのだから、WPAでなくてはならないのだった。
WPAはTKIPを、WPA2はCCMPを、と異なる暗号化方式を採用していることに早く気づくべきだった。
この問題の解決には、こちらのサイトを参考にした。ありがとうございました。
イーサネットコンバータWLI3-TX1-G54でAirMac Extremeへ接続

ついでに、電力モニタJH-RWL2のLAN設定の詳細は
LANケーブルでの一般的な通信設定例(JH‑RWL2A)(PDF)
にある。


手続き
電力モニタのインターネット接続が確認できた後に、太陽光発電の際に電力モニタを特定する「モニタリングID」(MACアドレスとセット)を添えて販売店を通じてシャープへ申し込む。
しばらくすると、シャープから登録完了のメッセージが電力モニタに届き、ユーザIDとパスワードが郵送されてくる。
太陽光発電導入から15年間はサービスが受けられる。無料だが申し込みから15年ではないことに注意。

ソーラーWEBモニタリングサービスへ接続
実は、サービスを利用してみて初めてわかったのだが、電力モニタのリアルタイムの情報をPCにブラウザ経由で表示できる。
いわば、PCと電力モニタとソーラーWEBモニタリングサービスの三角関係(1枚目の画像)。

2枚目の画像が、現在の配置。
電力モニタとコンバータの間はきしめん状のLANケーブルで接続しているが、そのうち壁の中に隠すつもりである。

で、3枚目の画像が、ソーラーWEBモニタリングサービスの画面。
6時間毎に電力モニタのデータがソーラーWEBモニタリングサービスへ送られる。

ま、ローカル側から向こう側へデータを置くことになったわけで便利さが広がったかな。


(2014/4/12追記)
最後から2段落目「6時間毎に…」の一文を追加。
併せて、1枚目の画像の「電力モニタ」と「ソーラーWEBモニタリングサービス」の関係を表す矢印の向きを逆にし、説明文も訂正した(データの取得 → データの送信)。

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