2010/03/30

職場で人を「さん」付けで呼ぶか「役職」付けで呼ぶか

以前の職場では、上司であろうと「さん」付けで名前を呼んでいた。今の職場は「役職」付けである。〇〇部長、××課長、△△係長、果ては、□□主任とか。役職がないヒラ社員がさん付けで、後輩であれば呼び捨てか君付けである。
個人的に「役職」付けはイヤなのだが、とは言え、郷に入っては郷に従えで、文化の違いなのでしょうがない。

では、「さん」 付け文化と「役職」付けでどういう効果の違いがあるか。私は以下のように感じている。
 「さん」 付け文化は、活発な議論の土台となる。
他方、「役職」付け文化は、責任の所在をはっきりと意識させる。

この文化の違い、文化による組織の違いは何か。以下個人的な穿った見方である。
「さん」 付け文化は、少なくとも呼ぶときは相手に尊敬を払いつつも対等な立場であることを表明している。その必要がある文化である。ある問題に対し、三人寄れば文殊の知恵の如く、上下関係なく意見を言える環境にする必要がある職場。そうやって日々の問題を解決していく必要のある業界、競争環境、市場にその組織はいる。
「役職」付け文化は、「役職」で呼ぶことにより権威付けしてあげないといけない環境にある。同じ仕事を上へ下へと受渡すように権威付けしてあげることで上位職の仕事を発生させている。危急な仕事はなく、非競争の安定した業界にいる。つまり、この場合の仕事とは上司からハンコをもらうことであったり、上司の仕事はハンコを押すことだったりする。中身の議論よりも責任の所在である(責任といっても、なにかあったときに責任をとれるのは通常社長だけだ)。

と言いつつも、最近、親会社も変わって、その親会社の親会社は皮肉なことに前職場だけに、今の職場でも試しに「さん」付けで行ってみようかと思う。

画像は、冷蔵庫に挟んだメモに向かってウートートー(お祈り)する3号(♀2才)。冷蔵庫の中の神様(または仏様、妖精、サンタクロース、他すべての他力本願の矛先様)、どうか願いをかなえてあげてください。

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