2009/03/15

省エネナビ導入、続き

省エネナビ導入に引き続き、設定の続きと使用感など。

本体(表示器)設定は原則PCから行う。主なものは料金単価と目標値の設定である。
対応OSはWindows2000/XP/Vista/2003 Serverのいずれか。一応、本体からも設定できるので、Windowsが必須というわけではないが、本体での設定はボタンをいちいち押さないといけないのでちょっと面倒かと思う。また、PCだと表示単位をkWと円で切り替えられるのだが本体ではできないようだ。
あと、PCだとデータの回収が出来る。過去15日(15分)、13ヶ月(30分、1時間)、24ヶ月(月)の4種類でCSV形式。なのでExcelなどの表計算ソフトがあれば、PCでグラフ化することができる。

次に表示方法。
時間軸で、今日、前日、前々日、今月、前月、累積の6種類。
現在のデータの比較方法で、目標値、温度と目標値との差分。
単位として、電力量(kWh)、CO2(kg)、熱量(MJ)、料金(円)。
併せて、上記の組み合わせにより、右画面にグラフ、省エネ率、数値のいずれかが選択される。
目標値は、月単位で設定するが、毎月均等にもできるし個別に設定することが出来る。月単位とはいっても実際に本体に表示される目標値は2,3分おきに更新されて、リアルな時間に合わせるように1日の始まりからだんだんと時間が過ぎていくにつれ目標値も積み上がっていくのは芸が細かい。
我が家では、「今日」または「今月」の目標値と比較し、グラフ表示させている。何をしていたかのだいたいの時刻を覚えていれば、グラフが跳ね上がり部分が相当すると見当がつく。ちなみに乾燥機、アイロン、パネルヒータなど電気を熱として利用するものがほとんどであることが実感としてよくわかった。
あと、時間帯によって液晶画面のバックライトを消灯することができる。目を凝らしてよく見ると値は読み取れる。

以下に画像で例を。
画像1。
2009/3/15のデータ。右上のランプが赤く点灯(画像では切れて少ししか見えない)しているので目標値を上回っている(悪いと言うこと)。
ただし、次の前日よりは値はいいのだが。目標値の計算方法がよく分からない。
右側のグラフで6時以降に大きく盛り上がっている部分は乾燥機の使用によるもの。
暖房は使用していない。
画像2。
前日の結果。目標値を下回ったので右上のランプが青点灯。
実績値は画像1の本日よりも多いのだが目標値が高いので結果は良好と。気温が低いのが関係しているのか? 前日は確かに寒かった。
12時以降の二つの山は乾燥機によるもの。
深夜の時間帯は待機電力によるもの。
画像3。
表示を気温にしたところ。目標との差分が表示される。
また、右画面は省エネ率。数値が高いほどいいようだ。100%で目標値と同値。ここでは下回っているので、省エネ率も84%。
画像4。
料金表示。各地域毎の電力会社によって算定方法が変わるので、予め設定しておく必要がある。燃料費調整制度(大ざっぱに言えば石油石炭の調達価格を反映)により四半期毎に電気料金に変更があるので、追従するためにいちいちPCをつながなくてはならないのはちょっと面倒だ。
我が家では活躍の機会があまり無いと思う画面。でも1日500円も電力へ支払っているのか…、ということが分かるだけでも導入した価値があるというものだ(月額料金から推測するのとは説得力が違う)。
画像5。
排出されたと推測される二酸化炭素の量。
1号(♂8才)が好んでこの画面にしているのが面白い。「地球温暖化」は小学生でも知っている。
温暖化は自然の流れではあるが、温暖化抑止にどこまで人間が関与できるか?
導入当初、私の素敵な奥様はランプが赤点灯がするとプレッシャーを感じるからといってタオルを被せていた。哀れ省エネナビ。でも最近は肝が据わったのか、見ないようにしているのか分からないが、タオルを被せられることはなくなった。
目標値が随時更新するなど結構見せ方は芸が細かいので、かえって瞬間瞬間の値に一喜一憂するよう仕掛けられている気もするが、季節変動を考慮した1年を見通した長い目でみてやらないといけないだろう。
目標値の計算方法が不明ところと、設定がもう少し簡単にできれば、何も言うことはない。
といったそばから、小さい家に住む私的にはこういうガジェットは縦型にして接地面積を減らしてくれた方がが望ましい、と言うことも付け加えておこう。

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