2012/05/15

集中:成果をあげるために(猫の例から)

画像はベランダの手摺の隙間から頭を出し、何かをじっと見つめる猫(♀5才)。
一心に集中して何かを見つめているように見えるが、実は何も考えずに目の焦点が合っているだけかもしれない。
彼女に世界征服や我が家の乗っ取りの意志がないことは、時間リソースの集中具合から判別できる。彼女の時間リソースには寝る、食べる、巡回、グルーミングの順で優先順位が割り当てられているのである。
彼女の目的はなんだろうか。

成果をあげるためには集中することが必要条件である(必要十分条件の必要条件は分かりにくい。必然条件と訳すと確かに理解しやすい)。
意識、時間、 お金、人、資産、能力、経験、もろもろのリソースを集中する。
集中しないと、いつまでも始まらない、いつまでも終わらない、細部に目が届かない、構造・仕組みを理解出来ない、 全体を把握できない、何もできない、という結果に陥る事が多い。
運がよければ何もしなくても良い結果が出る場合もあるが、それは奇跡と呼ぶにふさわしい。

何かの分野で世界のトップになるには、目標に焦点を合わせ、それが人間関係だろうが、なんだろうが、足かせやいずれ不要になるものは置いて行ったり切り捨てたりして、限りあるリソースを目標に集中する。
1%の才能と99%の努力、とか、才能とは努力を続けられること、というのはそういうこと。
普通の人は、なかなかそこまで出来ないし、やる必要もないと判断しているから普通なのである。

寝ることと食べることに特にご執心な彼女は、知らずと有閑マダムの地位を着実にモノにしている。
私の素敵な奥様はお猫様とはリソースの集中が違うようで、マダムの域には達していないのは幸いである(猫と一緒にするなって)。

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