2012/03/11

3.11と忘却と

3.11から1年が経過した。

仕事の上でも東北を管轄とする会社と協力関係にあるので、出張の折などで何回か話を聞いた。
16年前、阪神淡路大震災が起こった。
この後、関西を管轄とする会社が音頭をとって、全国の協力関係にある会社間で災害対策協力に関する規定やそれに付随するマニュアル、連絡窓口などが整備された。
しかし、1年前の震災で明らかになったのは、結局のところ、そういった規定やマニュアルや体制は有用に活用されることなく、形骸化していたということだ。
途中、資料は適宜更新はされていたが、訓練が定期的に行われたわけでもなく、致し方ないのかもしれない。
ただし、当時修羅場をくぐった経験者はやるべきこと、優先順位をはっきり見極め、きわめて有効な働きをしていたことも報告された。

時間が経てば記憶はやがて薄れる。

強烈な経験は、ある者は教訓として心に刻みつけ、ある者にはトラウマという形でエッセンスが心を支配する。
経験していない者でも自分の別の経験を敷衍し豊かな想像力で悲哀を共感できる。
しかし、万人が万人ともそういうわけではない。
経験の継承、共有化というのは難しい。

画像はWikimediaから、オリオン大星雲。
宇宙に目を馳せれば、100年も一瞬の出来事。

0 件のコメント:

コメントを投稿

zenback