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2017/06/04

ピアノはピアノ (カワイの50才スピネットから電子ピアノCN25へ)

16年前に中古で購入したカワイのスピネット型のピアノに引退してもらい、電子ピアノに買い替えました。
このスピネットは以前に整備に来てもらったときのことを記事にしています。ピアノのメンテナンス

昼間以外に弾くことはできず、ウチの場合、吹き抜けを通じて家中で音が共有されるので、一人でも機嫌が悪いと昼間であっても弾くに弾けずで宝の持ち腐れ状態でした。
しかも音が出なくなったキーがあったりして、メンテナンスに調律、傷んだ外装の修理などを考えたりしてる折、私の素敵な奥様が家電店で触れた電子ピアノのキータッチが本物に近いと感じたようで、 電子ピアノに心が傾きます。
  • このスピネットを今後弾くことはあるか?
  • 夜に弾けるようになるということは、弾きたい時に弾けるようになるということ
  • 以前と違い、電子ピアノのキータッチはまるで本物のようだし、我慢しなくてもいいかもしれない。
  • 電子ピアノは寿命が短いが(10年くらいが目処)、 目の前のピアノも適切なメンテを数年おきに行わないと維持できないのではないか。
  • その費用は、電子ピアノの10年毎の買い替えに匹敵、ないしはそれ以上するのではないか。
  • そうだ、ボーナスだ!
50年前に製造されたカワイのスピネットを買ってくれないかと何件かあったてみましたが、手を挙げてくれるところもなく、有料で引き取ってもらうところの中から最安値のところに依頼しました。
後でピアノの中を確認すると、弦が一本切れてました。

2枚目の画像はドナドナされるスピネット。
重たいですよ。
実は、ピアノを引き取ってもらうという話を子どもたちにすると、3号(♀9才)が反対の色を鮮明にし、ピアノに抱きついたりして抗議されたのですよ。そうですよね。生まれたときからあるからね。
でも、このままではこのピアノの蓋は閉じたままで弾かれずにかわいそうである、引き取ってもらうと他の誰かが弾いてくれるかもしれない、新しい電子ピアノは夜でも弾けるよ、と諭したのでした(納得したかどうかは不明)。
私が最後に聞いたスピネットの音は、3号が弾いたもので、生の楽器が放つ力強くいい音でした。
スピネットの引き取り手を探している間に、2号(♀12才)と家電店を何件か回り、試し弾きをしてもらうと、カワイの電子ピアノが弾きやすくてよいということになりました。
ちなみにローランドもカシオもコルグも出てくる音が彼女にはピンとこない感じで、最後まで検討に残ったのはヤマハです。

実際に購入したのは型落ちで安かったCN25。試弾したのは最新のCN27でしたが、両者は本質的なところは変わらずで、2割ほどさらに安いのでCN25に決めました。
家で聞くと、ヘッドホンはもとよりスピーカから出てくる音も案外良くて、これで10万円を切ったのはいい買い物であったと自画自賛してます。一方で現行品より製造終了後の部品保有期間が短くなるというリスクもあります。

ところで、カワイとコルグは電子ピアノとは呼ばすに、英語風にデジタルピアノと呼んでますね。

その後はというと、3号が自動演奏の音に癒やされて、時々自分の音で茶々を入れたり、「4小節だけならプロにも負けない」を目指して私がヘッドホンをつけて練習を始めたところです。

例え演奏が下手であったとしても、音楽が身近にある方が楽しいよね、などと感じる毎日です。

2017/03/12

Smoking Time Jazz Club

YouTubeで何かの拍子に再生したニューオリンズ系ジャズのストリートライブが面白くて、何回か視聴して、CDを購入するべくAmazonを覗くと、売ってないんですね。
仕方がないのでUSのAmazonを訪れると、1アルバムそれも中古しかないのでした(リンク)。
自身のサイトを見るとCDを出しているっぽいけど、Amazonには出していないということなんだろうか。

1枚目の画像が、そのUS Amazonから中古で入手したもの。送料が本体価格とほぼ同じ、つまり倍。

このバンドは、1920-1930年代のニューオリンズ・ジャズを現代に復活させたということらしいけど、前奏からアドリブが絡んでくるんで、個人の技量とチームのハーモニーがいい塩梅で面白いのでハマっております。

↓のYouTube動画を見ると、この場にいたら楽しくなること間違い無しと思うことしばしば。
ストリートライブにしては録音がいいんですよね。 どうやってるんだろう?
こちら(英語)の記事にはこの曲 "Percolatin' Blues" の解説があって詳しいです。

YouTubeの関連オススメで出てくる、Tuba Skinny というバンドは、ベースの代わりにチューバを使った似たようなニューオリンズ・ジャズ・バンド でこちらもおすすめ。

2014/11/11

MAGIC! - "Rude"

車を運転しながら米軍のFM放送を聞いているとキャッチーなレゲェベースの曲が流れて来た。面白いなと思ったので、家に戻って調べてみた。MAGIC!というカナダのバンドの"Rude"という曲だった。
"rude" とは日本語で、失礼な、無礼な、不躾な、無作法な、などという意味。

古いタイプの父親に、彼女との結婚の許可をもらおうとするが、門前払いにされる、というのが大まかなストーリー。主人公がその父親に向かって叫んでいる場面でタイトルの"rude"が出てくる。
Why you gotta be so rude?  (なんでそういう失礼な態度をとるんだ?)
Don't you know I'm human too  (僕も人間だっていうことを知らないのかい)
Why you gotta be so rude?  (なんでそんなに失礼なんだい?)
I'm gonna marry her anyway  (どのみち彼女と結婚するよ)
父親が古風だと知っていたからこそ、いい服も着てわざわざ許可を取るという手順を踏まえて礼も尽くしたのにその言い草は無いだろう、こっちも同じ人間だぜ! という誰も誰かの所有物ではないしひとりひとりが尊重されるべき、というところが新しなと思った。
同じ人間だぜ!
ついでにいうとプロモーションビデオで最後は主人公の元へ寄って行く彼女のスタイルもそうだ。




メロディも歌詞もカバーしたくなるようでいくつか面白いカバーを紹介。
カバーだけでなくパロディもたくさんある。

1950年台スタイル風。
アレンジもバンドも面白い。特にボーカルとピアノが良かった。
お薦め。


女性バージョン。
歌詞も「彼女の側」からの視点に変更されている。


女性&ウクレレバージョン。時々こぶしが入るw


10才の子どもによる子犬を飼いたいバージョン。
歌詞もわからず屋の父親に対して「なんでダメなの〜!」って感じで訴えている。


パロディーはこちら、ストーカーバージョン。

2014/01/21

Pat Metheny Group - Straight On Red - The Palladium NY 1982 (audio)

ここ1週間ばかり、パット・メセニーのTravels(リンク先はALLMUSJIC)というアルバムの"Straight On Red"という曲が頭から離れない(頭音)。
YouTubeにはライブの模様やコピーバンドもあるけれど、CD音源のこちらもいい。



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私にとって音楽は、自分にできないことをやってくれる身代わりのアイドルであり、日常から逃避する手段の一つであり続けているな。

2013/09/09

夜更かしするのは音楽成分が不足しているから、という理屈は成り立つか?

最近、たま~に週末に夜更かしをする。
3時とか4時ごろまで起きているのですね。
もっとも、いつ夜更かししてもいいわけではなく、翌日に大した予定がないことを確認したあとである。
今この瞬間この時ばかりでなく、明日のことをも考えているとは、類人猿らしいし、さすが大人である、という風にほめられてもいいものだが、こんなことでほめられるのもどうかとは思う自分がいる一方、誰もほめるが人いないなら、いっそのこと自分で自分自身をほめてあげればいいではないか、というのが私の座右の銘の候補にノミネートされている。
世間の誰一人として認めてくれなくても誰もほめてくれなくても、自分で自分を認めてほめてあげれば、世知辛い世の中でも何とかやっていけるのではないか、という気がする。

で、夜更かし中に何をやっているかというと、TV(無い)やゲーム(学生時代に卒業)などではなく、YouTubeで初めて聞くバンドや、懐かしのロックなどを漁っている。Jazzやクラシックは大きなスピーカで聞きたいし、スマホで聞いてもどうにもつまらないので、夜更かしはロック専門である(人と違うかな)。
つまりは、YouTubeから流れる音楽に没頭しているのである。

YouTubeでは、音を聴くだけでなく映像も同時に見られるので、たとえば、元曲に合わせてドラムのパートだけ演奏してくれている映像などがあったりする。手足4本をバラバラに動かせて一体全体この人たちは私と同じ地球の人?などとため息をつき、私が時々外れるリズム感もばっちりで羨ましいと天を仰ぎ、同じ曲同じリズムでも叩く人によってはキレが全然違うわー上手下手はやっぱりあるのね、などと改めて思ったりするのである。
とにかく、この場を借りて、映像をアップしてくれた見ず知らずの他人の皆様とYouTubeに感謝申し上げたい。

音楽に没頭すると先に書いたが、没頭感のいいところは、そこにあるのは「自分だけ」であって、しがらみ、関係性、義務、責任、強迫観念などから自由に、あるいは、逃げられる、というところかなと思う。
同じスマホでも、ネットサーフィン(←死語の世界からの甦り)は、いい時間つぶしで、たとえば、いくつかのニュースサイトやTwitterなどから、知識を得ては賢くなった気になり、考えるべきことは増して思考力が上がった気になり、新しい見方を得ることで世界観を拡大した気になっても、なぜか、そこには夜更かしするほどまでの没頭感はない。

YouTubeを見て夜更かしまでするような没頭感が、私の現実世界には、直接的にいい影響を与えているとは思えず、翌日はやや寝不足で頭脳パフォーマンスの低下という悪影響を与えているのは事実で、それでも「ついつい見て聴いてしまう」のは、私に「音楽成分」が不足しているため体が無意識に欲しているからだと思われる。

しかし、音楽は時間芸術なので、それを鑑賞するには時間を消費する。音楽は演奏している時間と同じ時間の分を聴かねばならず、その時間の分だけ確実に消費していく。時間はすべての人に等しく同じ長さを与えられていて、与えられた時間をやりくりするのは、人それぞれの工夫次第である。

こうして、働き盛り、子育て真っ盛りのある年代は、葛藤に葛藤を重ね、なんとかやりくりした結果、再び自分の時間を取り戻すまでは、音楽やオーディオから離れていくのだと思う。

足りないミネラル成分を補給してくれるお手軽サプリメントが巷にはあるが、時間を消費しないような音楽成分を補給してくれるサプリメントがあればいいのに、と思うお年頃に自分もとうとうなってしまったのか、と思う今日この頃。

2013/07/31

i am sam (サントラ盤)

映画"i am sam"のサントラ盤。2002年発売。

DVDで映画を見て、音楽がよかったのでCDを手に入れた。
国内盤はボーナストラックがついてそのボーナストラックもいいとのレビューもあったが、すでに廃盤なのか値段が高いので、輸入盤を購入。画像をクリックするとアマゾン(jp)の輸入盤のサイトへ飛ぶ。

いろんなミュージシャンが演奏するビートルズのカバー集だが、どれもアコースティックな曲風をベースに音楽的にも音質的にも音色のトーンが揃えられていて曲による違和感は少ない(12. "Julia"だけは別かな)。中で頑張っている人がいる。

どの曲もとてもいいし、アマゾンのレビューでも好きな曲が皆テンでバラバラなのが、このアルバムの良さを表しているかもしれない。
私が特に好きなのは1曲目の"Two Of Us"と最後の"Let It Be"。

エイミー・マン&マイケル・ペンの歌う"Two Of Us"は、オリジナルにない丁寧さ、音の強弱、特に無音部分を上手に使って、歌詞にピッタリなアレンジで、楽曲の魅力を引き出している。これは、2曲目のサラ・マクラクランが歌う"Blackbird"も同様な丁寧さ。
ちなみにマイケル・ペンは、主役のショーン・ペンの兄である。
そして、ニック・ケイブの歌う"Let It Be"は、この名曲をこういう風に歌うのか!とびっくりさせられる。歌を自分のものにしていてうらやましい。

とにかく、ミュージシャンたちがビートルズに敬意を表しつつ、オリジナルの魅力を引き出すようにさらに現代的に研ぎ澄ませているかのようだ。
このCDを聞くとビートルズの演奏は古く荒っぽいと感じるが、逆に、カバーによって原曲の魅力は輝きを増し、これだけの曲を作り、アレンジのアイディアを出していた彼らはすごいのだと再認識した。

"Two Of Us"も"Let It Be"もどちらもCDと一緒にそらで歌えるまでちょっと頑張ってみる。

2013/01/28

"My Old Pals"

ある気に入った曲のオリジナル曲やカバー曲を見つけるのを密かな楽しみにしているのだが、キム・カーンズの1981年発表の出世アルバム「私の中のドラマ」(Mistaken Identity)の最終曲"My Old Pals"のオリジナルがYouTubeで見つかったので記念に記事にする。
このアルバムはスタジオ一発録音(せーのっ!)で、バンドメンバーも曲をよく理解しているようで、ノリがいいし、録音も下手なコンプレッサーは使っていないように思える。録音レベルが低く感じられるが、故にダイナミックレンジは大きい。

目的の"My Old Pals"は、故郷を離れたヘタレが遠い仲間たちを思う歌詞が学生時代に滲みてしょうがなかった曲で忘れた頃に思い出す(本当に忘れたら思い出せないが)。
Funky Kingsオリジナルのカントリー調のやや明るいアレンジに比べ、キム・カーンズのピアノを主体としたアレンジが歌詞にマッチしているし、歌も単調にもならず、とてもうまい。
歌詞はFunky Kingsが"girls"と歌っているところをキム・カーンズは"boys"に変更している。

My Old Pals - Funky Kings -


My Old Pals - Kim Carnes -


しかし、キム・カーンズは、キムあるいはカーンズというように名前の一部を省略すると誰だかわからなくなる名前だな。

2012/10/19

プリンスのパープルレイン

プリンスのパープルレイン。
3:50からのソロがなんというか、凄い。目が逝っちゃてる。
観客のコーラスとライブ会場の狭さが伏線というか撒き餌というか呼び水になっているのだろうけど、プリンスの精神が音と一体化しているというか、音の世界がプリンスの現実世界を包みこんでいるというか。これはある種の才能がないとそこまで入り込めない気がする。私が三線をやっている頃は酔わないと無理だった。酔ってもできるとは限らないというか、あまり無かった。
プリンスにとって音楽は天職というか天賦の才能というか天命。


ついでにピンクフロイドのデビッド・ギルモア(歌い手はトム・ジョーンズ)が同曲をカバーした動画もあったので比較。
トム・ジョーンズの真面目な歌の後、2:30からソロが始まる。
ギルモアの音は両足が地面についたまま曇り空の湿ってねっとりした空気の中を泳いでる感じ。
ピンクフロイドのまんま。


他のカバーした動画を見ていると、歌がメインだったり、歌なしギターだけとかいろいろ料理されている。つまりいい曲ということなのかなな。
例えば、ランディ・クロフォードのゆったりしたジャズテイスト。アドリブソロがサックスだ。
Dred Scottというホームレスはアコギ1本で演じている。歌もうまい。
パープルレインではないけど、シンディ・ローパーもカバーした同じプリンスのWhen you were mineのアコースティックソロ、Crooked Fingersも味があっていい。

2010/05/25

3号(♀2才)育ち盛り(推測)

夜遅く帰って、晩ご飯の用意がこの日はわからず、オムレツ(失敗)などをこしらえていると、私の素敵な奥様が起きだしてきて冷蔵庫の中から見繕って準備配膳してくれるままにする。晩ご飯を食べながら何とはなしに1号(♂10才)の字の汚さの話をしつつ、眠いというので先に寝かせ、晩ご飯の片付けをしながらふと横を見ると、ピアノの上に何やら譜面台のようなものがある、と思ったら実際それは本当に譜面台で、本来あるべきピアノの前面にはなく、はぎ取られたように上にポンと置かれている。譜面台に体重を乗せたり上下に激しく動かしたりして、支点がそれをささえきれずに耐力の限界を突破、破壊に至ったと推測。
これはきっと体を動かすことが大好きな3号(♀2才)の仕業に違いない。物心つくまでそのままにしておくべきか? 
ちなみに3号の趣味は「さんぽ!」である。散歩から帰ってきた5分後、寝る前、朝一番、雨嵐、昼夜構わず「さんぽ!」である。どんだけアウトドアなんだか。

画像は別途。
(→2010/5/30追加)

2009/09/04

オバーの教訓

昨日、9/3(木)は旧盆の最終日ウークイ(お送り)であった。私の仕事も休みで、1号(♂9才)の小学校も那覇市内の小中学校は休みということもあって休み、2号(♀4才)のカトリック系の幼稚園も何故か休みである(カトリックなのに祖先崇拝とは何事、などと素朴な疑問を持ってはいけない。そこはそれ、大人の対応だ)。

そのウークイ日、うちの両親と私の素敵な奥様、子ども達総出でオジーの仏壇に手を合わせてきた。と、その前に老人ホームにいるオバーに会いにみんなで寄ってきた。オバーの娘である母親によると戸籍上はオジーと同じ明治44年生まれなのだが、戦争直後の混乱期、戸籍の再登録時(?)に明治44年生まれと登録されたようで、実際は明治42年(1909年)生まれのなんと御年100才だそうだ。
いつも面会に行くと眠っているのが常なのだが。今回はたまたま起きている姿に会えた。こちらの声が小さいのか、目が見えないのか(少し濁っている)、ゆっくりした問いかけにも反応があったりなかったりで、きっと妖精の世界を生きているに違いないと思った。しかし、その声は自分が物心ついた頃から確かに聞き覚えのあるオバーの声であった。
同じ入居者の中でも表情がしっかりしている方がいて(足が悪そうであった)、その方がオバーの反応が悪いのを見かねたのか、オバーは唄をよく歌うよ、このホームに名人がいてその人が三線を弾くといつも歌っているよ、と教えてくれた。母親も、昔から唄が好きだったんですよ、と返す。

そういえば、思い出した。私が東京で学生卒業後も居残って就職し、独り身の暇つぶしに三線を始めて数ヶ月、数曲歌えるようになった頃、帰省の折にまだ元気だったオバーに三線持参で聞かせたことがある。1曲終わった後、
声はいいからもっと練習したら上手になるよ
というニュアンスの言葉を頂いた。
自分の三線の才能を客観的に評価してもらった初めての言葉である(ちょっと歌えるようになったので鼻高々であったのは確か。周囲のみんなは誰も言ってくれなかったが、要するに…下手ということなのね)。
  • どんな人にでも褒めるところはある(はずだ)
  • でも真実は伝えなければならない(遠回しにでも)
オバーの教訓として理解している。

ホームを辞去し、オジーの家に向かう。オジーの仏壇に向かって手を合わせる。
オジー! オバーは元気にしているからまだまだ独身貴族を満喫できるよ、と報告しとけばよかったと今思った。

2009/07/27

ピアノのメンテナンス(湿度対策編:続き)

ピアノのメンテナンス(湿度対策編)の続き。

先週、別の調律士さん(見積に来た方らしい)が残作業のため来訪。私の素敵な奥様が立ち会った。
以下、奥様からの報告をblog向けに少々改変(乾燥機は除湿器と読み替える)。
来ましたよ~。xxピアノ

ペダルは完全に、前回の調律士さんの作業ミスだったそうです。
(うちのは構造がちょっと変わってて、それでじゃないかと)
他数点話がありましたが、帰宅後口頭で^-^

あと、ピアノの乾燥機は
「プロの方が付けたと思うのですが、」と前振りされて
そのまま勢いよく説明が続いたので
ダンナがつけたと言いそびれました(笑)

ただ、弦にだいぶ近いらしいです。
音の狂いが出やすいと思うので次回は9月か10月ごろがおすすめですとのこと。

「○○、たくさん在庫抱えられるところは大量入荷で安くできるんですよね」
と言ってました。
 ↑乾燥機のこと。
xxピアノでは受注があってお取り寄せになるから割高なんだと。
使用期限があると言ってたよ。
在庫を抱えると古いのから出していくから受注だそうです。

…とまあ、こんな感じ。作業45分くらいかな。
今回はスピーディーでした^-^
うーむ、除湿器(ダンプチェイサー)の取り付け作業評価は素人以上プロ未満という妥当な所か。
ということで早速昨日除湿器を弦からもっと離して下前板に近づけてみた。
これでOKかな。9月か10月に調律を頼むことも無いな。

2009/07/02

ピアノのメンテナンス(湿度対策編)

ピアノの修理調律を行ったところ、今後とも使い続けるには湿度対策が必要だ、と遅まきながら思った。購入当初からアドバイスをもらっていたのに理解するのが遅すぎる。

実は、マルチヒータを使った除湿を既に実践済みであったことが伏線である。これは、過去のちょっとした思い出からヒントを得て、窓の冷気防止と結露防止に使うマルチヒータをクローゼットと靴箱に試めしに置いてみたところ、思いの外、というか期待通りに具合がいいので今も続けているものである。その経験を踏まえてピアノの除湿に応用しようというのである。

とはいうものの既にピアノ業界では当たり前の道具があったりするわけで、有名どころではダンプ・チェイサーと調律師からお勧めされたドライエルという除湿器である。
いずれも、機能は同じ、低消費電力のヒータと湿度センサーの組み合わせで、室内の湿度が高い時にピアノ内部をじわりと暖めてピアノ内部の湿度を下げ、また、下げすぎないように一定の湿度で電源が切れるように湿度センサーで見張るというもの。ダンプ・チェイサーには室内が過乾燥になった場合に備えて加湿機能も追加で付けられる。沖縄では不要だけど。

いずれも定価は2万円前後。
どこで買っても機能は同じで、構造上そうそう壊れるものでもないし、ならばどこで買っても同じということで最安値を探したところ、1割引程度がほとんどの中、大石楽器店が3割引以上の12,800円。当然即決。速攻で届いたので仕事から帰宅後、朝飯前ならぬ晩飯後に速攻で取り付け。

取り付けでちょっと迷ったのが、ヒータ(長い丸棒)がどのように支えられているか不明だったこと。説明書には
5.親板に接触する箇所をマークしておくこと。
  ダンプ・チェイサーを取り出し、マークの中心にピンを差し込む
6.コードの出ていない端を滑り込ませた状態で、ダンプ・チェイサーのコードの出ている方の端を
  ピンに設置、そのまましっかりささえて、もう一方の端を別の手で引き出して、もう一つのピンに設置。
とある。ここで迷った。
コルクの両端に金属の丸いピンのようなものがあるが、どう見ても1個しかない。
実は、コルク棒の両端に画鋲のようなピンが2個刺さっていて、扱う人が怪我や他の部品を傷つけないようにしてあったのだが、コルクが上等すぎて1個にしか見えなくて、勘違いしてしまった。
上の説明書の文章ではピンが2個あることが分からないでもないが、実際5分程、このようにわかりにくい説明書になっているのはあえてそうしていて、素人による取り付けを排除し、取り付け料を稼ぐことによってピアノ業界を潤すためのメーカ、現場一体となった暗黒の陰謀かと邪推してしまった。
次のように書いてくれると私は途方に暮れることはなかった。
5.左右両方の親板(側板)ダンプ・チェイサーが接触する箇所印をつけておくこと。
  ダンプ・チェイサーをいったん取り出し、の中心にピンをそれぞれ差し込む
6.コードの出ていない端を滑り込ませた状態で、ダンプ・チェイサーのコードの出ている方の端の穴に
  ピンを設置、そのまましっかりささえて、もう一方の端を別の手で引き出して、もう一つのピンに設置。
ネットで調べてみると、ピンを親板に刺すのではなく、ひもでぶら下げる方もいるようだ。

ちなみのこのダンプ・チェイサーは消費電力25W、除湿センサーは50%RH以下で電源が切れる仕様である。
電源コードは上部の屋根の隙間から出した。

あと2週間ほどすると再度調律師さんが来ることになっているのだが、果てさてご感想はいかがなもんだろうか。

続きがあります。

2009/07/01

ピアノのメンテナンス

8年前、帰沖してまもなく、1号(♂9才)が当時1才の頃、私の素敵な奥様の切実(?)かつ熱心な(?)要望により、中古のピアノを買った。

私はピアノは弾けない(ピアノもでしょ?)。
奥様自身にはピアノに親しみがあったのだが、奥様の実家のピアノは姪っ子にあてがわれてしまったため、1号に生のピアノへ直に触れる環境を与えるための要望であったと理解している。

ある日、ウィンドウに飾られていたスピネット型のピアノのたたずまいに惹かれ、たまたま寄った中古ピアノ専門店で一通り拝見した後、音はよく分からなかったので、見た目重視、圧迫感のないしかもウォールナット系の木目であるカワイのコンソール型を購入した。
リズムを刻むのにより適した余韻と明るい音色であった。
(今なら同じ買うにしても耳と知識が当時と違うので購入の際の判断材料は違ったモノになっていると思うが)
(グランド、アップライト、コンソール、スピネットの違いはこちら! おかげで詳しくなった)

購入したピアノの素性を改めて調べてみると、製造番号は24万番台(24****)、ということは、カワイ製造番号リストと照合すると、1967年8月〜12月製? おお、もうほとんど私と同い年のベテランではないか。
残念なことに型名が分からない。

購入後、1, 2度調律に来てもらったが、その時はそれだけ(調律)だけで終わり。確か調湿を勧められたと聞いている。

2号(♀4才)がピアノ教室にも通い出し(通い始めたのは3才の頃だったが)、ちゃんとピアノが弾ける環境を整えよう、ということで、いくつかの鍵盤が上がらなくなってきていたピアノの修理と調律をお願いすることになった。
奥様が見積先を何社か当たってみて、ここだというところに一度見積に来てもらった。
調律含む修理内容は次の通り。
  • ハンマー整形 (ハンマースティック、ハンマー変形、鍵盤スティック)
  • ダンパーレバークロス張り替え (ダンパーレバークロス摩耗)
  • スティックアルコール処理
  • 芯線サビ処理 (弦錆)
  • 調律
ハンマー整形とダンパーレバークロス張り替えが思いの外高くて(5万円超)、トータルコストもかなりのものになったが、いくらオーディオ好きでも生音が身近にある魅力には代え難いものがあり、作業をお願いすることにした。

2週間程前の土曜日の昼下がり15時頃、見積時の人とは違う人だと聞いていたが、若めの女性が訪れた。
新しくなったアクション部分(写真)やピアノが分解された様(写真)は面白かった。
3号(♀1才)の昼寝につきあいつつ、少し離れたところから調整具合を聞いていると、最初は共鳴する音が濁っていて、どうなることやらと前途多難を感じさせたが、最終的には芯があってポッーンと飛び出てくる音に仕上げたのはさすがだなと思った。手間のかかるこのピアノを素人でも分かる程度のところまで仕上げたのはさすがプロである。
ただ、調律に至るまでの前準備で19時頃になってしまい、調律終了までに21時近くまでかかったのには閉口したが、見積った人は3時間で終わると見ていたようで、見積が甘かったのか、現場の調整技術が十分でなかったのかは定かではない(経験上では見積が甘いに軍配を上げたいが、正確に見積もられているとより費用がかさんでいたはずなので結果オーライ)。
とにかく調律師、家族もお疲れ様の1日であり、調律師はピアノが好きでないとやってられない仕事ですねぇ、と感慨深い1日であった。

次は今後のメンテ容易性を向上させるため、除湿対策の検討結果をご報告する。

2008/10/10

ちょっと変わった子守歌の深謀遠慮

画像はWikimedia Commonsから。

3号(♀0才)を時々抱っこであやして上げることがあるのだが、そのとき口から出てくる歌のうちの一つが、自分でも意外な歌でびっくり。いわゆる子守歌ではない。でも歌っているとしっくりくる。
「熊本節」または「出征出船の唄」とも言う。
入隊しなければならない夫とそれを見送る妻との夫婦別れの唄。題名からは戦争賛美のように思えるが、決してそうではなく、逆に、戦争によって引き裂かれる夫婦の哀しさを表している。
「ちらし」という「セット」で歌われることが多い「軍人節」も同様。軍人節、熊本節は共に普久原朝喜の作。出征出船の唄と呼ばれるいきさつは「アイ加奈思い」さんのサイトが詳しい。ちょっと引用してみる。
この唄の初出時(昭和8年吹込)の経緯について、上原直彦さんの文章を転載させていただきます。
「「軍人節」を創作した普久原氏が検閲を受けたとき、担当係官は「琉球の民謡フゼイに大日本帝国軍人の尊称を節名とするとは何ごとか!」と、内容を知ろうともせず一蹴してしまった。つまり、日本国民でありながら、「ニッポン人の資格」を得られなかった沖縄人には、表現の自由、いや、歌うことの自由さえなかったのである。
 しかし、普久原氏は歌うことをやめなかった。
「軍人」という言葉がタイトルとして認められないのなら、どうせ中身は、相手には判らない。日本帝国軍人係官が好みそうな節名をつけてやろうと考え、問題の「軍人節」を「出征兵士を送る歌」と改題、連作の「熊本節」を合せて「入営出船の港」として申請したところ、「よしよし、オキナワもんもようやくニッポ ン人になったか、御国のために尽力するように」と激励さえ受けて許可されたのである。」[「島うたの周辺 ふるさとばんざい」P85]
蛇足ですが、沖縄から出征した人たちは3年間、熊本の第六師団に配属されたそうです。それで熊本節。
ここでは二つの曲を合わせて「入営出船の港」となっている。
熊本節の歌詞と意味は、たるー(せきひろし)さんのサイトが詳しい。
たるー(せきひろし)さんは気軽には歌えないらしいが、それは人前で歌うことが前提になっていて、かつ、本人が沖縄出身者でないことを意識(遠慮)してるからではないだろうか。
とはいえ、たるー(せきひろし)さんのサイトは沖縄の唄を知りたい者にとって、とてもとても役に立つ。

熊本節以外には「赤田首里殿内(あかたすんどぅんち)」を歌う。これは今の住まいが首里なのでかなり意識して歌っている。首里赤田町では「弥勒迎け(みるくうんけー)」が行われ、毎年旧暦の7月15日の近くの日曜日に行われていて、毎年子ども達と一緒に追いかけている(赤田町に住んでいるわけではないのだが)。

子守歌としての熊本節は、0才のこの子に歌詞なんか分かるはずもなく、大きくなってからだってメロディーさえ覚えていないかもしれない。ただ仮にこの子が成人した後、熊本節がこの子の耳をかすめたとき、そのメロディが奥に眠っている記憶をつついて蘇り、その歌に興味を持ち、探し出して歌詞を知り、そして、この歌の背景を想像することができたなら、歌を自由に歌える時代に生きていることを理解できたなら、親としては本望だ。

だから私はその子を抱いているときに熊本節を子守歌として易々と口ずさむのである。

2008/08/06

しまだあや・新垣優子ジョイントライブ@桜坂劇場

正式には「しまだあや・新垣優子 それぞれのCD発売記念ジョイントライブ」@桜坂劇場

友人のご招待で久々のライブに仕事仲間のO氏と行ってきた。ありがとう、Tパパ。

最初は「しまだあや」。子どもOKだったが、2,3名いたかどうかで、客層の平均年齢はうーん、30〜40才くらいか。客数は立ち見も出て100名くらいか。
しまだあやの声質は鬼束ちひろに似ていて(O氏同意見)、でも鬼束ちひろより優しく柔らかい感じがするのは歌詞とメロディー、編曲のせいか。母親が石垣・白保の出身とのこと。
キーボードその他楽器は和田弥一郎という方で和田誠とマヒナスターズの和田誠の息子さん(といっても既にキャリア抜群の年齢のようだ)、クラシックギターは大野元毅のトリオ編成。
和田さんはキーボード以外にいろんな楽器(というか鳴り物、8種類ぐらいだったか)を駆使して、曲のイメージに合うよう工夫していた。あまりにいろんな楽器を使うのでO氏と話題にもなった。
ゲストは自身が働いていたことがあったという玉城の浜辺の茶屋つながりで三線の稲福剛治。八重山の歌。トゥバラーマでは、客席から返しがあったり、MCがうまくないのでと言い訳しつつ1週間ほど前の彼女との別れ話を話題にして自ら「身を削って」がんばっていた。大島保克に歌い方が似ている。
しまだあやの最後はギターだけをバックに、マイクなしで裸足で会場を歩きながら歌っていた。十分にうまい。
音響的興味ではマイク通すと声がデフォルメされるのがよく分かった。生とは全然違うがCD等にパッケージ化された音と同じ。

もう一人の「新垣優子」は、三線弾き。
始まった瞬間は、今までポップスだったのに、え、民謡?という感じ。まったく情報がなかった(今の今まで新垣結子と思っていたくらいだ)のでちょっと不安だったのだが、アカペラのわらべ唄のメドレーから始まって2,3秒でこの人はうまいと確信した。音がしっかりしているのだ。安心して身を任せられる。
国頭は辺戸の出身。CDは辺戸の共同売店でも売っているらしい。
沖縄の民謡。順番は正確でないが、赤田首里殿内、花ぬカジマヤー、永良部百合の花、かりゆしトゥックイ小、あやぐ節、国頭ジントヨー、だんじゅかりゆし など。
特別ゲストは佐渡山豊。

癒し系ポップスと沖縄民謡、音楽的な接点は少ない気がしたが、歌だけでなく、曲間の語りからも伝わってくる優しさや他人への思いやりの空気感が醸し出すものが共通テーマのように感じ、ライブ終了後にはこの組み合わせにまったく違和感は無くなっていた。
最後は和田さんを除いて全員で「てぃんさぐぬ花」。そうそう、この和田さん、ライブが始まる直前には席を見つけられないお客さんに空いている席を探してあげていた。

ライブは久しぶりなのでちょっと考えてしまったのだが、体を張って何かを表現するのは正直うらやましいと思った。そしてそれが形に残せる手段があることも。保障されない生活、理解されない活動、生身を削る行為、自らが自身の才能を信じなければ始まらないことなどを踏まえても。

O氏も癒されたーと言って満足したようだった。
お二人のCDを買ってサインをしてもらって(こっちがびっくりするほどお二人ともとても喜んでいた)、来られなかった家族へのおみやげとした。

# サインをもらうときに「お名前は?」と聞くので「名を名乗るほどのものではありません」と答えたら…
# 「名を名乗るほどのものではありません さんへ」
# などとは書かれずに、まじめに日付とサインだけ書いてもらった。
 

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