映画"i am sam"のサントラ盤。2002年発売。
DVDで映画を見て、音楽がよかったのでCDを手に入れた。
国内盤はボーナストラックがついてそのボーナストラックもいいとのレビューもあったが、すでに廃盤なのか値段が高いので、輸入盤を購入。画像をクリックするとアマゾン(jp)の輸入盤のサイトへ飛ぶ。
いろんなミュージシャンが演奏するビートルズのカバー集だが、どれもアコースティックな曲風をベースに音楽的にも音質的にも音色のトーンが揃えられていて曲による違和感は少ない(12. "Julia"だけは別かな)。中で頑張っている人がいる。
どの曲もとてもいいし、アマゾンのレビューでも好きな曲が皆テンでバラバラなのが、このアルバムの良さを表しているかもしれない。
私が特に好きなのは1曲目の"Two Of Us"と最後の"Let It Be"。
エイミー・マン&マイケル・ペンの歌う"Two Of Us"は、オリジナルにない丁寧さ、音の強弱、特に無音部分を上手に使って、歌詞にピッタリなアレンジで、楽曲の魅力を引き出している。これは、2曲目のサラ・マクラクランが歌う"Blackbird"も同様な丁寧さ。
ちなみにマイケル・ペンは、主役のショーン・ペンの兄である。
そして、ニック・ケイブの歌う"Let It Be"は、この名曲をこういう風に歌うのか!とびっくりさせられる。歌を自分のものにしていてうらやましい。
とにかく、ミュージシャンたちがビートルズに敬意を表しつつ、オリジナルの魅力を引き出すようにさらに現代的に研ぎ澄ませているかのようだ。
このCDを聞くとビートルズの演奏は古く荒っぽいと感じるが、逆に、カバーによって原曲の魅力は輝きを増し、これだけの曲を作り、アレンジのアイディアを出していた彼らはすごいのだと再認識した。
"Two Of Us"も"Let It Be"もどちらもCDと一緒にそらで歌えるまでちょっと頑張ってみる。
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