前回のレポートは「太陽光発電実績(1年目)」になる。
グラフの見方は次のとおり。
- 「買電額」(オレンジ)は沖縄電力へ支払う額。マイナス表示。
- 「売電額」(グリーン)は沖縄電力へ売った額。プラス表示。
- 「自家消費額」(ブルー)は太陽光発電力を自家で消費した分、沖縄電力の購入単価をかけて買った場合相当とみなしたもの。プラス表示。
結論から言うと、投資回収は稼働から12年後、今から10年後と出た。稼働前の計画より2年ほど伸びた。
原因は、2年目の発電量が低めであったこと。また、同じ2年目の電力消費量が多めであり、これは今年の夏は暑くて風向きが悪くてエアコンを使わざるを得ず電力を消費したことこと(2014年7月〜9月)。
対策は待機電力の削減だろうけどねぇ、目標は500kWh/月以下なんでオーバー気味であるが今のところ倹約より生活が優先。
今の職場の最前線を引退する頃には回収が済んでいるはずなので慌ててはいない。
以下の表は、平均値、最小値、最大値、標準偏差と累積値。
期間は2012年10月から2014年11月の26ヶ月間。
電力単価(27.7円/kWh)は沖縄電力からの請求実績を元に逆算した。
また、発電量は日射量に相関が高い。2年間を通してみると平均値はほぼ平年通りであったが、標準偏差が平年(過去30年)より大きいので、天気の振れ幅が大きかったと読める。
日射量のデータは気象庁の統計のサイトから。
発電実績
|
平均(月)
|
最小
|
最大
|
標準偏差
|
累計
|
|||
累積月数
|
月
|
26
|
||||||
消費量
|
100%
|
kWh
|
-
|
512.8
|
443
|
725
|
64
|
13,334
|
発電量
|
58%
|
kWh
|
+
|
297.0
|
180
|
440
|
74
|
7,722
|
自家消費量
|
26%
|
kWh
|
+
|
132.5
|
93
|
197
|
30
|
3,445
|
売電量
|
32%
|
kWh
|
+
|
164.1
|
86
|
256
|
46
|
4,266
|
買電量
|
74%
|
kWh
|
-
|
379.9
|
313
|
528
|
52
|
9,878
|
売電額
|
42
|
円/kWh
|
+
|
6,636
|
3,612
|
10,752
|
1,937
|
179,172
|
買電額
|
-27.7
|
円/kWh
|
-
|
-10,134
|
-14,626
|
-8,670
|
1,438
|
-273,621
|
売電額ー買電額
|
円
|
-
|
-3,498
|
-8,006
|
1,583
|
2,690
|
-94,449
|
|
自家消費額
|
27.7
|
円/kWh
|
+
|
3,534
|
2,576
|
5,457
|
842
|
95,427
|
想定買電額(導入無し)
|
-27.7
|
円/kWh
|
-
|
-13,680
|
-20,083
|
-12,271
|
1,782
|
-369,352
|
節約額(売+自家)
|
円
|
+
|
10,182
|
6,188
|
15,721
|
2,691
|
274,903
|
|
全日射量
|
MJ/m^2
|
14.7
|
8.3
|
23.4
|
4.4
|
381.3
|
||
全日射量(平年)
|
MJ/m^2
|
14.3
|
8.7
|
20.8
|
3.9
|
375.6
|
||
全日射量(平年比)
|
MJ/m^2
|
102%
|
89%
|
126%
|
====
電力5社の再生可能エネルギー受け入れ停止措置は再エネ発電市場と電力側設備投資のスピード感の違いや精査の甘さからくるちょっとした怠慢でしょうね。
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