1年の発電量と収支を振り返って、今後の投資回収予測を立てみよう。
期間は 2012/10 〜 2013/9。
発電量 (青の面グラフ)
- 最大: 440 kWh (2013/7)
- 最小: 184 kWh (2012/12)
- 平均: 305.5 kWh
- 年間: 3,666 kWh
消費量は、
- 最大: 527 kWh (2013/7)
- 最小: 478 kWh (2012/11)
- 平均: 498.5 kWh
- 年間: 5,982 kWh
年間を通じて±5%程度の変動で、案外季節要因が少ない。
他所と比べても電気を使っている方だな、これは。
ちなみに2年前の月平均は 559 kWh だったので、その時よりも1割減となっている。理由はよくわからない。
自家消費量(緑○)、買電量(橙▽)、売電量(黄○)
年間の消費量を100%としたとき、自家消費量、買電量、売電量、発電量(それぞれ年間)には以下の関係が成り立つ。
- 消費量(100%) = 自家消費量(27%) + 買電量(73%)
- 発電量(61%) = 自家消費量(27%) + 売電量(34%)
気象庁の過去の気象データ検索から毎月の全日射量(MJ/m^2)と発電量の相関係数を求めると 0.979 と非常に高い値が得られた。
収支
これ以降は、実際に沖縄電力からの請求額(買電額)および入金額(売電額)から、収支を求めてみる。
沖縄電力の電力量の検針は毎月20日前後で、上記の発電量とは10日ほどずれている。
2013/10は参考値。
また、実績値から単価の平均を求めると 26.8円/kWh となった。
買電額、売電額、実支払額
- 買電額 = 115,724 円/年 (@26.8円/kWh)
- 売電額 = 85,680 円/年 (@42円/kWh)
- 実支払額 = 30,044 円/年
年間の総消費量が 5,982 kWh であることから、太陽光発電を導入しなかった場合のみなしの電気料金は
- 5,982 kWh/年 x 26.8 円/kWh = 160,283 円/年
みなしの削減額
実支払額が30,044円であったことから、みなしの削減額はみなしの電気料金から実支払額を引いたものになる。
- 160,282円/年 ー 30,044円/年 = 130,239円/年
設備投資額は150万円である。
みなしの削減額で割ると、回収期間が求められる。
- 1,500,000円 ÷ 130,239円/年 = 11.5年
想定していた10年弱より長くなった。
年間の消費量が1割ほど減ったおかげで、却って、お得感が減になったようだ。
試しに買電額を1割増のさらに売電量の割合(74%)の7.4%増とすると、みなしの削減額が増えるので、8.4年での回収期間となった。
払ったお金が増えるほど、お得感が増すのも変な話ではあるが。(→ 追記参照)
結局のところ、お天道さま次第であるので、8年から12年の期間で回収するくらいの気持ちでいいのかもしれない。
(2013/11/16 追記)
消費すればお得になるのはおかしいのでは、というご指摘があり、それもその通りなので一部訂正。
想定時とずれを見ると、消費量が減って、電力からの買電額は実績額であり固定なので、計算式(節約額 = みなしの電気料金 ー 実支払額)だけを見て、差分が大きなるためには、みなしの電気料金=消費量を大きくすればいいので、そう書いてしまった。
しかし、よく考えれば、消費量が増えると電力からの買電額と自家消費量も増えるので、結局は節約額に変わりはなさそうである。
お得になるためには、一にも二にも消費量を減らすこと。
そうすれば電力への支払額の削減と自家消費量の削減が見込め、併せて売電額の増加が見込めるので、回収期間も短くなるだろう。
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