2013/08/20

マシュマロチャレンジ(大人対子ども)

1号(♂13才)が参加しているロボロボの会(blog, facebook)というロボット教室で初の合宿があったので、これを機会に2011年にTEDで見て以来やってみたかったマシュマロチャレンジの実施を提案、実行する運びとなった。
画像はロボロボの会代表世話人がfacebookへ公開投稿されたもの。
ちなみに1号は夏休みの宿題が終わらずこの合宿をドタキャンしたのだった。

事前準備
事前に準備するものがある。
何チームできるかわからなかったので10チーム2回分とした。

材料
  • パスタ:スパゲッティ(乾麺):1.4mm x 400本以上(@20本) (約1g/本であった)
  • マシュマロ:20個以上(@1個) (ロッキーマウンテン製(アメリカ)レギュラーサイズをサンエーで購入。日本製には小さいものがある。大きさというか重さが重要)
  • マスキングテープ:18m以上(@90cm) (色は青を選択: パスタの黄と対比)
  • 紐:18m以上(@90cm) (100均で購入)
道具
  • ハサミ:10本 (10本揃わず、3本をシェアしてもらった)
  • 紙:40枚 (設計用だが、各自で工夫してもらった)
  • ペンまたは鉛筆:20本 (設計用だが、各自で工夫してもらった)
  • ルールブック:10部 (これはパワポで代用した←この場合PCとプロジェクタが必要) 
  • 測定用のメジャー:1個

当日の開始前の状況
初日のロボット教室のカリキュラムを終え、夕食後の20時ごろ開始した。
大人男性陣は多少アルコールが入っているし、大人女性陣は、食事前のコーヒータイムで打ち解けている模様であったので、アイスブレーキングが不要な状態だった。
また、子どもたちは小4から中2までで、午後からのロボット教室でチーム分けされていたので、そのチームそのままとした。中学生は各チームに一人はいた。

チーム構成
ということで1チーム3~5人で以下のような7チームを構成した。
  • 子ども男子 3チーム (5名、5名、5名)
  • 大人男子  2チーム (3名、4名)
  • 大人女子  2チーム (4名、4名)

スケジュール
1時間の枠で以下のスケジュールを構成した。
  1. (1回目の材料の準備)
  2. マシュマロチャレンジの説明 ← BEGIN
  3. チーム名届出&1回目の材料配布
  4. 1回目のチャレンジ(18分) (時間経過のアナウンスを適宜)
  5. 1回目の測定&結果発表
  6. TEDのビデオ鑑賞 (並行して2回目の材料の準備) 
  7. TEDビデオのポイントの解説
  8. 2回目の材料配布
  9. 2回目のチャレンジ(18分) (時間経過のアナウンスを適宜)
  10. 2回目の測定&結果発表
  11. 上位チームに景品贈呈 (合宿首謀者のアイデア)
  12. まとめ ← END
下の資料にあるパワポを参照のこと。

資料
以下のパワポ資料を事前に作成し、 プロジェクタで投影することにより、スケジュールがスムーズに進むようにした。(このポストに載せるためにslideshareにパワポをアップしたのだが、半角全角混在した単語では全角文字が消えるようだ)

1回目のチャレンジ
MashmallowChallenge.comインストラクションに則り、BGMには"i am sam"を流す。
18分後、すべてのチームが
塔を作って、最後にマシュマロを乗せる
パターンで、マシュマロの意外な重さにパスタの塔が耐えきれず、成績は振るわず。
1回目の最高は44㎝、最低は0cmであった。
大人チームが期待以上に熱心で、時間切れでもチャレンジを続けようとするチームがいくつかあった。

TEDのビデオ
1回目のチャレンジの後、TEDのビデオを見せる。
ポイントは、
  • プロタイプの作成→修正の繰り返しが有効
  • チームで協力することが有効
とした。
インセンティブについては割愛。

2回目のチャレンジ
2回目は、材料の特性、つまり、スパゲティの弾性と剛性、マスキングテープの粘着力、マシュマロの重さなど、に慣れたのと、構造的な考察も加わり、1チームを除き、6チームはスキルの向上の結果、成績の向上が見られた。
2回目の最高は63cmで全体を通して最高であり、最低は26cmであった。
最低の26cmのチームは1回目と成績が変わらず、向上が見られなかった。
これは、実質上のリーダ(中2)が場を支配し(この子のアイディアと作業が中心になった)、名目上のリーダ(小4、自薦)が事実上リーダを放棄したので、中2の個人作業に陥り、また、アイディアの転換が図られなかったのが原因と思われる。

総括
  • 概して大人のチームが成績がよく、また、熱心であった。
  • 子どもチームは中心人物とその他に分かれる傾向があり、子どもによっては机から離れ、ぶらぶらする子もいた。
  • 大人と子供では、スキル、メンバーシップ、目的意識、コミュニケーション能力に差があったと思う。
  • 大人たちはチャレンジが終わった後でもとても盛り上がっていた(^^)
  • ただし、今回大人たちはアイスブレーキングが済んだ状態からのチャレンジしたのであり、よく知らない人同士でチームを組むとなると方針決定、役割分担、コミュニケーションなどに、より高いハードルが存在すると思われる。
  • 小中学生にはまだ難しいのかな、と感じたのは想定外であった。
  • 子どもたちの合宿に大人が一緒に取り組むプログラムがあったのはよかった、との声もあった。
  • スパゲッティとマシュマロというのは絶妙な材料の選択だな、と感心することしきり。

参考にしたサイト 
準備や資料作成のために参考にしたサイトは以下の通り。
どうもありがとうございました。

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