FIFOとは"First In, First Out"で、最初に来たものから出て行き、最後に来たものは最後に出る。
LIFOとは"Last In, First Out"で、最後に来たものが最初に出て行き、最初に来たものは最後に出る。またはFILO(First In, Last Out)とも。
FIFOにはキュー(queue:待ち行列)とLIFOにはスタック(stack:山積み?)いう概念も覚えておく必要がある。
誰もが体に覚えがあるはずだ。
FIFOはお通じ、LIFOは嘔吐、消化物はキューとスタックを兼ね備える。ただし、FIFOやLIFOはキュー内やスタック内の要素が見かけ上消えたり物質として変化することは通常想定されていない、と思う。
世の中の身近な物理的事柄(たとえば重力に影響される机の上の本とか、店の棚(例外あり))はLIFO(FILO)が実現し易いが、頭の中のメモリー(つまり記憶)はFIFOが主流派だ。
えーと、つまり、昔のことはよく忘れる。昔の思い出は余分な情報がそぎ落とされて美化されたり、トラウマとなったり、おかげで悲しい思いも時間が癒してくれる仕組みになっている。
母親と会話すると必要な情報までがそぎ落とされて「アレがアレしてああだから」と高度に抽象化されているのでよく分からないけど、推察により補完することはできるので何とか会話になる。
思い出というと、二十歳前後(その幅はお任せする)のよく徒党を組んでいる若い女の人が(偏見)、「思い出作り」と称して旅に行ったり遊びに行ったり写真を撮ったりしていることがあるが、未来志向で行動的にもかかわらず後ろ向きな目的なのが大変気になる(本当は気にならない)。
母親に限らず自分もそうなのだが、年を取るにつれてついさっきの出来事を忘れてしまうことがままあるが、これは、スタックに要素が入りきらないか、要素には優先順位がつけられていてその優先順位が低くて切り捨てられるか、スタックが小さくなっているか、スタックが壊れているか、または一部の組み合わせ、または全部。
(昨日の深夜、ラスト・インが下痢でちくちくお腹を刺激するのにファースト・インが便秘気味で2時間ほどなかなかキューが捌けない状態だったので、せっかくだから思い出作りに思い切って書いてみました…)
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