うちの息子である1号(♂13才)は学習障害っぽいところがあって、つまり、字を書くのが苦手とか、漢字を覚えるのが苦手(読めるけどよく書き間違える)とか。思い込みが強い(中学生になって緩和されてきた)とか、体育が苦手(体の制御が不得意)とか。ありていに言うとバランスが悪い。
一番の心配ごとは、中学の成績で数学だけが極端に悪いこと。ただし本はよく読んでいて(年間千冊)、理解もしているので、数学では何かに躓いたままじゃないか、と彼の親二人はにらんでいる。
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本書は、オンライン教育というか、eラーニングというか、ITをベースとしたビデオによる教育の最先鋒、今を時めくカーン・アカデミーの創業者、サルマン・カーン氏のカーン・アカデミーの創業から今に至るこれまでをつづったもの。
どのようにして、どのような考えのもとにカーン・アカデミーを立ち上げたのか、今後どうしたいのか、どのような可能性があるのかがよくわかる。
カーン氏は、教室で1人の教師が大勢の生徒に向かって一斉に行う十把一絡げの教育ではなく、一人一人の個性に合わせた内容とペースの教育があるべきだという信念のもとに活動している。高校時代の本当にやりたい勉強を学校に理解してもらえなかった体験や、MIT時代の大勢で授業を受けるより個人のペースで勉強した経験も伏線になっているようだ。
一人一人に合わせた教育。
いつでもどこでも、気付いた時に必要な教育。
これは大人になってからも同じであるという。
幼児教育のモンテッソーリ教育の思想である、自発性と敏感期と周りのサポートの完備、に近い。
断言するが、この潮流はこれからの主流になるだろう。
教育における千年に一度の革命、教育のパラダイムシフトとは言い過ぎではない。
本書でもう一つすごいのは、カーン・アカデミーの可能性にかけて、安定高収入の証券アナリストの座を捨ててNPO法人を立ち上げたカーン氏と(家庭もあるので逡巡はあった)、同じく仕事を辞めてカーン・アカデミーに参画した超優秀な友人の「前向きさ」だろう。
何かが変わる、変える場に立っていることが見えたのだろう。
カーン・アカデミーについては、以前にも「教育のパラダイムシフト」としてポストしたが、TEDのプレゼンもわかりやすいので併せて視聴をお勧めしたい。
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話を1号に戻す。
1号の数学も、基礎である小学校のどこかで算数の何かを欠落したまま、または、誤って理解したまま進級したのが躓きの原因だと、彼の親たちはにらんでいるわけで、過去の躓きを未来への飛躍に変えるにはカーン・アカデミーのような場はそれこそ最適に思える。
カーン・アカデミーのライブラリの日本語訳版は、中学生以上が対象でまだライブラリが充実途上なので、カーン・アカデミーと趣旨はほとんど同じで国産のeboardでトライしてみることにした(トライするのは1号だが)。充実度ではカーン・アカデミーにはまだまだ及ばないけど、心意気を買った。
そのeboard上でもカーン・アカデミーのライブラリの翻訳や、算数の問題についてはカーン・アカデミーのフレームワークを用いているようだ。 オープンである。
結果が出れば、このblogで報告したい。
ちなみに、同じeboardでもアメリカのeBoardとは別物である。そっちは教育のコミュニケーション基盤のようだ。まだ日本には同じようなプラットフォームはないようだ。
uyabinの作業台。思いつきとやっつけ。
万が一役に立ちそうだと思えた時は…、疲れていませんか?
旧題は "uyabin's workbench: 思いつきとやっつけ"
2013/06/28
2013/06/24
慰霊の日、鍵を落とす
ここ2年ほど、子どもの活動の関係で図らずも、6月23日の慰霊の日は白梅の塔の式典に参加している。
3週間前には清掃活動にも参加した。
外間先生の戦記のポストでも書いたが、軍隊は軍隊と戦うのであって、民間人が戦場にいるべきでないし、民間人がいるところを戦場にすべきでない。
68年経ったいまでも酷い経験と理不尽な死に方は癒しても癒されるものではないと感じる。
ところで、慰霊祭からの帰り、16時半ごろ、家の前で家と車の鍵を紛失していることに気がついた。
とりあえず、私の素敵な奥様の車の鍵を借りて、現地に引き返し、現場捜索するも見つからず、式典設営会社に問い合わせるも見つからず、途中の移動に使ったモノレール会社に電話するも見つからず、白梅同窓会がチャーターしたバス会社へは営業時間終了とのことで連絡が付かず、万事休す。翌朝、再度バス会社へ連絡すると、ちゃんと保管されていて、仕事を終えた夕方に菓子折りを持参して取りに行く羽目になった。
バス運転手さんが、降り際に「忘れ物がないように」と注意してくださり、自分以外の席をチェックしてバスを降りたのだった。自分を疑わない馬鹿一人ここにあり。
3週間前には清掃活動にも参加した。
外間先生の戦記のポストでも書いたが、軍隊は軍隊と戦うのであって、民間人が戦場にいるべきでないし、民間人がいるところを戦場にすべきでない。
68年経ったいまでも酷い経験と理不尽な死に方は癒しても癒されるものではないと感じる。
ところで、慰霊祭からの帰り、16時半ごろ、家の前で家と車の鍵を紛失していることに気がついた。
とりあえず、私の素敵な奥様の車の鍵を借りて、現地に引き返し、現場捜索するも見つからず、式典設営会社に問い合わせるも見つからず、途中の移動に使ったモノレール会社に電話するも見つからず、白梅同窓会がチャーターしたバス会社へは営業時間終了とのことで連絡が付かず、万事休す。翌朝、再度バス会社へ連絡すると、ちゃんと保管されていて、仕事を終えた夕方に菓子折りを持参して取りに行く羽目になった。
バス運転手さんが、降り際に「忘れ物がないように」と注意してくださり、自分以外の席をチェックしてバスを降りたのだった。自分を疑わない馬鹿一人ここにあり。
「慰霊の日 魂(マブイ)落とさず 鍵落とす 馬鹿をも救う 夕陽かな」沖縄は夕陽とそれに照らされる島々の隅々が美しいといつも思う。
2013/06/20
似て非なるもの
親分肌と親分風。
寛大と尊大。
横柄と公平。
公平と公正。
一貫性と頑迷。
柔軟性と優柔不断。
融通と融資。
子供らしいと子供っぽい。
自主性と主体性。
YESとはい。
理と利。
文句と苦情と警告と忠告と勧告。
信用と信頼と信任と信望。
現実と事実と真実と真理。
愛と恋と情。
大人気と大人気ない。
羨ましいと恨めしい。
夢と希望と目標と目的。
要望と要請と要求。
エコとエゴ。
必死と必至。
共通と共有。
衆知と周知。
カワイイと顔はいい。
脇が甘いと脇がしょっぱい。
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画像は丸く寝る猫。
体の柔らかさは羨ましい限り。
寛大と尊大。
横柄と公平。
公平と公正。
一貫性と頑迷。
柔軟性と優柔不断。
融通と融資。
子供らしいと子供っぽい。
自主性と主体性。
YESとはい。
理と利。
文句と苦情と警告と忠告と勧告。
信用と信頼と信任と信望。
現実と事実と真実と真理。
愛と恋と情。
大人気と大人気ない。
羨ましいと恨めしい。
夢と希望と目標と目的。
要望と要請と要求。
エコとエゴ。
必死と必至。
共通と共有。
衆知と周知。
カワイイと顔はいい。
脇が甘いと脇がしょっぱい。
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画像は丸く寝る猫。
体の柔らかさは羨ましい限り。
2013/06/18
外に連れ出す代わりに廊下とエレベーターを使う
さっきのツイート。
本当は外に連れ出して、いい空気を吸いながら話すと結論もだいぶ違うのだろうなぁ、と思う。
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画像は原則家飼いの猫。
ベランダと隣家の屋上が外の縄張り。
歩きながら話をするのは対峙する緊張感が薄れるので、意見の交換にとても具合がいい。 職場では外に連れ出せるほど偉くないので、ちょっとちょっと、と呼び出して廊下とエレベーターを使っての行って来いの超短時間ミーティングを時々行う。これは1対1の時に限られる。
— uyabin (@uyabin) June 17, 2013
本当は外に連れ出して、いい空気を吸いながら話すと結論もだいぶ違うのだろうなぁ、と思う。
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画像は原則家飼いの猫。
ベランダと隣家の屋上が外の縄張り。
2013/06/17
「不格好経営 ―チームDeNAの挑戦」南場智子著
職場の同僚から、面白かったですよー、一気に読んでしまいましたー、ぜひ読んでください! と手渡しで押し付けられた本。
「はじめに」には、DeNA(ディー・エヌ・エー)の創業者である著者が、創業から今に至るまで成功談を語るのではなく、「失敗の経験こそ詳細に綴ることにした」とある。
スタートアップ時のマッキンゼーの同僚を引き抜いたりあちらこちらから優秀な人を引き抜く人集めや、大企業からの出資金集めなど、これは簡単には真似できないぞ、と思う。しかし、どんなにいい人材や豊富な資金がたとえあったとしても、メゲナイ精神力、ひたむきな努力がないとうまくいかないことが分かる。優秀な人材をリードし、チームを崩壊させない著者の力が背景に見えてくる。
他にも、経営コンサルタントと会社経営者の違い、チーム中心のフラットな組織、目的単位の仕事の割り振り、任せる風土、誰が言ったかではなく何を言ったか、年功にとらわれず成果での評価、失敗は当たり前で成長の機会とみなす、相手が社長であっても違うと思うなら容赦しない風通しの良さ、多様な人材への門戸の開放、などなどが随所に散りばめられていく。
弱肉強食、血で血を洗う競争市場において、本当は書けなかった、悔しくて眠れなかったこともあるだろうとは思う。それでも書ける分を失敗談と紹介しつつ、それをバネにして成長していく様は、著者自身が述べている著者の生き方そのものである。
囲い込み戦略をとる通信事業者との提携が頓挫した話しもあり、身につまされる。
通信事業者側の目論見はお客様の囲い込みであるが、お客様はそんなことは望んでいない。
読み終えて、自分の職場を振り返り、しばし思案に沈む。ふーむ。
お客様の事をどこまで感じ取れているか?
上司や経営陣が反対した時に自分が正しいと思うことを貫くことができるか?
上のせいにしていないか?
仕事を思い切り任せているか?
多様な人材を求めているか?
結論から言うと、存外に面白かった。
でも、成功のコツは書いてない。
形だけ真似してもやけどを負うだけである。
明日は出社だから、同僚に貸してくれたお礼を述べて、どこかで本書について語りたい。
そして仕事の何かを変えたい。
「はじめに」には、DeNA(ディー・エヌ・エー)の創業者である著者が、創業から今に至るまで成功談を語るのではなく、「失敗の経験こそ詳細に綴ることにした」とある。
スタートアップ時のマッキンゼーの同僚を引き抜いたりあちらこちらから優秀な人を引き抜く人集めや、大企業からの出資金集めなど、これは簡単には真似できないぞ、と思う。しかし、どんなにいい人材や豊富な資金がたとえあったとしても、メゲナイ精神力、ひたむきな努力がないとうまくいかないことが分かる。優秀な人材をリードし、チームを崩壊させない著者の力が背景に見えてくる。
他にも、経営コンサルタントと会社経営者の違い、チーム中心のフラットな組織、目的単位の仕事の割り振り、任せる風土、誰が言ったかではなく何を言ったか、年功にとらわれず成果での評価、失敗は当たり前で成長の機会とみなす、相手が社長であっても違うと思うなら容赦しない風通しの良さ、多様な人材への門戸の開放、などなどが随所に散りばめられていく。
弱肉強食、血で血を洗う競争市場において、本当は書けなかった、悔しくて眠れなかったこともあるだろうとは思う。それでも書ける分を失敗談と紹介しつつ、それをバネにして成長していく様は、著者自身が述べている著者の生き方そのものである。
囲い込み戦略をとる通信事業者との提携が頓挫した話しもあり、身につまされる。
通信事業者側の目論見はお客様の囲い込みであるが、お客様はそんなことは望んでいない。
読み終えて、自分の職場を振り返り、しばし思案に沈む。ふーむ。
お客様の事をどこまで感じ取れているか?
上司や経営陣が反対した時に自分が正しいと思うことを貫くことができるか?
上のせいにしていないか?
仕事を思い切り任せているか?
多様な人材を求めているか?
結論から言うと、存外に面白かった。
でも、成功のコツは書いてない。
形だけ真似してもやけどを負うだけである。
明日は出社だから、同僚に貸してくれたお礼を述べて、どこかで本書について語りたい。
そして仕事の何かを変えたい。
2013/06/13
「数量化革命」アルフレッド・W・クロスビー著、小沢千重子訳
ヨーロッパの発展に「数量化」の果たした役割を広範囲な分野でさ遡って検証する。
昔のヨーロッパも最初から合理的ではなく、 徐々に時間をかけて数量化になじむことで合理的な思考を獲得していったことがわかる。現代ヨーロッパの隆盛は数量化のおかげと言っても過言ではないように思える。
ただし、筆致が、教授の自己満足的な講義を長時間に渡って聴いているようで、正直に言うと私には最後まで読むのがつらかった(読み通しましたが…)。
豊富な資料のまとめとしてはいいのだろうけど。
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面白くなかった本は、書く時間がもったいないのでブログには載せない方針なのだが、私の評価とアマゾンのレビューとあまりに違うので載せてみた。
昔のヨーロッパも最初から合理的ではなく、 徐々に時間をかけて数量化になじむことで合理的な思考を獲得していったことがわかる。現代ヨーロッパの隆盛は数量化のおかげと言っても過言ではないように思える。
ただし、筆致が、教授の自己満足的な講義を長時間に渡って聴いているようで、正直に言うと私には最後まで読むのがつらかった(読み通しましたが…)。
豊富な資料のまとめとしてはいいのだろうけど。
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面白くなかった本は、書く時間がもったいないのでブログには載せない方針なのだが、私の評価とアマゾンのレビューとあまりに違うので載せてみた。
2013/06/12
父親の威厳
先週の日曜日、私の素敵な奥様はお出かけで不在のため、子供たち3人と午後を過ごすこととなった。
しばらくすると、子どもたちが「今日のおやつはー?」「おやつがない!」とまるで「おやつの提供は親の義務、おやつを食べるのは子の権利」と当然であるかのようにうるさいので主張するので、歩いて10分ほどのコンビニまで一人で物色に向かう。
梅雨の半ば、10分も歩くとさすがに汗もかいて暑いので、当初の目当てであったビスケット類ではなく、アイスにターゲットを切り替える。子供たちの顔を思い浮かべ、ハーゲンダッツのような高級アイスを横目で見ながら、お買い得感満載のアイスキャンディーの箱売りを購入する。
そして、また、10分かけて家に帰る。
玄関を開けるなり、
「おーい、みんなー、今日の獲物だぞー!」
「はーい!」
現代における給与生活者である父親の威厳はこうやって保たれる。
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画像はひと月ほど前の猫の後ろ姿。
ベランダにいる天敵の3号(♀5才)の様子を伺いつつ、耳は後ろに向けて撮影者に注意を払う。
しばらくすると、子どもたちが「今日のおやつはー?」「おやつがない!」とまるで「おやつの提供は親の義務、おやつを食べるのは子の権利」と当然であるかのように
梅雨の半ば、10分も歩くとさすがに汗もかいて暑いので、当初の目当てであったビスケット類ではなく、アイスにターゲットを切り替える。子供たちの顔を思い浮かべ、ハーゲンダッツのような高級アイスを横目で見ながら、お買い得感満載のアイスキャンディーの箱売りを購入する。
そして、また、10分かけて家に帰る。
玄関を開けるなり、
「おーい、みんなー、今日の獲物だぞー!」
「はーい!」
現代における給与生活者である父親の威厳はこうやって保たれる。
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画像はひと月ほど前の猫の後ろ姿。
ベランダにいる天敵の3号(♀5才)の様子を伺いつつ、耳は後ろに向けて撮影者に注意を払う。
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