京は理研と富士通が共同で開発したスーパーコンピュータの名前である。
ただし、「共同で開発した」が適切な表現かどうかは不明。
理論演算性能が10ペタフロップス(1京回/秒)を達成したことから名付けられたようだ。
今のところ2年連続で世界最速。
以下の3点が興味深かった。
- 2009年の事業仕分けで蓮舫議員のツッコミ「世界一になる理由は何があるんでしょうか?」「2位じゃダメなんでしょうか?」のお陰で、逆に世間の注目が集まったこと(開発も再開できた)
- 世界のトップ500の500番目は10年前のトップの性能であること(10年のアドバンテージ)
- スーパーコンピュータの使われ方が海外と日本では様相がだいぶ異なり、海外では2/3が民間企業、残り1/3が学術系に対し、京では30件のうち、1件が民間でのこり29件が学術系であること
このことは、ただちに次を意味する。
- 日本では数値計算が商業に活かされていない
- 海外では大学等のアカデミックな世界から民間企業へと頭脳流出が起きている
原本、訳本ともに2007年発行だから4年以上経過しているのに。
民間企業も頭を使った勝負になってきてる。
さて、今年は閏年。
閏はWikipediaによると「閏と潤を混同して”うるおう”という読みがなまったものとされる」が、本来は「じゅん」と読むらしい。
似たような漢字つながりで「澗(かん)」がある。10^36(10の36乗=0が36個)の桁を表す。
この澗は、次代のIPアドレス、IPv6の個数、2^128=約340澗個=340兆の1兆倍の1兆倍で使われていてるので知っていた。
ちなみに現在の主流であるIPv4の個数は、2^32=約42億個で、世界中の人口より少ない。
数の単位つながりで、京(けい)という単位があるので、京といえばスーパコンピューターとつながりで書いてみました、というところ。
画像は猫。
普段はこういう丸顔。
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