言わずと知れた知の巨人。
著者は2005年に逝去。
陳腐化していないのがすごいと思わせる。
社会が組織によって成り立っている様、その中でどう生きるかのヒントをくれる。
訳は接続詞が少ないので、言い切り型の文章が読者に思考の流れの変更を強制するところがあるような気がする。
気になったキーワード;
組織、マネジメント、知識、専門家、成果、目的、時間の集中、天才の仕事をルーティン化、リーダー、時間だけが真の制約条件、意思決定、成果は外の世界にある、権限よりも貢献が成果を生み出す、専門家と組織はお互いを必要とする、リーダーの唯一の定義はつき従うものがいること、自分の強みは何か、よいアイディアを活かす仕事をしている組織は少ない、問題は何か、フィードバック、満場一致は落とし穴、コミュニケーションの成否は受け手が決定、指揮命令から責任の組織へ、リーダシップにカリスマ性は不要(ヒトラーを見ろ)、リーダとは責任、強み重視(弱みを伸ばしてもせいぜい一般並み)、何によって覚えられたいかちょうど、自分の属する部署の仕事にやり方を、トップダウン&軍隊式から、 オーケストラ型の、楽譜を共通基盤としてプロの指揮者とソロも出来るプロの演奏者がいるような組織への変更を模索していたので良いヒントになった。 例えばこういう所。
情報型組織おいては、みなが難しいけどやってみるか、という気になった。
「いかなる貢献と業績が期待されているか」
「何が責任か」
「自分が行おうとしていることを、組織内の誰が知り、理解すれば、協力し合えるか」
「組織内の誰に、いかなる情報、知識、技術を求めるべきか」
「誰が、自分の情報、知識、技術を求めているか」
「誰を支援すべきか」
「誰に支援を求めるべきか」
を問わなければならない。
(中略)
かくして情報型組織は、高度の自己管理を要求するがゆえに、迅速な意思決定と対応を可能にする。さらに柔軟性と多様性を内包する。 (p.180, 改行挿入は私)
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