5/28(土)の夜に来襲した台風2号はコンパクトで足は4時間で通過と速かったが強烈であった。久しぶりの沖縄本島直撃で、雨はさほどでもなかったが、代わりに風がものすごかった。
本島の西側を通るコースで、風は目を中心に反時計回りなので、台風の東側、南風に台風自身の速度が加算され吹き返しと呼ばれるの風でとても強くなる。
本島横通過中の速度が時速45km/hだったようなので、これは秒速に換算すると12.5m/sとなり、本来の風よりも12.5m/s風が強くなる計算だ。那覇では最大瞬間風速55.3m/s(22:00過ぎ)を記録している。速度は5km/h単位の発表、丸めの基準が分からないので、±5km/h=±1.4m/sとすると、台風の速度は12.5±1.4m/s、これを最大瞬間風速55.3m/sから引くと、台風自身の風は元々41.4~44.2m/sの風が吹いていたことが分かる。だからどうした、いや、計算してみたかっただけ。。
今回は自宅待機だったので、家人が寝た後あたり(22時前)から風が強烈に強くなりだし、外に出るのは命の危険を感じるほど(出なかったけど)。厚みのある掃き出し窓のガラスがしなって、外の風の音に合わせて呼吸をするように内に外に膨らんだりした。気圧の変化がすごいのか引き戸がガタガタと音を立てる。
車庫の電灯が外れ、ゴーヤ、ピーマンがダメになったくらいで家には大きな被害はなかった(とても汚れた)。
翌日は7時出社だったが、通勤途中のホテルの窓ガラスが3枚ほど落下していた。軽自動車が1台窓が粉々でなくなっていた。仕事では光ファイバが切れたり停電したり落雷で設備が故障したりしたんだが、台風通過中に東京のユーザから早く直せクレーム一点張りもあったらしい。無知は怖い。結局帰宅は1時過ぎ。家は私の素敵な奥様(と子供たち)がきれいに掃除してくれていた(本島内で水の使用量が通常時に比べ25%増加したらしい)。
ここでも書いたように沖縄の台風は甘くない、ということを再認識させられた。
上の画像は気象庁のレーダー・ナウキャスト。中は気象衛星画像(水蒸気)。下はいつもお世話になっているデジタル台風の那覇に150km以内に接近した台風の経路。見にくいかも知れないが、中心に沖縄本島那覇がある。いろんなコースがある
デジタル台風では米軍の予報へのリンクもあって、気象庁と合わせて確認に利用させてもらってる。
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