2008/11/27

不味いそば屋の楽しみ方

「ちゃーやが?」(どうだ?)

10年くらい前に先輩から聞いた話。
先輩の仲間内で流行った遊びで、いかに不味いそば屋(沖縄そば)を発見するか競い合ったらしい。
沖縄本島の方だが、石垣島で不味いそば屋を発見して仲間を誘った。二人で遠く石垣島までわざわざ行って、テーブルに向かい合い、出されたそばを自分は食べずに相手が一口すするのを見て、発した一言が冒頭の言葉。

「ちゃーやが?」(勝ち誇ったように)
「たしかに…」

先輩曰く、美味しいそば屋は繁盛するし、つぶれることはない、いつでも行ける。しかし、不味いそば屋はすぐつぶれるし、なかなか見つけるのは難しいので大変な遊びだと。

ここ数年沖縄のそば業界は店の数も増え、味のバラエティも店構えも多種多様であり、個人的にはうれしい。
味もまぁまぁの店がたくさんある一方、不味いそば屋を見つけるのは確かに至難の業である。

画像はWikimedia Commonsから「高江洲そば」の沖縄そば(ゆし豆腐そば:ここのそばはおいしい)。

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