2013/03/13

「母なる海から日本を読み解く」佐藤優著

古代の久米島から琉球を見たとき、それは、沖縄から日本を見ることでもあり、日本から世界を見ながることにつながる。

この本は、佐藤氏から、政府、中央閣僚への「沖縄の対応を誤るな」というメッセージである。
ちょっと長いが引用する。
ブルブリスとの電話を終えた後、私は沖縄について猛烈に勉強したくなった。そして、沖縄関係の本を買い集め、毎日、数時間読むような生活が続いている。そこで、まず気付いたのは、沖縄には易姓革命思想(放伐思想)があることだ。これは日本人の思想的構造を理解する上での大きなパラドックスになる。南北朝時代の南朝イデオローグ北畠親房が『神皇正統記』で喝破したように、日本の国家体制の特徴は革命が起きないことである。革命が起きないことは、皇統によって担保された権威とその他の聖俗の権力が分離されているからである。この権威と権力を分離するというシステムは、寛容と多元性によって担保されている。この寛容と多元性の中に、寛容と多元性を認めない思想や革命思想も含まれている。そして、その革命思想が現実に体現されている地域が沖縄なのである。換言するならば、沖縄の思想には、日本の既存の思想を破壊する力が潜んでいる。したがって、沖縄問題は思想問題であり、対処を誤ると日本の国家体制が内側から崩壊する危険性がある。これが私の作業仮説である。(p.63 第三章 根室)
外務官僚時代に赴任したロシアで国家が解体され、周辺国が民族運動の中から独立を果たす様を体験し、その体験に加え、人が民族を意識したとき命を捧げることも厭わないと説明する。
ベネディクト・アンダーソン、アーネスト・ゲルナーなどの道具主義者が繰り返し強調するように、民族はたかだか200〜300年の歴史しかもたないにもかかわらず、ナショナリズムを古(いにしえ)の時代から存在する、ほぼ永続的なものと勘違いす る。理論的に理解しても、人間は勘違いである民族のために命を捧げることができるのだ。 (p.419 第二十三章 復古と反復)
「民族のために命を捧げることができる」を視野にいれて将来を俯瞰した時、沖縄を今のような差別的構造に組み込んだまま扱い続けると、痛いしっぺ返しを喰らうぞ、今まさにそういうリスクを抱えるているぞ、そこに気づけ、という警告書に思える。

沖縄には易姓革命が息づいていることを、著者の母親と同じ久米島出身の仲原善忠の「久米島史話」を主な題材にとき解いていく。
易姓革命とは王朝交代のない血筋を拠り所とした万世一系の思想とは対立する概念であり、Wikipedeiaから抜き出すと次の通り。
  • 徳を失った現在の王朝に天が見切りをつけたとき、革命(天める)が起きる
  • 前王朝(とその王族)が徳を失い、新たな徳を備えた一族が新王朝を立てる(わる)というのが基本的な考え方であり、本来、日本で言われているような「単に前王朝の皇室が男系の皇嗣を失って皇統が断絶する」ような状況を指す概念ではない。
  • 血統の断絶ではなく、徳の断絶が易姓革命の根拠
復帰前に作られた唄「時代の流れ」に「唐の世から大和の世 大和の世からアメリカ世 …」 とあるように、「王朝」ではなく「世」と表しているが、ほんの数十年前の最近でも世の移行を受け入れていることは個人的な実感として分かる。
敗戦直後の荒廃した土地の整備や食料の供給を行った「アメリカ世」がだんだん横暴であることがあきらかになってきてからは、その前の「大和世」に戻ろうではないか、と団結したことに1972年の日本復帰がつながる。とは言え、再度の「大和世」も平等ということを忘れたかのようでどうも世知辛い。かといって沖縄だけでやっていくにはいろいろ資源が乏しい。そこで周囲の大国を見回してみると、中華思想、共産党支配の中国は国境周辺地域への対応を見るともっとキツそうだ。台湾は仲良くなれそうだが、対中国に備えなければならないし、国連加盟していないリスクもある。韓国は日本を敵に回しそうだ。フィリピンは気候と台風以外に共通点が見いだせない。アメリカは…相変わらず世界的に尊大だ。
というふうに考えてしまうのが易姓革命思考なのですね。
この考えは、万世一系を信奉する方には、例えば、手続き的に問題がなかったのに「押し付け」憲法論が出てくることなどから、なかなか伝わらない気がする。

ちなみに、単行本時のタイトルは「沖縄・久米島から日本を読み解く」であった。オリジナルはこの本の本質を表していたが、オリジナルのままではローカルな話題 と勘違いされて売れないと見たのか、本書のキーワードの一つである「母」を出したかったのか、海の向こうにあるという「ニライカナイ」を想起させるように しているのかは不明であるが、一見わかりにくいタイトルになった。

(2013/3/18追記)
最初の引用部分を追加

2013/03/06

「このブログ内を検索」欄で結果が表示されない - その2

 「このブログ内を検索」欄で結果が表示されないの調査の続き。検索エンジンはGoogle ブログ検索なので、わかりやすくするために、ブログ検索を開く。その画面でsite指定を"uyabin.blogspot.jp"として、猫を検索する。つまり、uyabin.blogspot.jp内の「猫」を検索しろ、で結果はNGとなった。

比較として、.jpドメインにリダイレクトされる前のオリジナルの "uyabin.blogspot.com"をsite指定すると、「猫」が含まれる記事がボコボコ出てきてOKである。

blogspotでは1年ほど前に、.comから.jpへリダイレクトされているようだ。
Googleブロク検索では、リダイレクトされる前の.jpでは、まるでデータを蓄積していないかのような挙動である。
そういえば、以前にリダイレクトに気づかずにTwitterの設定で迷ったことがあることを思い出した。

回避方法は試行錯誤中につき別途ポスト予定。

2013/03/04

「このブログ内を検索」欄で結果が表示されない

このblogの右のカラムにある「このブログ内を検索」欄がうまく機能していないようだ。
この検索は「Powered by Google ブログ検索」であるのだが、検索結果が常に「結果はありません」と表示される。
ただし、左上の検索窓では表示される。
調べてみよう。

2013/02/28

バラック小屋、トタンの継ぎ接ぎ、可愛いポスト。

ポストには屋根裏部屋もついているようだ。

2013/02/24

エディックス、2回目の車検

エディックスが2回目の車検に合格したので、つまり、5年経過したので、記念にポスト。
実際は来月の3月で満5年を迎えるのだが、早めに処理した。

車検上がりのあと、エディックスらしい、テールの横顔ばかり3枚ほど撮ってみて、あとでPC画面で1つだけに絞ろうと思ったら、どうにも絞れなかったので無節操に3枚ほどアップした。
撮影デバイスはiPhone5。

車検の2日間の間は代車にフリードが貸し出され、開放感と見切りの良さに我が家の女子チーム(私の素敵な奥様、2号(♀8才)、3号(♀4才))は、面白がったみたいだが、チャイルドシートの設置を考えると、エディックスかな、というのが奥様の意見。
フリードとは設計が一世代ほど違うのではないか、つまりエディックスは初代Fitと同世代、フリードからは設計が1周遅れの印象は購入当初からあるといえばある。
外観デザインはFitもそうだが、ある角度から見るとよく、角度によってはイマイチだなと思うことがある。これはデザイナーが頑張って無理を上手く隠したプロの技なのだろうと推測する。
購入後、4年11ヶ月で走行距離は4万9千200km。1年1万kmの計算。

車検時の定形の検査の他に、交換した部品は以下のとおり。
  • 右前のスモールランプ(切れていたので)
  • 前輪にブレーキパッド。1mmしか残っていなかった。後ろはまだ5mm残っていたので交換未実施
  • ブレーキオイル
  • エンジンオイル
  • ワッシャー
  • ドレンプラグ
  • ロアーボールダストブーツ
他に、非常用発煙筒が期限切れで膨らんでいたので、自主的にLEDタイプの非常用信号灯に事前に交換しておいた。
ATミッションオイルも5万kmで交換推奨だったので、交換を指示したつもりが、交換された記録がない。その代わり、指示していないワイパーラバーの前と後が無償で交換されていた。タイヤローテーションもやってもらっていた。
ふむ。ATFは次回の点検時に交換することする。

費用が一番高い項目は重量税であった。次にブレーキパッド、自賠責と続く。そのうち人間にも重量税がかけられたりして。

とりあえず、5年経過で大きな問題もなし。
当初の目論見通りあと10年は乗れるよう、適切に扱おう。

2013/02/14

おおたかどや山から電波時計の標準電波を那覇市首里で受信(1752km)

福島県にある「おおたかどや山標準電波送信所」(40kHz)から電波時計の標準電波を受信したので、記念にポスト。
1枚目の画像の右上に(E)とあるのが、「おおたかどや山標準電波送信所」の40kHzを受信したサイン。「はがね山標準電波送信所」の60kHzだと(W)になる(E: East、W:Westと思われる)。

# ちなみに、あと1分早く撮影出来れば4:44:44のゾロ目であった。
この時計(セイコーSQ634)の電波受信の手順は、まず40kHzで受信状態をチェックした後、NGなら60kHz(はがね山標準電波送信所)をチェックするので、超長距離の「おおたかどや山標準電波送信所」からの電波でも季節、気象、時間帯などの条件が良ければ受信できるようである。ちなみに曇天である。
この撮影の後、強制的に電波を受信するボタンを押すと、はがね山(60kHz)が受信された。
Google Mapsの距離測定ツールを使って「おおたかどや山標準電波送信所」から那覇市首里(首里駅)までの距離を測定すると1752kmであった。
NICTには地域別の電界強度予測があった。2013年2月の那覇市はこちらを参照。 よくて54.3(dBμV/m)である。
冬季電界強度予想マップを見るとギリギリ届くのね。

ちなみに「おおたかどや山標準電波送信所」から福島第一原発までは17kmほど。送信所のメンテはどうしているのだろ? 

佐賀県にある「はがね山標準電波送信所」(60kHz)は那覇市首里(首里駅)から840kmの距離にある。
以前のポストでも書いたが、沖縄ではこの距離でも受信できる電波時計は少ない。

2013/02/03

Boogie Board (BB-2)

2年ちょっと前に購入したブギーボードを3号(♀4才)に壊されて、しばらくどうなるか放っておいたが、ないとやっぱり不便なので、新たに購入。

今度は電池交換のできる二回り大きいBB-2。


3号はなんでも壊す。躊躇がないのがかえって清々しいほどに潔い。耐久試験のテスターに最適である。しかし心臓の引きつり具合は半端でなく、なにか壊れたりなくなったら最初に疑ってしまうのは本人には悪いと思っている。でも当たっている。

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