ここのところ、足がなんか痒いな、と思ってたんです。ある日、ウチの猫と戯れていた私の素敵な奥様が、猫2号(ぎずも、♀2才)のアゴ下に黒く動くものを発見&捕獲、うーんノミかもねぇ、ついで猫1号(ミャウ、♀15才)の首後ろにも発見で、家庭内でノミの繁殖が確定、ノミのクラスター発生です。
隣家が餌をあげているノラネコズから私を含む家族を介して、ウチのネコちゃんずにノミが寄生、ノミは人間の足にも噛みついて、一度噛まれると数日の間にわたって痒くさせるという、初めての経験を味わいました。
ノミの寿命は1〜2ヶ月とはいうものの、繁殖力はものすごく、卵は一度に30個を毎日、孵化には1〜6日、2回の脱皮を経て、成虫になって1〜2日で血を吸い始めるというものです。
ペットショップで売られている、ノミ退治の薬は全くと言っていいほど効かず、ネコちゃんずは動物病院で処方薬を頂いて完治しました。頂いた薬は経口薬で、猫が食べるなり飲むなりして体内に吸収すると、薬は体液に混じって全身をめぐり、ノミが猫の血を吸うと薬によって死ぬというものです。1ヶ月は効果が持続するといいます。また、動物病院の先生が教えてくれたところによると、ペットショップで売られているような薬の成分に対して現代のノミは抗体を持つように進化しているとのこと。猫の友人である人間側も対抗して新しい薬が開発され、いくつか出ているとも。
しかし、薬によって猫は痒くなくなっても、人間の足はまだ痒い。これはノミが生き残っていることを意味します。
結果的には、家を2時間締め切って噴霧タイプの薬を撒くということを行いました。
では、噴霧薬がノミを本当にやっつけたのでしょうか?
そこで活躍したのがお掃除ロボット、iLifeのA7です。A7は、吸ったゴミを溜めるゴミタンクが透明になっているので、噴霧が終わったあとにA7を家中で運転させてみると、ゴミタンクに吸い取った生きたノミや死んだノミを目視で確認することができたのです。
噴霧作戦は5回行われました。つまり、窓を締め切って、換気用のファンを止めて、猫や熱帯魚や人間を外に出して、噴霧薬を撒いて、2時間後に窓を開放させて薬を外気に出して、A7を動作させゴミを収集し、ゴミタンクの中を確認し、生きているノミがいれば、ゴミを捨てる際にノミが飛び出さないよう大きめの袋の中でゴミタンクを開封して、ゴミとノミを捨てて、きつく縛って捨てるということを1週間に1回(土曜日か日曜日)で5週の計5回繰り返しました。
とうとう5回目で生きたノミを確認できなくなり、その後もA7のゴミタンクにノミを確認することはなかったので、殲滅完了としてよいと思います。ノミの生態を考えると1週間ではなく、もう少し短い3〜4日間隔で噴霧できればもっと短期間で殲滅できたかもしれませんが、終わりが見えない中では難しいところですね。あと、カーペットを掃除するコロコロテープの類もノミの糞や卵の捕獲に有効でした。
うちのケースはノミでしたが、新型コロナのような感染力の強い感染症のごとく、爆発的に増えるクラスター発生の恐ろしさを家庭内で味わったわけです。
この騒動以降、ノラネコズには触らないよう注意しています。向こうから近寄ってはきますけどね。
最後の画像は、コロコロテープで捕獲したノミ(体長0.5mm)とその糞(と思われる)、猫の毛、人間の毛です。
(この記事を書くために「のみ」とキーを打って「ノミ」に変換しようとすると出てくるのは「飲み」ばかりでした。それほどノミには縁がなかったということですが、ここまで書いて「ノミ」が第1候補となりました)
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