2018/11/01

リフレッシュ休暇でロンドンへ: DAY-5 グリニッチ編

どこに行く?
ロンドン4日目、実質ロンドン最終日。
朝になってもまだどこに行くか決めていない。
朝食を食べながら、そして食べたあとも部屋にもどってベッドに寝そべりながら考える、今ごろ考える。
バッキンガム宮殿? 今となってはそそられない。
英国空軍博物館? 1号(♂18才)が一緒だったらいいかな?
レドンホール・マーケット? いや、ハリーポッターにはそれほどでも。
そういえばテムズ川を行き来する水上バスがあってオイスターカードで安く乗れると、何かに書いてあったな。
水上バスの発着所を確認すると、グリニッチがある。
ああ、あのグリニッチか、グリニッチ天文台の、子午線の、標準時の、あのグリニッチか。
ここに決めた

ウィーンフィルの予約確認書
おっと、出かける前に、ウィーンフィルの予約確認書をよく読むと、「このメールを印刷して持ってこい、それからチケットと引き換えだ」とある。
えーっ。
プリンタなんか持ってないし、コンビニにもなさそうである。
プリントサービスのあるショップもあるっぽいけど、アールズコートからは遠い。
そういえば、とここがホテルであったことを思い出し、フロントに相談することにした。
フロントの女性に「プリンタを持ってませんか? メールを印刷したいので」と尋ねると、「ホテルのカードに書いてあるメールに転送して。印刷しておくから」と請け負ってくれた。
30分後に出向くとちゃんと印刷してあった。
Thank you very much! と満面の笑顔でお礼する。
あとで、ウィーンの友人に尋ねると、印刷しなくても大丈夫だったらしい。
えーっ。

ウィーンフィルのチケットの心配も片付いたので、さっそく、ロンドンアイという観覧車のある発着所を始点に定めた。
Citymapperを駆使して(行き先を入力して)、ウォータールー(Waterloo)駅に向かうことにする。

ところで、このCitymapper君、このときは交通手段に「タケコプター」を候補に出してウケを狙ってる。
「予備の電池を持ったほうがいいです。」だそうで。 

外はこれまでと違って風が強く肌寒い。

タケコプターで、ロンドンアイに無事に着いたのはいいが、水上バスの乗り場というかチケット売り場がわからない。
Google Mapsでは、川向うにあると示している。
えっ?
こうなったら橋を渡って行くまでだ。
ああ、この橋はいつか来た橋、見覚えあるよこの橋、つまり一昨日だ。
橋の中央でバグパイプを演奏するスコットランドの民族衣装を着たおじさんを横目に、正式な衣装だとパンツを履かないらしいけど今日は寒いよね、などと考えながら、エンバンクメント埠頭(Embankment Pier)に着く。
埠頭の隣はエンバンクメント駅。
あれ、ここならウォータールー駅へ乗り換えをしなくてよかったんじゃね?

エンバンクメント埠頭入口にある窓口で、オイスターカードは使えるか?と聞くと、親切にオイスターカードの残量を確認してくれて、このまま埠頭に行けば良いと教えてくれる。
私の英語は「このオイスターカードは使えるのか?=残量はあるか?」と解釈されたのか。
15分ほど待つと水上バスTyphoon Clipper号が到着。
下船する人はオイスターカードをかざしている。
乗り込む人はオイスターカードをかざすよう促されている。
乗船と下船のときにかざせばいいようだ。
ここでも観察と実践。


船内の席は自由、客も少ないので窓際を確保。
エンバンクメント埠頭を出た水上バスは一旦ロンドンアイ埠頭に寄る。
あれ、ロンドンアイ埠頭からも乗れるんじゃん。
ロンドンアイ埠頭を出発したあとは、タワーブリッジや、ロンドン橋、ミレニアム・ブリッジなどの有名な橋を眺めつつ、アパートに直接船をつけられる川沿いの家々を観察しながらロンドンでの居住環境に思いを馳せる。
タイムラプス動画を撮った。


グリニッチ
タイムラプス画像を撮っているうちにグリニッチ埠頭に到着。
下船したものの、グリニッチ天文台へのたどり着き方を今ごろ検索する。
埠頭には、(個人的にはウィスキーで)有名なカティサーク号が海洋博物館として展示されている。
有料なり、却下。

国立海事博物館なるものがある。
公園側から行ったのであまり見るところもなくさっさと出てしまったけど、あとで調べると割と見ごたえあるらしい。
建物の奥にもっとあったのだ。
調べないからこうなる。

公園内を天文台を目指して歩く。
あと200mというところで雨が本気で降ってくる。
これがロンドンの雨か。
ロンドンで初めて傘を使う。
まったくうれしくない。
天文台で雨宿り。
展示物を見るが、小中学生の学習にうってつけ、大人にはどうか。
晴れてきたので、天文台はとっとと出て子午線の建物へ向かう。

銅像のある丘からの眺めが素晴らしい。
子午線の建物は有料らしいので却下。
ロンドンの博物館病だね、これは。

大きな栃の木と緑の芝生が広がる素晴らしい公園をゆっくり降りていってグリニッチの市街地へ向かう。
お腹が空いた。


パブを当てにして何軒か覗くがピンとこない。
グリニッチマーケットを覗くとフードを出している屋台が何軒もある。
1周して決めあぐねて蚤の市を冷やかしてもう一度フードのエリアに戻って、ソーセージを売りにしている屋台に決める。
ソーセージバーガーのようなものにおすすめでポテトも追加してもらう。
写真も撮らせてもらった。
ゆっくりとソーセージドッグを味わう。
雨が降る前に次の目的地にたどり着かねば。

ハイ・ストリート・ケンジントン駅
グリニッチにあるカティサーク駅でDLRというライトレールの電車でバンク線に乗る。
バンク線はどちらかというと庶民的な乗客が多かった。 
バンク駅でサークル線に乗り換え、ハイ・ストリート・ケンジントン駅に向かう。
初日に間違えて降りた駅だ。
ハイ・ストリート・ケンジントン駅の駅前はおしゃれだし、アールズコート駅より街なので買い物も不便はなさそう。
この駅の近くにはユニクロがあるはずだ。
あのユニクロだ。
ここで、ウィーンフィルを聞くためにジャケットを買うのだ。
他の衣服や靴には目をつぶってジャケットでごまかす作戦である。
さて、ユニクロの印象ですが、現地人の店員は魂がないというか、ユニクロのやり方を通しているっぽいので(当然ですね)、活き活きとしていないのが気になった。
でも、お客さんはそれなりにいましたよ。
ここで、現地人の体格に合わせてあるので、袖の長さ以外はフィットするジャケットをお買い上げ。
カード払い。


地下鉄で勝手知ったるアールズコート駅に戻ると、そろそろ夕飯どき。

昨日入れなかったパブへ向かう。
このパブのメンバーも昨日と違う。
ビール2杯とフィッシュアンドチップスを頂いて、この日は終了。

帰国の日辺りに台風が沖縄に接近という情報を目にする。うーん。

明日はいよいよロンドンともお別れ、ウィーンへ向かう。

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