2015/02/23

渡嘉敷島沖でホエールウォッチング

渡嘉敷島にある「国立沖縄青少年交流の家」のプラグラム(pdf)に乗っかって2号(♀10才)と3号(♀6才)と一緒に連れ立ってホエールウォッチングをしてきた。
青少年の家のプログラムでの活動はそれだけではなく、初日はホエールウォッチング後に軽く敷地内を散策、2日目は、大谷林道のハイキング(2時間)、阿波連ビーチ横にある野外カレー料理(別の家族とペア)、 フォトフレームづくりなどを用意して頂いていた。
特に3号は初日に「連れ風呂」するほどの仲になった友達を作り、2号も巻き込まれるという大物ぶりを発揮した。
親子ともども充実した2日間であった。

まずは、ホエールウォッチング。
正味1時間のホエールウォッチングに対し、17本計26分の動画を撮影した。
それを5分弱の動画に編集したのでお時間あればどうぞ。


以下は、画像。

1日目、朝の泊ふ頭に流れ込む安里川の河口。
水面の穏やかさが印象的であった(この分だと船は揺れないね)。

2枚目、泊ふ頭北岸内の駐車場にあった警告文。
実効性はともかく、文の配置が面白い。

3枚目、渡嘉敷島への往復に乗船した「マリンライナーとかしき」
那覇泊港〜渡嘉敷間は所要35分であった。
交流の家の人曰く、この船で波の高さ4m以上だと欠航、他の船で3mで欠航とのことだった(逆だったかな)。
初日の夜は、月もなく満天の星空に天の川が見られるかなと期待していたけど、昼間の空気が霞んでいたのが夜も続いていたようで、結果は残念であった。

4枚目、2日目の大谷林道から望む、座間味島。
座間味島にはハブがいないので、観光客もそちらが多いとの事だった。 

5枚目、同じく大谷林道沿いのカンヒザクラ。よく咲き誇ってた。
この辺りではオオゴマダラも飛んでいた。体内に毒を持っているのでほぼ天敵はなく、おかげで優雅にゆったり飛ぶのが特徴だが、渡嘉敷島のそれはやや小ぶりで忙しく飛んでいた。本島にはいない天敵がいるのか? 

6枚目、これも大谷林道で見つけたコバナヒメハギ (カスミヒメハギ)。
根っこがサロンパスの匂いともルートビアの香りとも言われる。まぁ、確かに。

7枚目、大谷林道の終点で見つけたポンプ弁?
佇まいにちょっと萌えてしまった。
ボルトとナットは新しいのでそれなりにメンテナンスされているようだ。 

8枚目、ハブ捕獲器。手元のレバーを握ると先の二又が閉じる仕組み。
散策やハイキングでは交流の家の係の人が必ず持参していた。
そもそも、交流の家自体がハブの侵入防止のため、コンクリートの塀で囲まれ、敷地内への入口は必ず門を閉じるようになっていた。
ハブと共存の島。

9枚目、2日目最終目的地の阿波連ビーチ。
太陽の光が差したので海の色が鮮やか。この日一番の輝きだった。

10枚目、阿波連ビーチの砂浜。
きめが細かく、これほどの砂は今の沖縄本島にはないのでは。 
渡嘉敷島に何度も来たことがある連れ風呂友達のお父さん曰く、3月や4月が人がいなくて自然でいい、とのこと。
もっとも、ハブはいるけどね、だと。

11枚目、同じく阿波連ビーチの波打ち際。
中央右に魚の群れが写っているが分かるかな?

12枚目、マリンライナーとかしきで泊ふ頭まで。
下船後、泊大橋と夕日を望む。

2015/02/20

「認知症になった私が伝えたいこと」佐藤雅彦著

すわっ、ピタゴラスイッチの先生か! と思ったら同姓同名の別人でした。
私の実家の母親が昨年末にアルツハイマー型と血管性の混合型認知症と診断され、想像の域を出なかったこの病が突然身近になったところに、新聞に書評が掲載されているのを見て思わず購入に至った。

著者が認知症を発症してからの出来事、できなくなっていること、できること、感じていることなどなど、読み進めるうちに認知症に対する世間一般の認識と実際とのズレが、どんどん明らかになっていく。
これまで語られることがほとんどなかった認知症本人が認知症について語る、エポックメイキングな本である。

著者の書きぶりはどちらかというと誠実かつ飄々としているので感じにくいが、40代でアルツハイマー型認知症と診断され、仕事がだんだんとできなくなった頃は、本人もわけが分からず、将来の展望が見えなくなり、周囲の無理解からくる辛辣な言葉や態度はあったはずで、生き地獄だったんだろうなと思う。
しかし、彼は、一人暮らしを続けるために、このどん底から前向きに人生を切り開いていく。

著者の発症後の生活は非常に大変で現在も大変さが進行中だと思うが、発症後に新しい人生が花開いたようにさえ思えるバイタリティ、積極さ、工夫の数々に感心させられた。
もっとも、本人は大学の数学科を出てエンジニアとして活躍したのであり、携帯やタブレットなどの現代のテクノロジーを日常生活に利用しているのは、他の認知症の方々に比べ、技術的な親和性においてアドバンテージがあるのかもしれない。しかし、これからの時代の先駆けとも言える。

この本を読んでの認知症に対する私の印象は、脳内のメモリ不足が招く、短期記憶、空間認知能力の低下であり、しかし、考える力はある。ただ、キャッシュ、レジスタなどの一時的な記憶領域が不足するので考える力にも影響が出る、というもの。
それ以外は普通の人間である。
我々の社会を構成している一員にそういう人たちがいることを認知症に関わる関わらずに関係なく理解してほしい、と著者は優しくも力強く訴えている。
例えば、認知症の人に対して「徘徊(はいかい)」という言葉を使わないで欲しい、同じ地域の、社会の一員なのだから、と著者は呼びかけている。

文章は平易であり、あっという間に読み切ることができる。
しかし、読後には認知症に対する見方がころっと変わる。
そして同時に自分の偏見に気づく。

著者の期待に応えるなら社会を構成している人ならば読んでほしいが、少なくとも認知症に関わる人は誰しもが読むべき本だろうと思う。


2015/02/14

「3人であっち向いてホイ」は楽しい

概要
3人で「あっち向いてホイ」をすると2人の場合より勝負のパターンが増えて楽しい。
ジャンケンの結果であっち向いてホイを指示する人数が1人ないし2人になるので、1人で2人を相手に指示をして(1対2)、1人または2人を負かしたり、逆に(2対1)、1人で2人の指示に従って負けたり、2人からの指示をかわしたりと勝負のパターンが増え、難易度が上下するのが「3人であっち向いてホイ」の面白さのポイントである。
他に事例があるかどうかはググってないので分からないが(我慢してる)、以降は自分で考えて実践したオリジナルである(そうは言っても、小学生レベルで思いつきそうなので威張らないように自重せねば)。

 「あっち向いてホイ」の基本ルール
ジャンケンをする。
ジャンケンで勝った人が「あっち向いてホイ」と声を出しながら、負けた人に向かって指先で上下左右のいずれかを指示する。
指先の指示と同じ方向に相手が向いたら勝ち、違う方向なら引き分け。
逆にジャンケンで負けた人から見ると、勝った人の指先の指示と同じ方向を向いたら負け、違う方向なら引き分け。

3人で「あっち向いてホイ」
ここで、3人で「あっち向いてホイ」をする場合を考える。
まずは、ジャンケンで勝ち負けを決める。
3人でプレーしているので
  • 「ジャンケンで勝った人が1人&負けた人が2人の場合」
  • 「勝った人が2人&負けた人が1人の場合」
  • 「アイコの場合」
が発生する。
「ジャンケンで勝った人が1人&負けた人が2人の場合」は、1人で2人を指示するので
  • 「1人だけ負ける場合」 (下図 : 1対2 結果例A)
  • 「2人とも負ける場合」 (下図 : 1対2 結果例B)
  • 「引き分けの場合」
が発生する。


「ジャンケンで勝った人が2人&負けた人が1人の場合」は、2人で1人を指示するので
  • 「1人だけ勝つ場合」 (下図 : 2対1 結果例B)
  • 「2人とも勝つ場合」
  • 「引き分けの場合」 (下図 : 2対1 結果例A)
が発生する。


3人で「あっち向いてホイ」の確率
3人がジャンケンした場合の組み合わせはグー、チョキ、パーの3種類があるので、3の3乗で27通り。
そのうち1人だけがジャンケンに勝つ組み合わせは9通り、2人が勝つ組み合わせも9通り、アイコは残りの9通りとなる。
つまり、ジャンケンで1人勝ち、2人勝ち、アイコとなる確率は 9/27 = 1/3づつ。
2人であっち向いてホイの場合、勝つ確率は常に1/4であるが、3人の場合は、ジャンケン1人勝ち、2人勝ちで異なってくる。
ジャンケン1人勝ちの場合、あっち向いてホイで人数に限らず勝つ確率は、28/64=7/16、そのうち、1人だけ負かす確率は、24/64 = 6/16、2人を同時に負かす確率は、4/64=1/16である。引き分けは、残りの36/64 = 9/16。
ジャンケン2人勝ちの場合、あっち向いてホイで1人だけ勝つ確率は、6/16、2人とも勝つ確率は、1/16。引き分けは残りの9/16。

バリエーション
ゲームとして面白さを増すために以下のバリエーションを考えてみた。
  • スコア化 (1人に勝てば1点、2人同時に勝てば2点(あるいは3点)などで、定めた回数(10回戦とか)や点数(10点とか)に速く達した者の勝ち
  • 両手使用 (あっち向いてホイを両手でやる。勝つ確率が断然上がるが、左右別々に指し示すのは慣れが必要なので違う意味で面白い)
  • 不動点の導入 (両手使用で2人がジャンケンで勝ち、その2人が談合であっち向いてホイで上下左右をそれぞれ指し示すと確実に勝てるし、相手の1人は確実に負ける。負けを回避するために、上下左右だけでなく、「顔を動かさない」という不動点を加えて5通りの逃げ方に拡張する)
  • 4人拡張 (4人でやるとジャンケンの組み合わせ81通り、アイコが39通り(48%)もあるのでジャンケンでの決着がつきにくい。5人はもっと無理)
  • 入れ替わり戦 (よって、3人ゲームを基本として、負けた人が補欠と入れ替わるとか)

3人よれば文殊の知恵と言いますが、3人によれば「あっち向いてホイ」もいかがでしょうか?



2015/02/04

ヤマゼングローバル(Cook Hoodle)のグリスフィルター交換

我が家レンジフードはヤマゼングローバル(ブランド名はCook Hoodle)のCZ100というものである(既に廃番)。
そのレンジのグリスフィルター(煙を吸い上げる吸気側のフィルター)の取っ手の部分と外縁が劣化してきたのと、オイルの垂れが生じてきたので交換した。

1枚目の画像は、上が古いフィルターで、下が新しいフィルター。新しいフィルターは、目が細かくなり、取っ手のプラスチック部分が金属へと改良されている。

型番は「GFX2」で、HPのオンライン発注ページから注文した。
宅配会社の西濃運輸は沖縄までのネットワークが弱いようで、沖縄までは1,080円ほど加算されるので、佐川急便やクロネコヤマトより高かった。
(このヤマゼングローバルという会社、従業員数35名と書いてあるな。少ない割にはキレイなものを作る。技術主導の会社なのだろうか)
2枚目は新しいフィルターを取り付けたところ。
ほぼ10年使用しての交換ということになった。

我が家のキッチンは建築士のお薦めもあってオーダーにしたので、レンジも単品での採用となった。
もっとも、オーダーキッチンと言っても、地元のキッチンメーカー始まって以来のローコストキッチンだったらしく(たぶん、オーダーする平均価格の1/2〜1/3)、いろいろと私達の知らないところで関係各位に苦労をかけたことは知っているけど知らないこととなっている。

ハロゲンランプ(口金:GX5.3 / GU5.3、12V20W)もLED化したいが、まだ価格が高いな。

# ほとんど将来の自分用の記事であった。

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画像は iPhone6 で撮影。

2015/02/03

エディックス、2度目のタイヤ交換 (ミシュラン・エナジーセイバープラスをアマゾンで購入)

要旨
3年前に交換したトーヨーのTEO Plus の寿命がそろそろかなと判断したので、アマゾンで購入したミシュランのエナジーセイバープラスに交換した。
費用がものすごく抑えられた。

TEO Plusの寿命
溝が一部なくなってきていたし、シワのようなヒビも入ってきていた。
何より、9割方この車を運転する私の素敵な奥様によると、雨の日のスタート時に滑ってABSが作動したようなので安全面から交換が適当ととした。
前回の交換から2年と9ヶ月だったが走行距離は3万8千キロなので妥当というところ。
他にTEO Plusで気づいたところは、2万5千キロ辺りでタイヤのローテーションを行った時からややロードノイズが大きくなってきた。
側面が柔らかいのか、へたる印象がある。もう少し軽い車のほうが向いているのかもしれん。

1枚目の画像は、近所のタイヤ屋さんでホイールキャップを外したところ。
粉の錆が凄いな。
アルミホイールもよくよく調べないと軽いものを見つけられないので鉄チンホイールでいいと思ってたけどこれを見るとちょっと考えさせられる。
2枚目の画像は取り外された TEO Plus。
溝のなくなり具合とヒビが見える。

見積もり
次は TEO Plus ではなく、別のタイヤを探すとして、年間の走行距離が格段に増えたので、耐久性に定評のあるミシュランにした。
銘柄はエナジーセイバープラスで、サイズは195/65R15。
ミシュランのサイトの販売店ガイドにある店に見積もりをもらうと、取り寄せで16,000円/本、工賃等別で合計7万円近く。却下。
オートバックスの特価品で4本で48,000円工賃等別で合計5万数千円程度。候補。

ミシュラン・エナジーセイバー・プラスをアマゾンで購入
サイトをあさっていると、アマゾンで購入したとの記事を見かける。
アマゾン?
調べてみるとアマゾンでドンピシャで欲しいタイヤが見つかる。
しかも8,811円/本、4本で35,244円だ(今アマゾンをみたら7,700円/本だった)。
アマゾンの直販売なので送料無料!
タイヤの通信販売をしている店舗によっては1本の送料を2,500円取るところもあるので送料で1万円ほど浮かせる計算。即、ポッちとする。

アマゾンとオートバックスは昨年の9月に提携して、アマゾンが販売したタイヤは、オートバックスで取付可能となっている。(Amazonで購入した用品の取付・交換サービス)
同じアマゾンでマーケットプレイスで購入したものは対象外となっているので、注意が必要。 あと国産車のみ対応。

3枚目の画像は、取り付けの終わったエナジー・セイバー・プラス。

タイヤの交換
予定より2日遅れ、注文から5日目に到着。
宅配業者は佐川急便。
梱包はなく、ラベルが剥がれないようにその部分だけラッピングされたほぼ裸の状態でやってきた。
(アマゾンからその後梱包の状態はどうでしたか?のアンケートが来たのはそのせいか?)

届いたその日に事前に話をつけていた近所のタイヤ屋さんに持っていてタイヤ交換、バランス調整、バルブ交換、古タイヤ処分を込み込みで1万円/4本でやってもらった。
よって、45,244円での交換となった。

エナジー・セイバー・プラス
このタイヤの印象は、なめらかな路面だと案外に静か、路面の凹凸の音はよく拾うのでこの部分ではうるさいと感じる。
コーナーではとても素直なので運転がうまくなった気がする。
あと、よく転がるので低速だとアクセルを踏まなくてもいい。これは燃費向上につながる。
タイヤもいろいろ個性があるのがよくわかって、車の印象なんてタイヤ一つで大きく変わるね。
今のところ、満足。

4枚目の画像に見えるUTQG指標は、
  • TREADWEAR  400
  • TRACTION  A
  • TEMPERATURE  A
であった。
生産は「2814」とあったので、2014年の第28週(7月半ば)。
また、ドイツのテュフズードジャパンを見ると、他の国産メーカーの同クラスより寿命は3割り増し〜2倍近いので、 最低でも4年または5万キロ以上は持って欲しい。

追記 (2015/4/29)
続きがあります。


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