2014/04/28

クルチのスーサー

先週の金曜日、仕事を終えて職場のあるビルを出ると、隣のビルの角に植えられた高さ4mくらいのクルチ(黒檀の木)に、スーサー(ヒヨドリ)が2羽、けたたましい鳴き声をあげて着陸した。よくよく見ると、そのうちの1羽が高さ2mのほどの枝のところで何かに餌を与えているような仕草をしている。もう1羽はもっと高い枝にとまり周囲を警戒している。
葉っぱに隠れて見えないその何かはきっと雛鳥に違いないが、そこは高さも人間の手が届きそうなほどだし、巣を作るにはオープンすぎて不自然なので、どうもその1段上の枝にあるはずの巣から落ちたらしい。落ちた雛鳥の周りは危険満載だが、親鳥たち自身も危険に身を晒しているので餌やりはそれこそ必死のはずだ。雛鳥がそこからさらに落ちると次は地面なので、そのとき親たちは自分自身と他の雛鳥の安全と引き換えに養育を放棄するだろう。
助けることもできなさそうなので、君たちも大変だね、と思って通り過ぎたが、気になるのでここに書き留めておく。

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画像は、TD510ZMK2に被せられたハット。
3号(♀4才)のしわざ。
ビジュアル的にその発想はなかった。しかも、ホコリよけになっている。

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