2014/02/27

勝手読み

3号(♀5才)が、ひらがなやカタカナを読めるようになってきて、その読み方が一文字一文字だったりするのが面白い。例えば「おはよう」は「おはよー」ではなく「お・は・よ・う」と「う」を強調して読むとか。

毎朝のように出社すると、始業のチャイムに続いて、ラジオ体操が始まり、続いて朝礼、最後に自己啓発やビジネス知識に関する本を持ち回りで朗読することになっていて、まさに社畜リーマン稼業の面目躍如といったところだ。
朗読の時間は、誰かが読んでくれるのをそのまま聞くより、自分の目で文字を追う方が理解は早いし、朗読される内容自体も実際のところつまらないので、この時間はちょっとした苦痛である。

そんな気持ちとは関係なしに私の耳には朗読者の声が否応なしに届くのは仕方がないとあきらめる。
しかし、ある日よくよく聞いてみると、面白いことに気付いた。
人によってはあるフレーズや単語を、自分の中の別のフレーズや単語で置き換えてしまうのである。
例えば、こうだ。
(正) 素晴らしい可能性を秘めた人生を、あたら ムダにしているようなものです
(誤) 素晴らしい可能性を秘めた人生を、あらかた ムダにしているようなものです
あたら : 惜しくも、残念なことに
あらかた : 大部分、だいたい
この間違いを内心で「勝手読み」と名づけているが、ヒューマンエラーの用語でいうと、スリップや思い込みだろうか。

人間が何かを朗読するとき、目を通して得られた視覚情報は、脳に送られ、過去の記憶からパターンマッチングが行われる。マッチングを行っている中で 最初にマッチした結果を、発話をするためにのどを震わせ唇を動かす。発話した内容(発話情報)を自分の耳で聞き、先に得られた視覚情報へフィードバックす ることにより、視覚情報と発話情報が一致しているかどうかをチェックする。人間は、この一連の動きを、ものすごい短時間のうちに無意識に行っているようである。

さて、朝礼の朗読での間違いの仕方に着目すると、大まかに三つにタイプに分けられる。
  • よどみなく正確に文字をトレースしながら話す
  • 間違えたところに気付き元に戻っては修正してを繰り返し絵話す(つっかえて話す)
  • 間違えに気付かずに話す
1番目2番めはフィードバックが上手く行っている。
勝手読みは3番目に該当する。読んでる人の、声色、スピード、抑揚、などそれぞれ読み方には個性があるのだが、間違え方(間違えない方)にもそれがある。仕事の結果にも影響しているような気がするのは穿った見方か。

そういうことで、朗読での勝手読みには、 「子どものうそ、大人の皮肉」松井智子著に書いた、
  1. 思考を節約しようとする
  2. 最初の解釈にたどり着くとそれ以上の追求を中止する
のようでもあるし、「多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」に書いた、
多くの人は見たいと思うものだけしか見えていない
などと同じような慣性が働いているのかもしれない。

話すだけでなく、読むことでも勝手読みはある。
私自身、メールでの読み間違いが多くなってきた。
ある製品名がAX3と書いているのを、AXが3台と読み間違えるのである。
後で読み返すと、自分の犯した間違いに気づくのだが、どうも定型のパターンに合致させたがっているようである。
誤メイルは後が怖いので、とりあえず返信する際は時間をおいて確認した後に送信することにした。

さてさて、冒頭の3号もしばらくすると、一人で絵本や本を読んだりすることで、だんだんと読む量をこなすうちに、文字単位から、単語単位に、フレーズ単位に、文章単位に、成長に連れ高度になり、読み話すことがまるで生まれるときに既に身にまとっていたかのようにスムーズに読んだり話したりするようになるだろう。
もしかするとさらに高度化して、六法全書を片手に、子の権利と親の義務を語った条文を私の前で声高々に淀みなく読み上げる日が来るのかもしれない。

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画像は2010年、3才頃の猫。
まだ幼さがあって、しかも細い。

2014/02/22

鏡水大根

鏡水大根(かがんじだいこん/かがんじでーくにー)。
那覇市鏡水(かがみず)の特産。
沖縄戦で栽培が途絶えたが最近復活したらしい。苦み辛味がなく、味染み込みやすいのでおでんに最高とのこと。

見たとおり太いので、鏡水大根足! と言われたらショックかも。

2014/02/19

国際通り

3号(♀5才)と歩行者天国を行く。

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iPhone5で撮影。

2014/02/18

エディックス、フィルター類交換

ホンダで言うところの「エアクリーンフィルター」(エアコンフィルター)と「エアクリーナーエレメント」(エアエレメント、エンジン用)の交換を行った。

きっかけは、エアコンをONにすると家族から何度も「臭い!」とクレームがついたのでエアコンフィルターの交換となり、ついでにエアエレメントも交換時期を迎えており、自分で交換できるはずだ、というところである。
オイル系の処分が面倒なのはディーラーで交換、それ以外の消耗品はできるだけ自前で交換するようにしている。

左が「日東工業 脱臭タイプ」(25-003D)の旧製品であるが新品、右が既設品。
これまでに1回しか交換していないので、3個目のフィルタになる。
ちなみにホンダでは1万キロから2万キロでの交換を推奨している。

ちなみにエディックスの各種交換時期を明記したサービスデータはこちらだが、今回のフィルタ類の記載はなし。


エアコンフィルターの交換方法はこちらを参考にした。
エアコンフィルターには向きがあるので注意する。エアコンフィルターの側面に描かれている矢印を取り付けカバーの矢印の向きに合わせる。。
実際、交換後にチェックしていないことに気づいて、確認してみると逆向きに取り付けてあった。
再度、向きを正しい方向に向けて設置後、試運転してみて嫌な臭いがとれたことを確認する。
後日家族に聞いてもOKであった。

画像は、既設品のアップ。
色んな物を吸い込んでいるようで、たんぽぽの種も見える。


続いては、エアエレメントの交換。
ホンダでは5万キロごとの交換を推奨しているが、ウチのは6万2千キロも走っていた。

さて、エンジンルーム内のこの黒い箱を開ける。
ネジは5本。落とさないよう注意する。
あと、画像下のダクトのバンドもネジを回して外ずさないと開けられないことがわかったので、これも緩める(ネジは落ちない仕組み)。
ネジ5本とバンドを外して、右側からやや無理気味に開けたところ。
左手で開けながら、右手で奥のエアエレメントを取り出す。
交換も左手で開けながら、右手で置くというか軽く押しこむ。
左が新品、右が既設品。
交換前にいろいろサイトを巡ってみると、エディックスは型式により取り付け位置と形状が異なるようだ。
うちのエディックスは2008年式のDBA-BE3、エンジンはK20Aである。
G-PARTS(旧MANN製)のLA-9746V。
安さにつられて購入したが、送料のほうが高くついたというオチ。
それでもディーラーで交換するよりは安い。

交換後の効果はテキメンで、エンジンのレスポンスがアクセルにリニアに反応するようになった。というか、購入当初の軽快さを取り戻したというか。
5万キロといわず、もっと早めの交換が望ましい。

2014/02/14

タツノオトシゴ

夜更けも丑三つ時を過ぎた辺り、ベッドの横では布団の中が暑いのか悪い夢でも見ているのか、先程から3号(♀5才)が唸りを上げながら何度か寝相を乱している。彼女に体を向けて寝ていた私はそれにつられてぼやっと目を覚ましていた。その時、伸びをしようとしたのか不意に私のお腹に向かって真っ直ぐに彼女の蹴りが「入った…。」 体をくの字に曲げた後体勢を彼女に背を向けるように180度変えながら、この時ほど「お腹に子どもがいなくてよかった」と思ったことはなかった。と同時に何かがおかしいと感じ始め、眠さで緩くなった頭で「私」「お腹」「子ども」のキーワードの組み合わせになんとか理屈をつけようと私的合理性を発揮した末にたどり着いた結論は「私の前世はタツノオトシゴだった」というものであった。
タツノオトシゴ属のオスの腹部には育児嚢(いくじのう)という袋があり、ここでメスが産んだ卵を稚魚になるまで保護する。(略) 産卵するのはあくまでメスだが、育児嚢へ産卵されたオスは腹部が膨れ、ちょうど妊娠したような外見となる。このため「オスが妊娠する」という表現を使われることがある。
(Wikipediaのタツノオトシゴ)
その後、子供の頃に具志川のリーフで潜ってる最中に見つけたタツノオトシゴや、数年前に離島の漁港に打ち上げられていたタツノオトシゴに思いを馳せるまでにそう時間はかからなかった(つまり、これを書いたり、写真撮ってたっけ?と探し始めたりして眠れなくなった)。

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画像はWikimediaから。

2014/02/08

どうしようもないのか?

なんか、八方塞がりというか、打つ手が見つからないというか、どうしようもないことってあるのだけど、本当にどうしようもないものなのかな?

とりあえずというか、まずはというか、何はさておきというか、自問自答を繰り返す。

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iPhone5で撮影。

2014/02/06

TD510ZMK2のお披露目

オーディオとワインが好きなお友達をご招待して手作りパスタとスイスステーキの夕餉を囲みながら試聴会。
お腹が満たされワインが回ってきた頃に持ち寄ったCDをとっかえひっかえして、おおー、とか、うーんとか。
このスピーカーについては、「Fレンジは十分」「解像度が高い」といったところで、概ね好評でありました。持ち寄ったCDを結構鳴らしきっているというか破綻しないのでビックリした模様。「寝室に欲しい、ただし中古で」は、かのノーチラス持ち。もっとも、「もっとセッティングを追い込めるのでは」とのご指摘もあり、さもありなん。「いい意味で線が太い」はLHH-900Rの影響だと思うし、「スタンドは必須ですね」高価ですけど、「このフルレンジにセパレートアンプをおごっているのはあまりいないのでは」とか「エアーV-3の駆動力がよかったと」いった意見もありました。

ワインの量(6本)は致死量を超えてたようで4人中3人が翌日ダウン。もっか大反省中。

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iPhone5で撮影。

2014/02/01

同じ意見:睡眠の必要性

さっき義父母の家でテレビを見てたら丸さんと呼ばれる人が私と同じことを言っていた。つまり
睡眠が普通の状態
これで全部説明がつくと。
ちなみに私の記事はこちら。
睡眠の必要性または覚醒の必要性(ゲーム理論から)
その丸さんが続けて言うには
起きるのは栄養を取るため
であった。
私の意見と似ているが、その他に生殖のためでもある、というのが私の書いたことなので、似ているようで違う。
丸さんも独自に同じ解釈に辿り着いたのだと思う。

で、その番組は、NHK Eテレの「ちょこっとサイエンス」という番組らしい。
意見を言ったのは「(株)リバネス代表取締役…丸幸弘」さんらしい。
リンクがいつまで残っているかわからないので、番組紹介の魚拓を貼っておく。

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