2011/05/26

久茂地公民館のらせん階段

老朽化で閉鎖が決まった久茂地公民館の「らせん階段」はすばらしい。
エレベータを取り巻くように設計されたそれは6Fから1Fまで下りるのが苦にならない。1号(♂11才)は遅いエレベータを待つより階段で下りる方を選択していた(下りながらエレベータの各階でボタンを押すのはヤメテ欲しいが)。上りは下りよりも重力の分キツイが、それでも普通の階段よりだいぶ楽である。

なぜか?
階段の高さが低いから?
否。大まかに測ったが17cmと普通の階段と同じである。
では答えは?
階段の奥行きが長い(広い)のである。
らせんの内側が普通の階段と同じ22cm程度、外側は測り忘れたがその倍はあったように思う。
らせん階段の外側を上ったり下りたりすると、そのときの人が進行方向の上下に向かう角度が通常の階段より緩やかになる。そのかわり移動距離は長くなる。
しかし、同じ高さを上るのに人に優しいのは、角度が急な階段よりも緩やかな階段であると思う。移動距離が長くなることを補って余りある。


角度が急なのは専有面積が小さくて効率がいい。 階段はそこでくつろぐ訳でも何かを生産するわけでもないので一種の必要悪の部分として冷遇されがちである。効率的なものは、その分何かにしわ寄せが来るわけで、階段の場合は人には優しくないと感じる(幸せが来るならいいんだが)。

実家の階段が踊り場を境に角度が変わるという摩訶不思議な階段で、角度の急な方と緩やかな方では緩やかな階段が心理的肉体的に上りやすいと実体験として感じていたので、自分の家の設計者には「階段はできるだけなだらかに」と要求を出したほどである。まぁ、家が狭小なので理想的にはできなかったが設計者は自身のセオリーより角度を緩やかにしてくれたようである。

これは沖縄の城(グスク)の人が通る斜面に時々思い出したように段差をつけた作りにも通じるものがある。
初めてこの「らせん階段」を下りたときはこの私の経験則を証明してくれたようで、嬉しかった。

世の建築家に上り下りしてもらいたかったが、残念ながらもう閉館である。

2011/05/23

メッセンジャーボーイ

3月の震災以降ブログ更新頻度が落ちているが、公私心身皆忙しく、でも時間は作るもの、気にしない。

「メッセンジャーボーイ」という言葉を仕事で文字通りその意味で、皮肉を込めずに真正面によく使う。

元々の私のイメージは西洋のオフィスでデスクを回る郵便係の少年であるが、伝言を仲介するだけで仕事が成り立っている人を差している。
プロであれば、何かを提案したり、要約したり、業務用や社内外向けの言葉に翻訳したり、何かしら付加価値を与えることができそうだと思うのだが、メッセンジャーボーイと称される人びとは理解力に欠けているとしか思えない。相手の言う事書く事をそのまま、次の受け手へスルーパスし、そのリターンをまたスルーパスするだけなので、何も考える必要がない。実はそこにいなくてもいいという判断が0.5秒で下される。
しかも、情報の鮮度は落ちるし、考えない人が給料を貰っているわけで何よりも中間マージンが非常に高く付く。
私に「あなたの役割はメッセンジャーボーイではないのだから…」と言われたら仕事の遂行能力を疑われている証である(というか既にそう判断されている可能性が非常に高いが、大人なのでソフトに言うようにしている)。

画像はADAの「侘び草」 を直径20cm程度の球型水槽にいれてみて2ヶ月経過の絵。
水槽に比べ侘び草が大きかった気がするが、1週間に2回ほど、腐敗物の排出(チューブの片端を水槽に入れて、もう片端を口で吸って素早く離す、たまに失敗する)と、水量1/3~1/2の水換えを継続していることで好調である。特に専用の照明はない。
義母から頂いたグッピーが5匹のはずが先日子グッピーが2匹増えていた。

2011/05/10

Word2007, RAMDISK, IE7 and DCOM

職場のPCのWord2007で文書が保存、上書き保存が出来ないトラブルに遭遇。

アンインストール、修復、再インストール、どれもダメ。はて、困った。月一の会議資料のフォーマットがWordで造られているので仕方なしに使っているくらいWordなんて使わない。しかし、その前回起動からここまでの間に私は何をやっちゃったのか?

ネット界隈を検索して以下の原因でおかしくなっていたようで、なんとか復旧できた。

(1) IE7の一時ファイル保存先をRAMDISKから変更した

Buffaloのメモリを購入したら、メモリ管理ソフト(Buffalo RAMDISK ユーティリティ)が付いていて、チェックした覚えがないが(じゃ誰が?)、「IEのキャッシュとして使う」にチェックが入っていた。環境整理中にこれは不要とチェックを外した後におかしくなったようだ。
ちなみにExcel2007とPowerPoint2007は問題なし。

いろいろ調べてみるるとIE7のTemporary Internet Filesがメモリ管理ソフトのチェックを外すと、レジストリの設定情報と同期が取れず、動作不備となっていたようだ。
http://pcorange.jugem.jp/?eid=64

http://xwin2.typepad.jp/xwin2weblog/2008/09/office-2007inte.html
最終的に上のURLを参考にIE7のキャッシュの保存先を再指定、で復旧した(でも一時的だった)。
===コメント
おかげさまで解決しました。
Word2007で保存ができなくなった時期が、BuffaloのRAMディスクユーティティで「IEのキャッシュとして使う」を、これは不要とチェックを外した頃と一致しそうです。
私の場合、少しだけ復旧方法が異なり、IE7のインターネット一時保存場所(C:\Documents and Settings\%USERNAME%\Local Settings\Temporary Internet Files)を再作成して復旧しました。
何故かThinkPadの起動時に出ていたRescue and Recoveryプログラムのメモリエラーも出なくなりました。
ありがとうございました!
===
でも、どうしてWord2007とIE7が関係あるの?


ところが、一時は動いたものの再発。
何度か"Temporary Internet Files"のフォルダ先を変えたりもとに戻したりするのもダメ。
行き着いたのは次の問題だった。

(2) DCOMサービスが起動していなかった。

環境整理中にこれは不要とサービスを止めたらしい(またかよ。今までなんどもDCOMは止めなかったのに…)。
調べてみると、Word2007はDCOMがないと動かないらしい。
ちなみにExcel2007とPowerPoint2007は問題なし。
DCOMサービスを開始したら直った。

Word2007には正直まいった!

2011/05/09

ロボカップジュニア2011大阪大会

ロボカップジュニアの大阪大会に1号(♂11才)が出場するため、ゴールデンウィークの真っ只中、5/2(月)〜5/5(木)の間、大阪まで二人で出かけた。我が家の女子チームは猫も含めてお留守番である。
正式にはロボカップジャパンオープン2011大阪のロボカップジュニア サッカーチャレンジの部、ライトウェイト部門(プライマリー)になるのかな。

ここにいたるまでの経緯も迂余曲折。3/20(日)に行われた那覇ノード予選で初心者チームに負けて5位、4位のチームのメンバー1人が辞退したため、首の皮一枚つながって4位繰り上げで沖縄ブロック大会出場。辞退したチームの残った1名を加えて3名体制で浦添ノードも出場する沖縄ブロック予選(3/27)に出場。トーナメントを2勝して決勝進出、決勝では負けたが2位となり、大阪大会へ出場の権利を獲得となった。
決勝に残ったのは経験がある2チームだったので順当ではあるが、オウンゴール対策もできていない偶然が支配する冷や汗モノの試合内容だった。途中合流の1名は3位のチームへスピンアウトしたので大阪大会は元のメンバーで挑むこととなった。

大会では原則、関係者は周りで見てるだけで準備、スケジュール管理、トラブル対処など全てにおいて競技者(子どもたち)自身が何とかしないといけない。

沖縄代表は、出場前は1勝なんておこがましい1点取れれば儲けモノと内輪で自虐的に言ったり言われたりしたのだが、5/4(水)の予選本番では、チームメイトのマシンの進化もあり(それでもまだ水準には達していない)、結局予選敗退ながら、望外の1勝2敗1分のリーグ3位の好成績でなんとか結果は残した(「決勝行けないのー?」(おこがましい!))。
リーグ戦の組み合わせに恵まれたこともあり、沖縄から参加した他2チームより好成績であった。
5/5(木)の交流戦では、より高度なマシンを創り上げたチームに果敢に質問するなど、遅まきながら積極性も出てきていい経験になったのではないかな。

沖縄ブロック予選から大阪大会までの間に1号のプログラムはほとんど進化せず、親としてはあれこれ言いたいのを我慢して、大阪に望んだが、現地での調整もまったく不十分、水準に満たない出来のマシンで、満足いく動作、今付けているセンサーの全てを活用する、は結局出来ていなかった。

1号の場合、「観察 → 仮説 → 検証 (→ 観察に戻る)」のサイクルが出来ていない、少なくとも1度やっただけでわかった気になるか、あるいは、お手上げ状態となり何度も繰り返さないところに問題がある気がする。原因がこれだと推測したあと、試してみて改善が見られない場合、別の要因を探さないといけないところであきらめる傾向にある。
親としては、目標の与え方、つまり、1号がコントロールできる課題として具体的な目標へブレークダウンすべきだったかなと後で思う。

沖縄からは3チーム6名の子供たちが参加したが、話す内容や行動を見てると子供たちなりに感じるものはあったように思う。 参加させてよかった収穫は大きい、とは同行した保護者みんなの弁。
ちなみにそのうち1名は大阪で、1号ともう1名は帰沖直後にインフルエンザが発症した。
沖縄は梅雨入り湿度90%以上なので感染拡大はそうはない(エアコンがんがんの場合は別)。

追記(2011/5/10)
その後インフルエンザ(B型)は5名(子供x4、保護者x1)まで拡大した。他ブロックの方は大丈夫だったんだろうか。

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