ドライブレコーダーを自力で取り付けたお話。
この車を購入したときにETCを自力で取り付けてから10年経っていて、やり方をろくに覚えてなく、そこそこ困ったので、ここに記録しておく。
ドライブレコーダーを取り付けようと思い始めてかれこれ5年になる。
これがいわゆる構想5年、制作1日の超大作ってやつだ。
きっかけはというと、前を走っているオートバイが転倒したときに、善意からライダーを助ける場合があると思うが、第三の目撃者がいない場合、助けた人が加害者にされる恐れがあるとネットで聞いて、重い腰を上げる気になった。
ドライブレコーダーに対する要求は、
- 電源直結 (USB〜シガーソケットが多い)
- HDR以上 (標準的)
- 広角 (標準的)
- LED信号対応 (対応していないものがある)
- GPS対応 (時刻同期は必須)
スマホ連携は忘れていたが、Wi-Fiより、Bluetoothのほうが向いているように思う。
で、型落ちで安くなってたコムテックの一体型 HDR-75GA を勢いで購入。
電源直結用コードのHDROP-14も追加した。
電源はエーモンから出ているフューズに取り出し線がついているものをイエローハットで購入。
これは便利。
順序が前後するが、ハンドル下のカバーを取り外せば、画像2枚目のようにヒューズの用途が記載されている。
ヒューズは、メインの線はキーを抜いたら電源OFFになる28番(ACC用)、駐車監視用の常時電源に26番(ライト用)をあてがった。
駐車監視は、なくてもいいけどあってもいいので、用意することにした。
最初、ACC用に24番のオーディオ機器をつないだら、24番は実は常時電源で、キーをOFFにしてもドライブレコーダーの電源が切れなくて焦った。
思い出せば、キーを抜いてていてもCDのイジェクトボタンを押すとCDが出てきてたから、オーディオは常時電源だったのね。
ちなみにETCは27番のシガーソケット。
まずは、エーモンのヒューズの取り出し線と電源直結用コードを圧着で接続する。
ACCは28番、常時電源は26番、間違えないように(念を押すということは、間違えたということです、ハイ)。
直結用電源ケーブルの準備が整ったら、配線の準備にとりかかる。
運転席、ハンドル下のカバーを取り外す。
左下に、ロックがあるので90度ひねって左半分のカバーを外し、右半分は、はめ込みがあるので軽く力を入れて引き抜けば抜ける。
ウチの車にはオプションボタンが2つついているので、そのコードを抜く。
そうして、ようやくカバーが外せる。
ちなみにオプションはボタンは光軸調整とコーナーセンサーである。
ヒューズ盤はコードの奥。
電源コード類が邪魔して、まるで見えない。
心を鎮めて、暗闇の中の見えないヒューズを見つける。ヒューズの並びは2番目の画像のとおり。
28番がACC、26番が常時電源用だ。
ラジオペンチで28番と26番のヒューズを抜く。
代わりに、さっき電源直結ケーブルをつないだ取り出し線付きヒューズを差し込む。
忘れずにアース線もそれ用のボルトにつなぐ。
狭いので指が2本も入らなくて刺しにくくて、結構アクロバットな取り付け作業だった。
次は配線。
ドア部分のゴムパッキンを引くと抜けるので、必要な分だけ外す。
ゴムパッキンが外せたら、Aピラーの内装のプラカバーを外す。
ドライブレコーダーの取り付け位置を決めて、フロントウィンドウに付属の両面テープで固定する。
先程のAピラー経由で電源ケーブルを這わせる。
電源ケーブルをドライブレコーダーに接続する。
キーを回して、ドライブレコーダーの電源のOFF/ONを確認する。
キーをONにすると、ドライブレコーダーがONになり、キーをOFFにすると、駐車監視機能が選択できるよう案内が出て、やがてドライブレコーダーがOFFになる。
私はここで、24番のオーディオ用ヒューズにACCの電源ケーブルを接続してしまい、都合3回もやり直しするはめになった。
あとは、元通りに戻せば完了。
ドライブレコーダーの取り付け位置がバックミラーの左側にあるが、エディックスは、前席3人乗りであり、ドライバー席が普通の車より右側にオフセットしているため、ここが左右中央の位置になる。
やり直しがなければ1時間以内の作業、私は2時間かかってしまった。
ドライブレコーダーという、安心を買ったわけだが、実際に事故になんか当たりたくもないので、あわよくば車かドライブレコーダーのどちらかの寿命が尽きるまで事故に遭わずにすんで、代わりに隕石が落ちていく様子でも撮影したいもんだ。