2018/08/12

親子のための組踊鑑賞教室 執心鐘入

2号(♀14才)の夏休みの宿題に沖縄の伝統か何かを調べてまとめないといけないということで、国立劇場おきなわが主催している組踊鑑賞教室へ行ってきた。
(組踊はくみおどりと読む。300年前から続く中国からの冊封使をもてなすための琉球宮廷の伝統芸能。ユネスコ無形文化財)

これがよかった。
第一部は誰でも知っているストーリ「シンデレラ」を組踊化することで、組踊の約束事を紹介、学ばせて、第二部の「執心鐘入(しゅうしんかねいり)」で本番、古典を見させる構成。
このシンデレラが秀逸。
舞台と客席の垣根を取り払うよう親しみやすく、たくさんの笑いもあり、観客の一人を舞台に上げ演じさせることまでするんですよ。それなりのプライドを持って演じている方たちも技術の一流さはそのままになんとか組踊の復興に力を合わせていることが見て取れるのである。

親子教室ということもあり、半数は小中学生。中には団体で来ているところも3組はあった。
つまり、いきなり「執心鐘入」を見せても退屈するだけのところを「シンデレラ」を見せることで、リラックスした状態で組踊の見方が分かり、続く「執心鐘入」もほぼ満席の客席からおしゃべりは聞こえなかった。

この入門編「シンデレラ」を開発したのはブレイクスルーではないか。
(数年前から演っているようである)
外国語版もやればできそうだなぁとか夢は膨らむ。

大人にもおすすめだが、次はいつやるのか。

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