2015/09/27

mineoで「白ロム TORQUE G01のSIMピョン不具合」で困るの巻

SIMロック端末とキャリアの壁に泣いた。

1号(♂15才)が高校生ともなると、部活などの連絡はLINEを使っているらしいので、この7月にガラケーからスマホにアップグレードした。
とは言っても、お金をかけるつもりは無いので、キャリアはMVNOである ケイ・オプティコム の mineo とし、端末は本人の好みもあって頑丈そうな京セラの TORQUE G01 の中古端末(白ロム)をアマゾン経由で購入した。つまり、実際のネットワークはauとなる。
一応、ペアレンタル・コントロールのアプリを入れて、時間制限をかけている(06:00〜22:00まで使用可)。

端末購入および加入手続き後の2ヶ月ほどは問題はなかったが、昨日、1号が「SIMカードが飛び出て、勝手に電源が切れてしまう」と言ってきた。
いろいろ調べてみると、G01には「SIMピョン」問題と呼ばれる既知の不具合があるようで、彼の端末も該当した。

修理をどうするか?
とりあえず、行動。
  1.  消しゴムを切って、SIMカードを押しこむようにキャップとSIMカードの間に挟んだ。ついでに太めのゴムバンドで腹巻きのようにキャップが飛び出さないように押さえ込んだ。これだけでは、SIMカードを認識しないっぽい。今はただのWi-Fi端末である。
  2. auショップに持ち込んでみた。応対した店員が「代替品が無いおそれがあるので、KDDIのサポートに交換サービスを利用しては?」 と言うので軽くアシラワれ感を持ちつつ、家に戻ってサポートに電話することとする。
  3. KDDIのサポートに電話してみた。電話番号をmineoに割り当てられている携帯番号を伝えると、該当する契約が見つからないので対応できないとのこと (au契約でないので当然)。
  4. mineoのサポートに電話してみた。持ち込み端末の対応はできないとのこと (そうだよね)。
  5. 京セラのサポートページを見ると、携帯電話会社へ連絡しろとのこと (端末の修理窓口のアテはこれで塞がった)。
    au、SoftBank、docomo、UQ mobile、mineo向け携帯電話·スマートフォンは、各通信事業者の商品であり、下記の内容につきましては、各通信事業者にお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。
  6. G01の箱にオリジナルの携帯番号が書いてあったので、それで対応可能かもしれないとauサポートに再度電話してみた。携帯番号は確かにあるが、契約者と私が違うので本人確認ができないため対応できないとこと (本人確認はそうだよね)。
  7. アマゾン経由で販売会社へ元契約情報を開示するようメールを送信した (回答待ち)。
中古端末で、MVNOを使うと、端末故障のとき困りそうだ(困っている)。
そんなことも知らずに、白ロムに手を出すな、と言われそうだが、実際故障するとは思わなかったし、それに修理すれば直るものを捨てるわけにもいかない。

ネットで情報収集してみると、docomoは対応しているらしいとかあるので、キャリアによる考え方の違いが出ているようだ (auは、携帯端末はキャリアの商品であり、契約に紐付けれれていしかるべきである。契約されていない端末のことは感知しない、ということか)。
もっともauのauショップへ持ち込めば何とかなるかもという情報もある。

ということで明日以降、ショップに持ち込んでみる。

SIMロック反対運動の過激派になりそうだ。
(ユーザが直接製造メーカへ修理依頼できるようにしろ!)

2015/09/23

シルバーウィークはオーディオの大掃除

シルバーウィークは、実家の母親の様子を伺いに行ったり、3号(♀7才)自転車乗りに付き合ったり、2号(♀11才)のキャンプのお迎えに行ったり。
しかし、自分の中でこれだけはやるぞと決めていた、オーディオ装置大掃除を行った。
1ヶ月に1度はオーディオ装置の端子の掃除をしているという人を見かけて、これは見習うべきだ、と思ってはや半年、やっと掃除をすることが出来た。

お掃除にはアルコールの中でも無水エタノールが向いているらしく、実際家にも保管してあったので、それを使った。

2枚目の画像が、カルダスのバランスケーブル。
ケーブル被覆がカビで黒ずんでいる。
大掃除でやったことといえば、
  • 装置の電源を完全にOFFにする (完全に、というのは例えば、パワーアンプのAyre V-3は主電源スイッチの他にスタンバイスイッチがあって、通常はスタンバイスイッチで ON/OFFをしているが、今回は主電源スイッチもOFFにして、SPケーブルの+−端子間でのショートを起こさないようにした)。
  • 装置、床、ラック、ケーブルに溜まった埃をはらう (ウェーブのハンディワイパーを愛用している)
  • ケーブルを装置から外す
  • 無水エタノールを浸したティッシュと綿棒で装置とケーブルを拭く
だけなんですけどね。

3枚目は、エタノールで拭いたところ。
なんだかんだで大掃除には2時間ほどかかった。 
沖縄はまだ暑く、吉野家はつゆだく、僕汗だく。

装置の電源を落としたり、コネクタを拭いたり、コネクタの挿抜を繰り返したりしているので音は変わるかなと思ったら、最初30分位はあまりいい音にならない。が、2枚目のCDから良くなってきて、高音の明瞭さと音場の透明感が上がった気がした(装置が温まってきたのだと思う)。

時々は棚卸しも兼ねて大掃除をやらないとイケナイですね。
愛着も湧くし。

あ、そうそう、Arduinoもシルバーウィークの宿題と位置づけて、手を付けたよ、そしたら、1個のモーターのシャフトを曲げてしまったよ…。

2015/09/16

与那川でキャンプ (天の川を見る)

画像は、キャンプ当日の夜、月も雲も民家もなく、周囲を山で囲まれて外光の入ってこない絶好の条件下で撮影した天の川。
皆さんには見るだろうか? (私には見えない ^^;)
肉眼では見えたのですが…。
星はまだ遠い空に小さく光っているような状態だった。
(iPhoneなんで夜間の撮影には限界もありました)

中学生の頃、父親が友人たちと久米島に行くというので、近所の幼馴染も一緒についていった。途中船が大揺れに揺れ、生まれて初めて船酔いを経験した事もあったが、二日目の夜の夕食後、宿泊した民家から、すぐ裏の海辺へ懐中電灯を片手に蟹漁に連れて行ってもらうと、ふと見上げた空には空は無数の光で埋め尽くされ、赤いような紫色のような淡い光の帯があの「天の川」であることが容易に見て取れた。
他のみんなが干潮のサンゴ礁で蟹を探すため下ばかり見ている中、14才の私は上を見上げ、圧倒的な光景に心を奪われていた。
地球は宇宙の一部だと完全に理解できた。

 
2枚目の画像は、Wikimedia から、その時の記憶に一番近い光と色の天の川。

私には蟹は取れなかったが、父親との思い出ででもある、あの天の川をもう一度見てみたい。

2015/09/15

与那川でキャンプ

国頭村は与那(よな)のさる方の私有地でキャンプをさせてもらった。
1号(♂15才)を除く親子4人で参加。
私有地内に生えていたバナナ。
見事な付きっぷり。
画像下には小さく黄色いバナナの花が見える。
川遊び。
当日は水量の豊富で、水の透明度も見事であった。

当日見かけた水の生き物は、魚が、ウゴイ、ハゼの仲間(ヨシノボリ?)、20cm級の不明な魚、エビの仲間、サワガニの仲間、タニシの仲間など。

すわ、ヨナクニサンか? と思いきや、ココは与那国ではないのになんだろう?
と思って、家に戻って調べてみると
ヤママユガの仲間で、羽の斑点が、ヨナクニサンでは白い三角であるのに対し、これは弓なりの形ということで「シンジュサン」であることがわかった。
左前の羽が欠損している。
シンジュサンはあと一羽(匹?)見かけた。 
大きい蛾である。

巨大なアカギの下が駐車場。

2015/09/11

「風をつかまえた少年 - 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった - 」ウィリアム カムクワンバ (著), ブライアン ミーラー (著), 田口 俊樹 (翻訳)

以前にTEDでのアフリカの少年の講演を紹介したことがある。

TED 2作 (少年たちのアイディアと実行力)

このうちの風力発電を作った少年の物語が文庫本になっているのを見つけたので、機内の暇つぶしに買って読んでみた。

いや、よかった。
アフリカの少年の成功物語かと思いきや、もっと厳しかった。

マラウイというアフリカ中部の聞いたこともないような小さな国の、アホな大統領の失策や雨が降らないという気候のイタズラが重なって、国中が大飢饉で死にかけるという過酷な環境下で、その飢饉を発端とした貧しさ故に中学校に行けなかったウィリアム少年が、向学心から図書館に通い続けた末に「物理学入門 - Explaining Physics」と「エネルギーの利用 - Using Energy」という本を手にした時から人生が変わって行く、という物語。
風車が、井戸の水を汲み上げれば飢饉に耐えられるし、電気を起こせば豊かになることを理解したウィリアム少年は、もう迷わない。

まぁね、やってることは簡単だ、という人もいるかもしれないが、風力発電が動くところを見たことも、中学レベルの教育を受けたこともない少年が、英語の本を読んで理解し、周囲の嘲りに負けずに屋根より高い風車を廃品利用のオンパレードで建てるなんて、簡単じゃないよ。
風車は写真から想像できたかもしれないが、電鈴の仕組みを利用してブレーカーを作るなんて、なんて、なんて凄いのだろう。

本から知識を吸収する。
推察する。仮説を立てる。
材料を集める。
道具を作る
加工する。
知識を形にする。
笑われても気にしない。

彼の凄いところは次の一文に言い表されていると思う。
「ここまで厳しい環境だとはね。僕の想像を超えていた」とライリーさんは言った。
ぼくとしてはただ苦笑するしかなかった。彼にはまだ飢饉の話もしていなかった。 (p.437)
この本を通して彼を見てると、出来ない言い訳、やらない言い訳なんて成立しないな、と思う。

彼の物語は、何か、物とは限らない何か - 例えばこのblogの記事 - を作ることに行き詰まった時の私の師匠になる。

William Kamkwamba Official Blog

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