2009/01/23

「ナショナル・ストーリー・プロジェクト〈1〉」ポールオースター著と万年筆

米国、一般の人々からの「作り話のような実話」や「とにかく紙に書きつけたいという気になるほど大切に思えた体験」をまとめた本。

同書を読んでいると
第二次大戦が終わった翌年、私は占領軍の一員として沖縄にいた。
という文から始まる「縞の万年筆」という稿にぶち当たった。
おおっ、と思って読み進めていくと、そういえばこれを新聞で読んだことがあるぞと、記憶を辿るように検索エンジンに願いを託すと、琉球新報と沖縄タイムスがヒットした。
沖縄ではこういう沖縄戦にまつわる人捜しの話は結構新聞に載っている。人生も終盤にかかると(または過去を振り返る余裕ができると)、心に引っかかっていることを何とかしたくなるのだろうなぁ。

琉球新報の写真にある女性が抱えている本はこちら(右)のようだ。

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