猫なんですけどね。
先住猫のミャウが御年14才になるし、彼女のこの先の猫人生を考えると、母性としての喜びを一度は味わせたほうがいいだろうということで、2匹めを迎えることにしました。
ケルビム、ネコジルシ、ジモティあたりの保護猫サイトを巡回します。
こちらの条件である
- メスであること (家が狭いので縄張りの小さい方)
- 幼猫であること (馴れやすいかな)
- 性格が穏やかであること (ミャウがとてもおだやかなので引き継いでもらいたい)
などに合致しそうな猫さんを何匹かピックアップし、候補猫を私の素敵な奥様に見せて、白い靴下、胸元の白いシャツ、アシンメトリーな顔の模様など、ひと目でこの子に決めてくれました。
保護主さんがつけた名前は「ぎずも」。保護主さんの書く「人懐っこくておっとりした女の子」の「おっとり」も決め手になりました。1枚目の画像は保護主さん撮影。
しかし、「おっとり」とはなんだったのか。おっとりした女の子というよりは元気いっぱいの小学生男子!ですね。保護主さんの先住猫がもっと過激で相対的におっとりに見えたのか、猫が猫かぶってたのか、我が家の議論の的になっています。
好奇心旺盛、人間の作業に興味津々で覗きに来る、でも来訪者には警戒して隠れるし、スカートの中に潜りたがる、抱っこしたままドアの外に出ようとすると気配を察知して腕から飛び出て家の中に隠れてしまうなどなど、ま、内弁慶の最たるもの。
最近は洗面台にためた水が排水される際にできる渦巻きに全集中の呼吸。きっと夏休みの自由研究のテーマとして考えてるんじゃないかな。 あとレーザ距離計の赤いポインタ、羽のついたおもちゃが大好きですね。狩の練習です。
「見てるよ!」
「寝てるよ!」
ぎずもがミャウを見かけるたびに、プロレスごっこを挑むのですが、深窓育ちのミャウはそれがとてもイヤで、「ヤメテー」とヒステリックに叫びつつ逃げ回ります。母性発揮どころか、隠れていた闘争本能を引き出してしまった。
ストレス多くさせてごめんなさい。もうしばらくすると絶対落ち着くはずだからね、きっとね、たぶんね、だったらいいな。
ミャウちゃん、不機嫌そうですね。
でも、ぎずもが「よう兄弟、今日は寒いからお互い体を寄せ合って温め合おうぜ」とおとなしくぬくぬくと過ごす日が来ると飼い主たちは信じてますけどね。
獣医さんの「この子は大きくなるよ」の予言どおりいまでは体重5kg超え、生後8ヶ月で先輩猫を軽く追い越していきました。獣医さんはどこを見て大きくなると断言したのだろう。しっぽがミャウの2倍の太さはあるので、それかな。
「よろしくな!」