上り坂に全集中の息ハァハァと毎度苦労しているので、更なるワイドレシオ化(32T→36T)に合わせて10速化を図ってみた。
交換したのは、10速化に必要なスプロケ、リアディレーラー、シフトレバー、チェーン。あとついでにブレーキレバー。
まずはカセットスプロケットから。
初めての体験なので、まずは工具を入手。購入したのはHANDBIKEのカセットスプロケット取り外し・取り付けセット。安い割にはしっかりしているので良い。
新しいスプロケはMTB用XTグレードの CS-M771-10(11-36T)、歯の構成は2枚増えて、11-13-15-17-19-21-24-28-32-36、重量は330g。
スプロケ交換で 330 - 298 - 19 = 13g の増。
お次はディレイラー。
オリジナルは ALTUS(8速)、311g。
交換したのは、ZEEグレード、フリーライド用の RD-M640 (11-32T)。シマノのHPでは32Tまでのように見えるが、海外の掲示板で36Tは問題ないとショップの意見があったので、これを信じて導入。重さは267g。
ディレイラー交換で 267 - 311 = -44g の減。
ちなみにほとんどの部品はアマゾンで購入、このディレイラーはアマゾンでは在庫切れでQBEIで購入した。
続いて、シフトレバーの交換。
オリジナルはALTUSグレードの8速なのでたぶん SL-M310、110g。
交換したのは、DEOREグレードの SL-M6000 IR 10S と一旦購入したのだが、I-SPEC II(アイ・スペック・ツー)というシマノの規格でブレーキと一体に取り付けられて、ハンドルバーのスペースを確保できるらしい。
しかし、取り付けられない。どうやっても無理。よくよく調べてみると、I-SPEC IIって対応しているブレーキレバーじゃないとつかないらしい…。後日、自転車部品買取店(通販)に買い取ってもらった。
シフトインジケーターが付いていないけど、ペダルの重さを感じながら変速すればいいらしいので、そうすることにした。
シフトレバーは素直にZEEグレードの SL-M640 を買い直す。重量測定をし忘れたので、重量はカタログ値で127g。
シフトレバー交換で 127 - 110 = 17g の増。
I-SPEC IIの一体化を狙っていたので、ブレーキレバーも交換。
オリジナルは Avidの型番不明、153g。
交換したのはDEOREグレードの BL-T610(左右セット)、重量は99g。
ブレーキレバー交換で 99 - 153 = -54g の減。これは軽い。
交換後の重量増減はトータル66gの減。
重量だけではなく、10速化で次の効果が得られた。
- ロー側が32の外に36が付いたことで、上り坂の対応力が上がった。近所の大概の坂は登れる。遅いけど。
- スプロケの構成でよく使うオリジナルの 15-18-21 のところが 15-17-19-21 と一つ増えたことで、踏む力が抜けることが少なくなってケイデンスを維持しやすくなった。
- ケイデンス走行は脚の疲労を抑制する効果もあって、上り坂のために脚を残しておける。
- シフトインジケーターがなくなったことにより、脚と相談しながら変速するようになった。これが本来のあり方でしょうね。
いやー、やってよかった。
後日、ロードバイク換算100kmである20インチ75kmを目指して、勢い余って96kmを走ったので効果は実証されたと思う(あと4km余分に走れば100kmだったのにね)。とりあえず初心者レベルは卒業ということでいいでしょうか。